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2020年 GrandSmile 年間ベスト記事ランキング(16位~30位)

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書評 『発想の極意』 日下公人

がっちりマンデーで社長さんのおすすめということで読んでみた本です。

日下公人さんは、ものすごい経歴の持ち主です。


日下公人(くさか きみんど)さん

  • 東京大学経済学部卒
  • 三谷産業株式会社監査役
  • 日本ラッド株式会社監査役
  • 日本長期信用銀行取締役
  • 原子力安全システム研究所最高顧問会議・顧問
  • (社)ソフト化経済センター理事長
  • 東京財団会長
  • 未来予測の正確なことに定評



『発想の極意』は、こんなプロローグから始まります。

学生の頃、教授から「金魚鉢の法則」というのを教えてもらいました。

「鉢に入れられた金魚は右へ行ってガラスにぶつかり、左へ行ってまたぶつかる。そんなことをしているうちに、やがて金魚鉢の寸法を覚えて、もうぶつからなくなる。身をもって会得したことだから、それはそれでいいのだが、もう少し大きい金魚鉢に入れても、金魚はやっぱり中心部ばかりクルクル回っているんだね。これは「サラリーマンの法則」と呼んでもいいんじゃないかな」そして、教授はニヤッと笑いました。


サーカスの象も似たようなお話ですね。



「アナリシス」と「アナロジー」

  • 自分の考えを相手に伝えるには「アナリシス」と「アナロジー」の二通りの方法がある
  • アナリシス」は、論理
  • アナロジー」は、たとえ話
  • 理屈ばかりで考えていると、ひらめきやアイデアが育たず、直観力や洞察力も低下する
  • たとえ話を使っていくと、説得力がぐんとアップする


好例として、アメリカから「日本市場は閉鎖的だからドアを開けよ」と言われたとき「日本のドアはスライディング・ドアだから、正面から押しても開きません。丁寧に、礼儀正しく、横に滑らせれば開きますよ」と返した。


  • 科学はアナリシス(分析)を重視する
  • アナリシス万能主義はひらめきにフタをしてしまう
  • 人間にはアナリシスよりもっと秀れたアナロジー(類比)のパワーがあるので、一瞬にして結論に到達することも起こり得る
  • アナロジーの力こそ、人間が生まれながらにもっている直観力



「製品」の価値だけでなく顧客の「欲求充足」を忘れてはならない

  • 10代の少女にとって、靴の価値はファッションにある
  • 価格は二の次であって、耐久性などまったく意味がない
  • 母親になると、ファッションが絶対ではなくなる
  • 重視するのは耐久性、価格、はき心地である
  • 10代の女の子にとって価値のあるものが、母親には価値がない
  • 何を価値とするかは、顧客だけが答えられる
  • 消費者が買っているのは「製品」そのものではなく「欲求の充足



アカデミズムからプラグマティズムへ転向した最先進国は日本

  • アカデミズム」とは、学問や芸術の理論を重んじる立場
  • いったい何の役に立つのか、いつ役に立つのか、それが分からないのがアカデミズム
  • プラグマティズム」とは、知識や思索は道具にすぎず、行為や実践こそが重要だという立場
  • 何の役に立つか、その目的が見えているのがプラグマティズム



ストーリー力

  • 知識や暗記が大事なのではない
  • データや統計も、それを見て、そこからどんなストーリーを組み立てられるかがカギになる
  • マンガやアニメを通して鍛え上げられた日本人の「ストーリー力」が強みを発揮する
  • ストーリー力を磨いていくと、そこに日本人の「情」と「意」が浮かび上がってくる
  • その基盤の上に新しい「知」を築いていく
  • そうすれば、そこには「知・情・意」の三拍子が揃った新しい日本人が生まれてくる



ヒアリング・リテラシー(聞く力)

  • 昔と比べて低くなったように思えて心配なのはヒアリング・リテラシー(聞く力)
  • 昔は、昔話や童話を読み聞かせをし、子供のヒアリング・リテラシーを育てていた
  • 話を耳で聞く体験は、映像を見るよりも不完全なので、足りない部分はイマジネーションで補った
  • 耳で聞いた情景を頭に思い浮かべる。それがひらめきを養う元にもなった
  • 話を読み聞かせる間、子供は自分が親を独占してサービスを受けていることに深い満足を覚えた
  • 近年、これらの要素が欠けてきている



『発想の極意』では、最後に、お年寄りのつぶやいた言葉で締めくくっています。

私は、あの大震災のとき、一人のお年寄りがつぶやいた言葉を忘れることができません。 「津波は百年に一度くらい来るらしいが、どうせ来るものなら、来たのが私のときでよかった。孫の時代では孫たちが可哀そうだ、、、」と。この言葉こそ、「災後派」となった「戦前派」の思いを代表しています。



『発想の極意』は、日本人としての考え方、生き方について、深く深く心にしみるように語りかけてきます。何度も読むことで理解が深まるような気がします。



『発想の極意』 日下公人

書評 『最高の報酬』 松山太河

『最高の報酬』 松山太河


内容的には、松山太河さんが、働く人にとって意味深いものだけ選りすぐって編集した名言集、格言集になります。 がっちりマンデーで社長さんのおすすめの本ということで読んでみました。



松山太河さん

  • 早稲田大学商学部卒
  • アンダーセンコンサルティング
  • NetAge、eGroups Japan等のインターネット企業の創設に参画
  • Bit Valley Associationのディレクター
  • メールマガジン「Den」発行人
  • エンジェル投資組合クロノスファンド、EastVenturesといった投資ファンドを組成



『最高の報酬』の中から、私が共感したいくつかの名言をご紹介します。


リチャード・ブランソン(ヴァージン・グループ会長)

  • 音楽もビジネスも、クリエイトする際に、自分自身か友人達のために創るべき
  • お金儲けを目的としてビジネスしても、そうは問屋がおろさない
  • ハートから出たものじゃないと、なかなかうまくいかない
  • 一瞬の成功なんて長続きしないもの


ウォルト・ディズニー(ディズニー創業者)

  • 事業のために映画を作っているのではない
  • 映画を作るために事業をしている


ゲーテ(独作家)

  • 自分にできること、あるいは夢に思い描いていることは、すべて実行に移すことだ
  • 大胆であれば、非凡な能力と不思議な力を発揮できる


西堀栄三郎(南極観測隊隊長)

  • 新しいことをやろうと決心する前に、こまごまと調査すればするほどやめておいたほうがいいという結果が出る
  • 石橋を叩いて安全を確認してから決心しようと思ったら、おそらく永久に石橋は渡れまい
  • やると決めて、どうしたらできるかを調査せよ


湯川秀樹(ノーベル賞科学者)

  • 一日生きることは、一歩進むことでありたい


坂本竜馬

  • 何でも思い切ってやってみることですよ
  • どっちに転んだって人間、野辺の石ころ同様骨となって一生を終えるのだから


ヘンリー・フォード(フォード創業者)

  • 今こそ大きなチャンスの時である
  • だがそれを知っている人は実に少ない


H・F・アミエル(文学者)

  • 決心する前に完全な見通しをつけようとする者は、決心することができない


ミチェル・ケイパー(ロータス創業者)

  • 私が学んだ教訓は、的を絞ること
  • 一つか二つのものを取り上げたらそれに全てをかけ、必ず成功するようにあらゆる手を打つ
  • 他のことに気をそらしたりはしません


ボビー・ジョーンズ(ゴルファー)

  • 人は敗れたゲームから教訓を学びとるもの
  • 私は勝ったゲームからまだなにも教えられたことがない


トーベ・ヤンソン(風刺漫画家ムーミン作者)

  • 誰かをあんまり崇拝しすぎると、ほんとうの自由は得られないんだよ


松下幸之助(松下電器創業者)

  • 無理に売るな
  • 客の好むものも売るな
  • 客のためになるものを売れ


松山太河(著者)

  • 言霊といわれるように、一つ一つの言葉にはまさに魂が宿っているかのように感じられます
  • 価値観が多様化し、自分にとって何が一番大切なことなのかが人によって大きく異なってきています
  • 何かを求める前に、自分が本当にそれを成し遂げたいと思っているのかをよく考えないといけない



『最高の報酬』には、たくさんの著名人による名言が収録されています。読む人それぞれの価値観にあった名言に出会えるのではないでしょうか。


『最高の報酬』 松山太河

『他者と働く』著者の宇田川元一さんの講演

『他者と働く』の著者の宇田川元一さんの講演を聞く機会に恵まれました。


ごく普通の人でしたが、質問に対する回答が、的確で迷いがなかったのが印象に残ってます。

宇田川元一さん

  • 埼玉大学大学院人文社会科学研究科(通称:経済経営系大学院)准教授
  • 組織における対話やナラティヴとイントラプレナー(社内起業家)、戦略開発との関係の研究を行っている
  • 大手企業やスタートアップ企業で、イノベーション推進、組織変革のためのアドバイザーや顧問実施
  • 2007年度経営学史学会賞(論文部門奨励賞)受賞



すべての厄介な問題は、関係性のなかで起きています。 よい関係性をいかにうまくスムーズに築いていくかということを「ナラティヴ」という言葉で語っています。


ナラティヴとは

  • 立場・役割・専門性などによって生まれる「解釈の枠組み」
  • 自分の専門性、正論
  • 自分がこれまで「正しい」と信じ、必死で守ってきたもの
  • その人に固有の解釈の枠組み
  • 本人にとっての「常識」
  • ナラティヴとは、平たく言えば「思い込み」



やり方

  • 思い込みなので、自分の常識は通用しない
  • 当人同士は、ナラティヴの溝があることに気づいていない
  • だからこそ、相手の立場に立ってみる
  • (1)自分のナラティヴをいったん脇に置く
  • (2)相手のナラティヴを観察する
  • (3)相手のナラティヴのなかに飛び移って、こちら側を見てみる



よく、親や上司が、子供や部下に対して「なんでやらないの?」と「Why」の意味で言うことがあります。 でも、子供や部下は、権力格差があるので「怒っている」もしくは「反対されている」ようにしか聞こえないのです。

Why」ではなく「Reason」を知りたいんですよね。 相手の受け取り方を考慮して、理由を聞くような言い方にすることが必要なんです。



ナラティヴの話はちょっと難しい? → 巻き込まれる

  • 「巻き込む」ではなく「巻き込まれる」という発想
  • 向こう側に参入するということ



問題や課題を虫にしてしまう

  • 人と問題を切り離す
  • 問題や課題に名前をつけ、虫にしてしまう
  • どんな餌をやると太るのか、どうすれば飼いならせるのかをみなで考える


課題のままだと、人を攻撃したり非難しがちですが、ムシに置き換えることで、人と課題を切り離すことができ、当事者も客観視できるので、とてもユニークで良いやり方ですね。

書評 『波紋と螺旋とフィボナッチ』 近藤滋

『波紋と螺旋とフィボナッチ』 近藤滋

私は、黄金比フィボナッチについて知りたくて購入したのですが、最後まで、チューリング押しの内容に溢れ、筆者の独特なノリで面白く書かれています。

近藤滋さんという人柄がよく分かる本だと思います。

内容は、波紋と螺旋とフィボナッチについてですが、あえて違う切り口のところをご紹介します。



近藤滋さん

  • 日本の生命科学者
  • 京都大学医学博士
  • 大阪大学大学院生命機能研究科教授
  • 徳島大学教授
  • 名古屋大学教授
  • 日本分子生物学会第36回年会長、同会理事
  • 世界で最初に生物の縞模様がチューリング・パターンであることを実証
  • エッシャーのだまし絵についても造詣が深い



アラン・チューリングとは

  • イギリスの天才数学者
  • ドイツの暗号機「エニグマ」を解読
  • コンピュータの父」と呼ばれている
  • 人工知能の概念を生み出した
  • あまりにも時代を先取りしすぎていたため、ほかの学者に理解されなかった



問題の本質を見抜く

  • 捉えどころのない概念を、具体的・単純なものに「本質を失わずに」変換するためには、その問題の本質を見抜いていることが必要
  • メンデルは「遺伝」という捉えどころのないものを「分割不能な因子の組み合わせ」という具体的なものに変換
  • ダーウィンは「進化」という思想に近かった抽象的な概念を「変異と選択」の組み合わせに変換
  • チューリングが抽象的な問題を具体的な問題に変換できたのは、彼が本質を見抜いていたから
  • 無意味な物を極力排除する」というのが、チューリングの手法
  • 「とりあえずできること」をやっている間は、永遠に重要な答えに近づけない



ジンクピリチオン効果

  • 「言葉の衝撃力が脳に与える影響」を表現する科学用語
  • 「この製品はすごい」と思い込ませてしまう「メリット シャンプー」は有名
  • 「なんだか、すごそうだ」その心の声こそが、この言葉を聞いた時の正しい反応
  • 言葉は、その意味するところとは別に、その音感と新奇性に由来する「衝撃力」を持つ場合がある
  • 清水義範氏は「爆発性言語」の精神活動への影響力を「ジンクピリチオン効果」と命名した



『波紋と螺旋とフィボナッチ』 近藤滋

書評 『商売心得帖』 松下幸之助

『商売心得帖』 松下幸之助


松下幸之助さん

  • 実業家、発明家、著述家
  • パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者
  • PHP研究所創設者
  • 財団法人松下政経塾を設立
  • 政治家の育成
  • 死亡時遺産総額は約2450億円で、日本で最高とされている



まずは、こんなお話から

立派なお菓子屋さんがありました。そこに、ある日一人の乞食が、まんじゅうを一個買いに来ました。 お店の小僧さんは、渡すのを躊躇していたので、店のご主人がでてきて「それは私がお渡ししましょう」といったのです。

主人は、代金をもらい「まことにありがとうございます」と言って深々と頭を下げました。

小僧さんは、不思議に思ってなぜそうしたのか聞きました。 これまでどんなお客様がみえても、ご主人がご自分でわざわざお渡しし、深々と頭を下げたことはなかったのです。

主人は「これが、商売冥利というものだ」といいました。

「あの人は、いっぺんこのうちのまんじゅうを食うてみたいということで、自分が持っている一銭か二銭のいわばなけなしの全財産をはたいて買うてくださった。こんなありがたいことはないではないか。」

「そのお客様に対しては、主人の私みずからこれをさしあげるのが当然だ。それが商売人の道というものだよ」



お得意さん

  • お得意さんを増やす努力を重ねることはもちろん大切
  • 現在のお得意さんを大事に守っていくということも、それに劣らず大切
  • 一軒のお得意さんを守りぬくことは百軒のお得意さんを増やすことになる
  • また逆に、一軒のお得意さんを失うことは、百軒のお得意さんを失うことになる
  • このような気持ちで、商売に取り組んでいくことが肝要



長所を見る

  • つとめて社員の長所を見て短所を見ないよう心がける
  • 任せることによって、それぞれの人の力もおのずと養わると考えられる
  • なるべく部下の長所を見るようにし、またその長所を活用するようにすることが大切


  • 欠点があればそれを正すように心がけることも大事
  • 長所を見ることに七の力を用い、欠点を見ることに三の力を用いる


  • 部下である人もまた、これと同様に、上位者の長所を見るように心がけて尊敬し、短所はつとめてこれを補うように心がけることが大切
  • もしこれに当を得たならば、よき部下となり、上位者の真の力となるにちがいない


  • 豊臣秀吉は、主人である織田信長の長所を見ることに心がけて成功した
  • 明智光秀はその短所が目について失敗した



社是、社訓、定款とは

  • 社是、店訓をいったんつくったならば、店主自身がそれに従わなければならない
  • 店員は守らなければならないが店主は守らなくてもよい、ということは許されない
  • 店主が率先して誠実に守れば、お店は逐次繁栄していく


  • 社是や社訓は、それらの会社の定款ではない、定款は別にある
  • その定款をどう生かして成果をあげていくかということが、社是、社訓
  • 会社の定款というものは、国でいうなら憲法



『商売心得帖』 松下幸之助

書評 『人生心得帖』 松下幸之助

『人生心得帖』 松下幸之助


松下幸之助さん

  • 実業家、発明家、著述家
  • パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者
  • PHP研究所創設者。
  • 財団法人松下政経塾を設立
  • 政治家の育成
  • 死亡時遺産総額は約2450億円で、日本で最高とされている


なんと、松下幸之助さんが、あのPHPの創設者だったとはしりませんでした。遺産もものすごいですね。

『人生心得帖』には、さすが含蓄のある言葉がぎっしりです。 そのなかから、2つほどご紹介します。



前向きに考える

  • 運命というものを自分なりに、あるいは自然のうちに前向きに生かそうとしてきた
  • 自分に与えられた運命を積極的に受けとめ、それを知らず識らず前向きに生かす


例えば

  • 家が貧しく丁稚奉公に出されたが、幼いうちから商人としてのしつけを受け、世の辛酸を多少なりとも味わうことができた
  • 生来、体が弱かったがために、人に頼んで仕事をしてもらうことを覚えた
  • 学歴がなかったので、常に人に教えを請うことができた
  • 何度かの九死に一生を得た経験を通じて、自分の強運を信じることができた



人情の機微にふれた行動

  • 人から何か頼まれるというような場合、いわば「利害によって動く」という面と「利害だけでは動かない」という二つの面をもっている
  • 話をもちかけた人の態度にどこか横柄なところがあったり、高飛車なところが感じられたりすると、それが自分にとってどんなに得になる話であっても、断わってしまうことがある
  • 反対に、たとえ自分にとって負担がかかり、損になることでも、頼む人の態度が非常にていねいで誠意あふれるものであったなら、ついついその誠意にほだされて、引き受けてしまうこともある


  • 人にものを一つ頼むにしても、そうした二つの心の働きのアヤというものをよくわきまえて行動することが大切
  • 人情の機微にふれた行き方をお互いに実践することによって、よりスムーズな人間関係も築かれていく
  • 人情の機微にふれる態度や配慮というものが、お互い日々の生活においても、やはりきわめて大切
  • お互い人間には、そうした理屈では割り切れないような微妙な心の働きがある


  • お互いにどれほど人情の機微にふれた行動を日々意識して実践しているか、ときにふり返ってみたい
  • 日々の体験を味わう大成功や大失敗だけが人生における体験ではない
  • 平穏な日々の中でも、心の持ち方いかんでは、大いに体験を積むことができる



『人生心得帖』 松下幸之助



書評 『モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語』 ミヒャエル・エンデ

『モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語』 ミヒャエル・エンデ

家の本棚にずっとあったのですが、「新型コロナ禍のこの時期だから読むべき本」としてTVで紹介されていたのをきっかけに読んでみました。

なんと、挿絵もミヒャエル・エンデさんが書いたものだそうです。


コロナウイルスが、灰色の男たちと重なって、考えさせられる内容でした。 時間の花の場面では、上野にある国立科学博物館のフーコーの振り子を思い出しました。


テレワークが当たり前になり、通勤時間の2時間が増え、ゆとりや人間らしさをとりもどすきっかけを新型コロナ禍という異常事態が、与えてくれたのかもしれませんね。



ミヒャエル・エンデさん

  • 1929年生まれ
  • ドイツの児童文学作家
  • 父はシュールレアリスム画家のエドガー・エンデ
  • 『はてしない物語』の翻訳者佐藤真理子と結婚
  • 『モモ』で二度目のドイツ児童文学賞受賞



『モモ』は、物語なので内容は書けないのですが、ぜひとも読んでいただきたい本です。もちろん子どもにも。


本の中で、マイスター・ホラが、モモになぞなぞを出す場面があります。 そこだけご紹介します。


三人のきょうだいが、ひとつの家に住んでいる。
ほんとはまるでちがうきょうだいなのに、
おまえが三人を見分けようとすると、それぞれたがいにうりふたつ。

一番うえはいまいない、これからやっとあらわれる。
二番目もいないが、こっちはもう家から出かけたあと。
三番目のちびさんだけがここにいる、それというのも、三番目がここにいないと、 あとのふたりは、なくなってしまうから。

でもそのだいじな三番目がいられるのは、
一番目が二番目のきょうだいに変身してくれるため。
おまえが三番目をよくながめようとしても、そこに見えるのはいつもほかのきょうだいだけ!

さあ、言ってごらん、三人はほんとはひとりかな?それともふたり?
それとも、だれもいない?
さあ、それぞれの名前をあてられるかな?

それができれば、三人の偉大な支配者がわかったことになる。
彼らはいっしょに、ひとつの国をおさめている
しかも彼らこそ、その国そのもの!
その点では彼らはみなおなじ。



私が所有しているのはハードカバーの単行本ですが、新書版キンドル版も出ているようです。アマゾンの評価もとても良いですね。


『モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語』 ミヒャエル・エンデ

書評 『かみさまは小学5年生』『かみさまは中学1年生』 すみれ


すみれさん

  • 2007年生まれ
  • かみさまや、見えないけれどひとりひとりを見守ってくれている存在たちとお話ができる
  • ママのおなかに入る前のことをすべて覚えており、お腹の中のあかちゃんとお話しすることもできる
  • 全国を飛びまわり、子育てに悩むママはもちろん、一流企業の社長にも幸せを届けている
  • 不定期で開催しているトークショーでは、魂まで響く深い言葉と歌声に毎回号泣の嵐を巻き起こしている


信じるか信じないかは別にして、ためになることや、心を救われる内容もあり、たまにはスピリチュアルな本も良いですね。

それよりも、この本を小学5年生が書いたというのが信じられません。子どもとは思えない表現や内容です。お母さんや編集者の助けがあるにしてもです。



自分の言葉は一番の薬

  • ほんとうは自分の言葉ってなによりもつよい薬
  • いい意味でも、悪い意味でも、つよい薬
  • 「私はキラわれものだ」とか自分に言ったらほんとうにそうなる
  • 「私は幸せだ」って言ったら、ほんとうに幸せになれる
  • 相手の言葉は効かない
  • 相手に「あなたって幸せね」って言われても、自分がそう思ってなかったら意味ない
  • ようは納得してるか、納得してないかのちがい
  • 自分でしか自分を幸せにできない


相手の言うことが聞けないのは当たり前

  • 人間は相手の言うことが聞けない
  • あなたのことを一番分かってるのは、あなた


かみさまと宇宙人

  • もし宇宙人が「地球に行きたい」と思ったら1回魂になる必要がある
  • 魂も1回だけなら宇宙人になれる
  • バシャールさんが言っていることは全部がほんとうのこと
  • バシャールさんが降ろしてるのは、宇宙人の言葉
  • じつは、人間の進化は猿からではない


この話を読んで、私は、バシャールさんの本をいくつか買って読んでみました。 別途、書評を書きます。



ちがう角度から見る

  • 下から見るとつらい上り坂、でも、上から見ると楽な下り坂
  • 人間もいっしょ、見た角度がちがうだけで、まったくの別人に見える
  • ほんとうにその人を知りたいなら、ちがう角度から見ないと、その人の全部は分からない


幸せになる方法

  • 普通であること
  • みんなが「当たり前」って思ってること自体が幸せ
  • 生まれた瞬間に人間は、1回ゴールしてる
  • ゴールでもありスタート。スタートでもありゴール。
  • どんな人も人生で一度は100点満点を経験済み


「あかちゃん」じゃなかった人はいない

  • おばあちゃんやおじいちゃんも、みんな初めはあかちゃんだった
  • 新しい自分になる必要はない
  • 思い出せばいい、その胸の奥に眠る、大切なメッセージを



すみれさんとお母さんのブログもありますよ。

ブログ:すみれ&ゆき オフィシャルブログ「ありがとう!!!」

物事が上手くいくにはどうしたらよいか?

  • 物事は実はすべて上手くいっている
  • 物事が上手くいっていると信じ、確信し、心に余裕を持つ
  • もし焦ってしまった時は「これは物事が上手くいくための過程なんだ」と思う
  • 物事が上手くいくことを楽しみにする

ほめ方には簡単なコツがある

人間関係をスムーズにするには「ほめる」ことが有効です。

ほめられて嫌な気分になる人はあまりいませんよね。


ほめるには、3つのSというものがあります。

  • すごい
  • さすが
  • すばらしい


簡単ですね。「すごい」「さすが」「すばらしい」なら照れることなく普段の会話に使えます。 3つのSは、はっきり言わなくても小声でもいいのです。むしろ小声で言ったほうが効果がある場合もあります。



家族でほめあいましょう」といわれても、家族間では照れますよね。 そんな場合は、言葉ではなく文字で伝えるとよいです。

家族のLINEグループを作って、毎日1つはお互いにほめるコメントを送ったり、 冷蔵庫などにほめボードを作って、そこに付箋等に良かったこと頑張ったことなど書いて、人知れず貼っておくのも良い手です。

面と向かっては言いづらいものは文字が一番!



ほめる時は横ではなく縦でほめましょう。

  • 横でほめる:人と比べる
  • 縦でほめる:過去と比べる

誰かと比較するのではなく、自分自身と比較するのです。縦に褒めることにより、より心に響くほめ方になります。 それは、あなたをしっかり見ていますよという意思表示になるからです。



参考:松本秀男さんの書籍

書評 『スタンフォード式 疲れない体』 山田知生 食事と姿勢とマインドセット編

『スタンフォード式 疲れない体』 山田知生


下記にて、『スタンフォード式 疲れない体』のIAP呼吸編をご紹介しましたが、 今回は、食事と姿勢とマインドセット編になります。

書評 『スタンフォード式 疲れない体』 山田知生 IAP呼吸編



食事

  • 疲労回復に欠かせないのは「ビタミン」と「夕ンパク質
  • 「ゴージャス」より、「シンプル」で「ヘルシー
  • 「必ず腹八分目まで」がスタンフォードの鉄則
  • ヨーグルト」と「チーズ」は、腸内環境を整える発酵食品で、タンパク質も摂取できて一石二鳥
  • ぬか漬け、納豆、味噌汁は優れた栄養食品
  • タンパク質と炭水化物の割合は3:1、「具が米の3倍の牛丼」のイメージ
  • 脂っこく、甘いものを口にするのは避ける
  • できれば毎日違うものを食べる
  • タンパク質、ビタミンはとにかく疲労回復にいい
  • 炭水化物はできるだけ茶色いものを


朝食

  • 朝食抜きはNG
  • 朝食抜きは、血糖値が極端に急上昇し、その後急降下する「血糖値スパイク」をおこし、糖尿病や心臓病にもつながる
  • 朝食を抜くと、体温上昇がゆるやかになり、パフォーマンスが上がらない
  • 朝食は、その日の活動に際しての「エネルギー源」になる
  • 朝食を抜くのは、夜間充電できず電池が減ったままのスマホを昼まで乗り切らなければいけないのと同じ
  • 朝は一番体が「飢餓状態」にあるので、栄養吸収率も高いタイミング


パン

  • パンはあまり食べないようにする
  • 食べるなら、ライ麦パンなど高繊維質で栄養価が高く糖質が少ない茶色いもの
  • 食物繊維が血糖値の上昇を抑えてくれるため
  • メインより先に糖質が多いパンを食べてしまうと、血糖値スパイクのリスクが高まる
  • 白米も糖質が多い → 玄米


甘い清涼炭酸飲料

  • ペットボトル1本に、ティースプーン山盛り10杯分の砂糖が入っている
  • 1日に取っていい砂糖の量を、1本で超えてしまう
  • 飲むと一気に吸収されるので、血糖値スパイクがとても起こりやすい
  • 甘い清涼炭酸飲料は疲れと肥満を招く危険なドリンク


耳と肩とくるぶしを結んだラインが地面と垂直

  • 肩より耳が前に出ていると、起きている間ずっと「疲れる体の使い方」をしている
  • 耳と肩のラインがまっすぐになっていて、地面と垂直な状態が正常
  • この耳と肩のラインがまっすぐな状態を、どの動作であってもできるだけキープする
  • 体の側面のラインを意識することで、体の負荷が少ない基本の状態を作ることができる


立ち方

  • あえて意識しない限り、体重は体の右側にかかりっぱなしになる
  • 立っているときは、軽く左右に揺れながら立つ
  • 腰の骨の一番出た部分を中心に、左右に小さく揺れて、ゆっくりと体重移動する


座り方

  • 肩甲骨を寄せるように意識し、顎をまっすぐ引く
  • 肩甲骨を寄せると、肩周りにある上部僧帽筋はリラックスし、肩こりを防げる
  • 疲れやすい人は、首が前に出ていることが多い
  • 30分に1回は立ち上がる


水分補給

  • 水分補給は、欠かしたくない「体のメンテナンス」作業
  • コップ1杯の水を、1日6~8杯飲む(1日に1.5リットルぐらい)
  • 人間は1日に1リットルほど汗をかく
  • 血行をよくして活動のエネルギーとなる栄養分と酸素を細胞や筋肉に運ぶ必要がある


マインドセット

  • 同じ能力の持ち主でも、マインドセットによってパフォーマンスを発揮できる力が変わってくる
  • 成長型マインドセット」を大人になっても維持できるかどうかが、何事においても成否の鍵
  • 何度も失敗を重ね、そしてチャレンジすることで能力を伸ばし、成長する
  • 失敗とチャレンジをくり返すプロセスは、人間の成長に欠かせないもの
  • 自分の能力は、努力によって変化する
  • どうやったらうまくいくかを前向きに考えつづける
  • 固定型マインドセットにならない


yet「まだ~」

  • 「~できない」と決めつけるのではなく、「まだ、~できない」と考える
  • 「自分には無理だ」とあきらめず、「まだ、自分には難しい」とその先を見据える
  • たったひと言「まだ」と付けるだけで「自分はまだそのレベルではないけれど、いずれできるようになる」という思考に切り替えることができる



『スタンフォード式 疲れない体』 山田知生

書評 『スタンフォード式 疲れない体』 山田知生 IAP呼吸編

『スタンフォード式 疲れない体』 山田知生


IAP呼吸法」が鍵であり、腹式呼吸とは違ったもので、姿勢を正しくし余分な負荷が減り、疲れにくくしてくれるものだそうです。



山田知生さん

  • 24歳までプロスキーヤー
  • スタンフォード大学 スポーツ医局アソシエイトディレクター
  • スタンフォード大学 アスレチックトレーナー
  • スタンフォード大学 スポーツ医局にて15年以上の臨床経験



疲れの原因

  • 疲れの原因を、乳酸だけに求めるのはナンセンス
  • 乳酸は、筋肉疲労をやわらげるために発生するという説もある
  • 疲れの原因として明らかなものの一つに「睡眠不足」がある


ケガの予防

  • ケガの予防のためには、中枢神経にアプローチして動作をスムーズに矯正しなければならない
  • 「筋肉や関節をケアする」というものから「中枢神経の機能を正しく整えて、動作をスムーズにする」という方向に変わってきた


スポーツ医学において大切な事

  • 疲れが最小限になるように予防する
  • 試合中に最高のパフォーマンスを発揮できるようにする
  • 試合後のダメージの回復を最大限にする
  • 筋肉量が多い=疲れないというわけではない
  • 適切に予防と回復を行えるかどうかが「疲れない最強の体」を実現する鍵を握っている


IAP

  • 世界最新の疲労を防止する理論
  • 鍵を握るのは「横隔膜」と「体内の圧力」
  • IAP」とは「Intra Abdominal Pressure」の略
  • 日本語に訳すと「腹腔内圧 (腹圧)」
  • 人間のお腹の中には「腹腔」と呼ばれる胃や肝臓などの内臓を収める空間がある
  • 腹腔内の圧力が「IAP」


IAP呼吸法

  • 息を吸うときも吐くときも、お腹の中の圧力を高めてお腹周りを固くする呼吸法
  • お腹周りを固くしたまま息を吐ききるのが特徴
  • 腹圧呼吸」とも呼んでいる
  • 「腹圧呼吸」は、息を吐き出すときに「お腹をへこませない」
  • いわゆる「腹式呼吸」は、息を吐き出すときに「お腹をへこませる」
  • 横隔膜を下げながら息を目一杯吸い、お腹をパンパンに膨らませたまま(その圧を保ったまま)息を吐くのが、自然に腹圧がかかった「腹圧呼吸」


IAP呼吸法の効果

  • 腹圧が高まることで、体の中心(体幹と脊柱)がしっかり安定する
  • 体の中心を正しい状態にキープできる
  • 正しい姿勢になる
  • 中枢神経の指令の通りがよくなる
  • 中枢神経と体の連携がスムーズになる
  • 体が「ベストポジション」(体の各パーツが本来あるべきところにきちんとある状態)になる
  • 無理な動きがなくなり、余分な負荷が減る
  • 体のパフォーマンスレベルが上がり、疲れやケガが防げる
  • 酸素の最大摂取


故障中でも、できる範囲で体を動かす

  • 体は、動かさないと機能が衰えてしまうようにできている
  • 日中に体をある程度動かさないと、夜間に体がリカバリーされない
  • 日中、あまりにじっとしていると交感神経と副交感神経の交替がうまくいかない
  • すると、自律神経が乱れて夜しっかりと休めなくなる
  • 夜に深い睡眠が取れなければ、体内の修復作業は妨げられてしまう


眠る前の2分間、IAP呼吸法をすることを習慣にする

  • 負荷のかからない軽い運動とともに就寝前のIAP呼吸法をすすめる
  • 体を軽く動かしたほうが、血液の流れが促進されて脳と筋肉にたくさん酸素を送ることができ、疲労物質の滞留を防ぐことができる
  • 人は動きつづけているのが本来の姿
  • IAP呼吸法の鍵を握る横隔膜には自律神経が集中している
  • ゆっくりとした呼吸による横隔膜の動きが副交感神経を優位にしてくれる
  • 就寝前の「IAP呼吸法」は、休息の質を高めるアプローチとしてうってつけ


睡眠

  • 5時間睡眠では短すぎる
  • 睡眠時間が短いと、テストステロンの分泌率が減少する
  • テストステロンは男性ホルモンの一種で、筋肉増強や疲労回復にも影響する



『スタンフォード式 疲れない体』 山田知生

怒りというのはリクエスト

NHKの「おはよう日本 街かど情報室」で、怒りについて特集をしており、日本アンガーマネジメント協会の安藤俊介さんが教えてくれました。


安藤俊介さん

  • 一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事
  • 怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の日本の第一人者
  • 教育現場から企業まで幅広く講演、企業研修、セミナー、コーチングなどを行っている
  • トレーニングプロフェッショナルにアジア人で唯一人選ばれている
  • PRESIDENT anan MORE AERA 婦人公論 東洋経済 日本経済新聞 ミヤネ屋 王様のブランチ等出演多数



怒りというのはリクエスト

  • 相手に今こうして欲しい、次はどうしてほしいという要求を伝えるのが怒りの目的
  • 感情的にならずに相手に伝える
  • 相手にいかに聞いてもらうかが大切


NGワード

  • いつも
  • 絶対
  • 必ず
  • なんで
  • どうして

  • 「いつも~」など、決めつけの言葉を使ってしまうと反発される
  • 「なんで~」など、相手を責めることばは使わない
  • 過去や原因ではなく、未来を質問する


シチュエーション

  • 大勢の前で怒られると、恥をかいた、逃げたいという気持ちになり、言い訳ばかりになってしまう
  • 必ず対面で1対1で怒る



アンガーマネジメントの書籍もたくさんあります。もちろん、安藤俊介さんの書籍もたくさんです。



怒りは6秒我慢」すると、かなり冷静な状態になれます。また「怒りというのはリクエスト」であることを忘れないようにしましょう。

書評 『1分で伝える力』 中谷彰宏

『1分で伝える力』 中谷彰宏


中谷彰宏さん

  • 中学時代から朝日放送やラジオ大阪に学生DJとして出演
  • 早稲田大学第一文学部演劇学科卒業
  • 4年で4000本の映画を観る
  • 博報堂でCMの企画演出
  • 独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立
  • 中谷塾を主宰
  • 俳優としてオスカープロモーションに所属



『1分で伝える力』は、かなり役立ちました。

良いブログのタイトル付けや、交渉をうまくすすめたりするのにわかりやすくまとめてくれています。 「自分では反対の事をやっていたな」と思うところが結構ありました。

目からうろこ!間違いなしです。



  • 懇切丁寧な話ほどわかりにくい
  • 道の説明は曲がり角だけ言えばいい
  • ポイントは、曲がり角


  • 商品の良さよりも、いかに相手と関係があるか
  • 自分の話に聞き手がいかに「関係性」を感じてくれるか
  • AさんとBさんでは、切り口は変わる
  • 大切なのは、誰に向かって伝えるか


  • 並列ではなく、直列で話す
  • 直列つなぎで、フォーカスを絞り相手に入っていく
  • 並列にすればするほど、数が増えて1個1個が浅くなる


  • 「Aは違う」ではなく「AよりBだ」で話す
  • 対比を出すことでイメージが伝わる
  • 聞き手が求めているのは、「違う」ということではなく「次は何か」ということ


  • 全部書き出して並べかえ、捨てて足りないところを埋める
  • 伝える前に並べかえること


  • 伝える時は、動詞を入れる
  • 英語ができるようになるのは、動詞から覚えた人
  • 英語は動詞が中心で、日本語は名詞が中心
  • すぐれたコピーは動詞、形容詞はほとんどない
  • 指示代名詞を使わず、具体的な言葉に置きかえる


  • 相手に言い訳を全部言わせて、安心させる
  • 相手の言い訳は、叩きつぶさない
  • 相手に逃げ道をつくってあげる
  • 負けて、勝つ
  • 相手の意見を全滅にすると、必ず恨みが残る


  • 相手が話し始めたら、途中でも止める
  • パッと止めると、次から相手は割って入らなくなる
  • 大切なのは自分の意見を通じさせることではない
  • メッセージを伝えることより、相手に安心してもらうこと


  • 書き言葉より、話し言葉が伝わる
  • 童謡も格言も話し言葉
  • 伝わらない人は、話していることが書き言葉になってる
  • 話し言葉は、平仮名の大和言葉
  • 話す時は、音読みより訓読みのほうが伝わる
  • 大和言葉は、すっとそのまま意味が入ってくる
  • 耳に入る言葉は、常に音読みより訓読みにすること
  • 読んでわかる言葉ではなく、耳で聞いてわかる言葉


  • 好感度を上げるコツは、話をしている時に相手の名前を入れること
  • 相手が聞いていて一番心地いい言葉は、自分の名前
  • 合いの手の中で「○○さん」と言うのが一番強い
  • 相手の名前を挟むことで、好感度が上がる
  • 好感度が上がれば伝わる


  • 質問は、3秒で聞けるものが一番いい
  • 短い質問ほど中身がある
  • 本当にいい質問は短い
  • 質問が短いと、あとの流れがよくなる


  • 同じことを2回言わない
  • 1回目の発言は受け入れられる
  • 2回同じ発言をすると消去される
  • 3回同じ発言をすると反感になる
  • 「何度も言うようですが」はNG
  • 短いものであればあるほど相手に刺さる



『1分で伝える力』 中谷彰宏

「すぐやる」は、大きな力を持っている

すぐやる」は、大きな力を持っています。

迷ったらすぐ行動してみましょう。

この「すぐやる」という魔法をいかに使いこなせるかが、人生を楽にスムーズに良い方向へ導いてくれるかの鍵になります。



すぐすることが、好きなこと

「やりたいことが見つからない」「好きなことがわからない」という人は結構いるものです。 私も、「本当に好きなことは何か?」と問いただすと、結構悩んでしまいます。


好きなことが見つからない人は、すぐやっているのは何かを見つければいいのです。 すぐやらないことは、好きなことではありません。

「好きです」と言うわりにすぐやらないことは「好きになろうと思っている」「好きでなければならないと思っている」ことです。ためらっていたり、気分が上がらないものは好きではないのです。

しなければならないこと「must」はスピードが遅く、したいこと「want」はスピードが速いのです。

「want」は、「まてっ」「まだまだ」と言っても、勝手に始めてしまうものです。


脳は、好き嫌いでしか判断できませんので、脳科学的にもこの考え方は一理あると思います。

「好きなことだから、すぐやる」「すぐやるから、ますます好きになる」というプラスの循環が生まれるように、自分をしむけることができたら、しめたものです。



会いたいなら、すぐ

「ぜひ会いたいです。来月はいかがでしょう?」と言われるのと、「今会えませんか? 1分でいいです」と言われるのでは、どちらが会いたい感が強いでしょうか?

「今会えませんか? 1分でいいです」と言われたほうですね。

「ぜひ会いたいです。来月はいかがでしょう?」というのは、相手の都合を考慮し、来月という予定を立てやすい表現をしたと思いますが、会いたいという熱意は伝わってきません。


まずは、熱意を伝えることで相手の心を動かしてしまいましょう。

会うまでの時間が短いほど、その人とのつき合いは長くなるのです。



「すぐやる」魔法を使いこなしましょう。



参考:『すぐやる人は、うまくいく。』中谷彰宏

「すぐやる」ことで得なことやうまくいくことが多い

すぐやる」ということにフォーカスしてみます。


あらゆる選択肢は、速いほうを選ぶ

「中華料理か、寿司か?」「行くべきか、行かないべきか?」などなど、選択をしない日は無いのではないでしょうか。 そんなとき、選択に困ったら、「速い方を選ぶ」という考え方があります。

「中華料理か、寿司か?」という場合、中華料理でおすすめの料理が1時間待ちで、ものすごくお腹が空いているなら、美味しいものより、すぐ食べられるものを選択します。

この場合は、条件があるので速い方を選ぶ事が多いと思いますが、すぐできる、すぐもらえるなど、条件がそろっていなくても速い方を選ぶと良いことが多いです。


楽しいことは、スピードを上げた時に出会える

決断に迷っていると、チャンスを逃してしまいます。

例えば、行列のできているおいしいお店があった場合、どうしようか迷っているうちに行列はどんどん長くなってしまいます。

料理はできたてが一番おいしいですが、インスタに載せるために写真を撮っていては、熱々の料理も冷めて美味しくなくなってしまいます。どちらが優先度が高いかによりますが、美味しい料理を食べたいのであれば、出されたらすぐにいただくことです。

私も料理をしますが、子どもに「ご飯だよ、早く来て」と言ってもすぐに来てくれません。味噌汁もおかずも熱々で美味しい状態になるように手順を考えて作っているのに台無しです。

私の対策としては「あと7分後にごはんです」などとあらかじめ言っておきます。すると自分から来てくれる事が多いです。

お寿司屋さんでも同じです。お寿司は握って出されたらすぐ食べるのが粋です。寿司を置きっぱなしで話に夢中になっているとネタは乾いてしまいます。お寿司屋さんとしては悲しいですよね。

上記の例は少し強引だったかもしれませんが、美味しいこと楽しいことに出会うためには、すぐやることです。すぐやったことの中に楽しみは生まれるのです。

ということは、退屈なことは、スピードを上げればよいのです。


先手を取ると、仕事は楽しい

楽しい仕事は作業と違います。先手を取る仕事は楽しいのです。 言われてからやるのと、言われる前にやるのとの違いです。

指示されるより、自分で考えてやったほうが楽しいですよね。

フロアスタッフの例ですが、「お水、おかわりください」と言われてから水を注ぐのと、「あ、水が無くなりそうだから入れてあげよう」と思って言われる前に水を注ぐのでは、自分の気持ちが全く異なると思います。



「すぐやる」ことで得なことやうまくいくことが多いのは事実です。 迷ったら「すぐやる」を実行しましょう。



参考:『すぐやる人は、うまくいく。』中谷彰宏

完璧でなくていい、ゆる~い片づけ方法

片づけは、常に私達についてまわります。 とっても面倒で厄介なものです。

だからこそ、完璧を目指さず適当にやりましょう。



まず「きれい」の基準を下げてしまいます。

多少散らかっていても生活や仕事をする上で問題ない状態を基準とするのです。 では、どんな状態がよいのか?


それは、「床にものが置かれていない状態」です。


テーブルや机の上、ダンボールの中は良しとするのです。 とりあえず床にものが散乱していなければ、掃除もしやすいですし、きれいに見えます。

これでいいのです。もし可能であれば、徐々にレベルアップしてゆけばいいのです。 これなら続けられそうですよね。



ものが捨てられないなら売ってしまいましょう。

せっかく買ったものを「使わないのは一番の無駄」です。使わないなら売ってしまいましょう。 売ってしまえば、使わないもののための「収納スペースの無駄遣い」が減ります。

いまなら、スマホで簡単に売れる時代です。 「メルカリ」や「ヤフオク」をやっている方は多いと思いますが、楽天の「ラクマ」をやっている人は少ないですよね。

ラクマにはメリットが2つあります。手数料が安い、金券類が売れるです。 ラクマの手数料は3.5%です。メルカリの10%に比べてとても安いです。

私は、株主優待などメルカリで売れない高額なものを売るときに利用しています。 複数登録しておくといいですね。


ラクマ → 招待コード(7487L)入力 → 100円分 Get


最悪売るのが面倒なのであれば、親戚や友人にあげてしまいましょう。



必要なときに、必要なものだけ買う。

大量にティッシュやシャンプーなど買い置きして、家のスペースを無駄にしていませんか? Amazonを自分の倉庫にして、しかもお安くしてしまう技があります。


それが、Amazonの定期おトク便 です。


もちろん、私もAmazonの定期おトク便を利用しています。

送料無料に加え、15%も安くなるからです。

コーヒー、ジャム、洗剤など日用品に利用します。 家の中にストックせずに済み、毎回注文する手間も省け、しかも安く買える! いい事ずくめです。 アマゾンプライムに入る必要はありません。



床にものを置かず、不用品を売り、Amazonの定期おトク便を利用することだけでもやってみましょう。 結構、片付きます。

最後に、私が何かしら影響を受けた片づけ本をご紹介しておきます。 古い本なので中古なら数百円で買えちゃえます。

ポジティブに表現すると、相手に受け入れてもらいやすい

人にものを頼むときや褒めるときなど、相手が思うように動いてもらったり、感じてもらいたいですよね。 そんなときは、語順を意識しましょう。

つまり「ネガティブ → ポジティブ」の順にするのです。



食事や飲みに誘うとき、

「お酒の種類は多いんだけど、料理はいまいちな居酒屋いかない?」というより、「出てくる料理はいまいちなんだけど、お酒の種類が豊富なんだよ、飲みに行かない?」と誘われれば、少しくらいは行ってもいいかなという気持ちになりますね。


仕事を頼むとき、

「あそこの会社は、仕事が遅いよ」と言われたら、仕事を頼むのは躊躇するかもしれませんが、「仕事はのんびりだけど、丁寧だよ」といわれたら、その会社に発注してもいいかなと思いますね。

最後に長所をアピールしているところがポイントです。


ある患者さんに手術を受けさせたいとき、

「600人中400人が助かりません」と言うより、「600人中200人は助かります」と伝えたほうが手術を受けやすいのです。数字的には同じことを言っているのですが、感じ方がまるで違いますね。

焦点をどこに当てるかということです。



どんな物事を表現するにも必ず裏と表があります。わざわざ裏側のことを示すのではなく、明るい表側の意味をくみとってくれるような表現を心がけましょう。

つまり、どんな表現をするときにも、相手がポジティブに理解してくれるような言葉を使うのです。


裏を返せば、人をうまく誘導する方法でもあるんです。 相手が自分の意図通り動いてほしいのであれば、相手が受け入れてくれそうな表現を使いましょう。



参考:『人たらしになる会話術』 内藤誼人

書評 『トヨタ式「すぐやる人」になれる8つのすごい! 仕事術』 桑原晃弥

『トヨタ式「すぐやる人」になれる8つのすごい! 仕事術』 桑原晃弥


トヨタといえば、「カンバン」や「なぜなぜ」が有名ですね。 いくつかエッセンスをご紹介します。



桑原晃弥(くわばら てるや)さん

  • 慶應義塾大学卒
  • 業界紙記者、不動産会社、採用コンサルタント会社などを経てフリージャーナリストとして独立
  • トヨタ式の普及で世界的に知られたカルマン株式会社の顧問
  • スティーブ・ジョブズやジェフ・ベゾスなどIT企業の創業者や、本田宗一郎、松下幸之助など成功した起業家の研究をライフワークとする
  • 経済・経営ジャーナリスト



やり直し、手直しほど時間をロスするものはない

  • 「報連相」の徹底こそが「やり直しのムダ」を防ぐ
  • 「報連相」は、手直しや、やり直しを防ぐうえでとても重要
  • 進捗状況の見える化


準備をしっかりしないまま「とにかく速くやる」は本末転倒

  • どこに時間をかければ、最終的に素早く成果を出せるのか」をしっかりと見極めること
  • 絶対の自信をもって絶対の準備をするために時間をかける


時短を実現するには「日」を「時間」に変え、「時間」を「分」に変える

  • 時間の「単位」を変えれば、仕事時間はまだまだ短縮できる


圧倒的速さで問題の「真因」にたどり着く方法

  • 問題が起きた時、わかりやすい原因に飛びつくと早期に解決できるが、いずれ同じ問題が起きる
  • 真の解決には「真因」探しが大切
  • 「なぜ」を5回繰り返すと真因にたどり着ける
  • 一度や二度の「なぜ」では表面的な原因しかわからない
  • 三度、四度、五度と「なぜ」を繰り返すことで初めて「真因」にたどり着ける
  • 「なぜを5回繰り返す」は机上で行うのではなく、問題の起きた現場で、あらゆる可能性を探るもの


1つの問題に対して、解決策は複数案考える

  • 目的は1つだが、達成する手段は1つとは限らない
  • 1つの目的に対して、それを達成する手段はいくつもある
  • 1つの目的に対して、まずは考えられる限りのアイデアを出してみる
  • お金や手間、時間、効果などを比較検討したうえで、最善のものを選ぶ
  • 少し時間はかかるが「考える」「比較する」過程を経ると、本当の最善策にたどり着ける


「たとえば」をつけて質問すると、真の問題が発見できる

  • 問題やムダを見つけるためには「みる」力や「きく」力を高める
  • 「みる」には「見る」「観る」「診る」の3つがある
  • 「きく」にも「聞く」「聴く」「訊く」の3つがある
  • 「聞く」「聴く」「訊く」の3つを駆使して、問題やムダを発見する
  • 「問題やムダはあるのが当たり前。ないほうが問題だ」という意識で臨む


資料は「誰のため」「何のため」を考えてつくる

  • 資料を「紙量」や「死量」にしてはいけない
  • 「この資料は何のためにつくるのか」「誰の役に立っているのか?」を考えてつくる


改善は、どこまで自分事にできるかで結果が変わる

  • 他人事にしている限り、本当の改善はできない
  • 「自分たちの問題は自分たちで改善する」という気持ちになることが大切
  • これをやるのは自分の使命だ」という思いがあるからこそ、多少難しい課題でも人は挑戦することができる


「やる」のではなく「やり切る」

  • 成功するまで続けるから、成功する
  • 目標を立て、達成への計画を立て、実行に踏み切る以上、その計画は絶対に「やり切る」
  • 成果を上げるためには、ある種の執念というか、できるまでやるという「やり切る力」が欠かせない



トヨタすごいですね。いろいろな自己啓発のエッセンスが入ってますね。



『トヨタ式「すぐやる人」になれる8つのすごい! 仕事術』 桑原晃弥

書評 『運命を拓く 天風瞑想録』 中村天風

『運命を拓く 天風瞑想録』 中村天風


『運命を拓く 天風瞑想録』は「うんめいをひらく てんぷうめいそうろく」と読みます。拓くという漢字が難しいですね。 また、「中村天風」と名前もすごいですね。

人一倍元気な松岡修造さんが「僕の元気の素」といっているので、相当元気をもらえそうです。 当時不治の病であった肺結核を克服し、人間の命の本来の在り方を研究した方です。



中村天風さん

  • 天風会」を創始し心身統一法を広めた思想家、教育者、著述家
  • 本名は「中村三郎」
  • インドのヨーガの聖人「カリアッパ師」と出会い、そのまま弟子入り
  • 東京実業貯蔵銀行頭取
  • 統一哲医学会を創設、のちの「天風会」
  • 政財界の実力者や多くの著名人が師事
  • 東郷平八郎、原敬、北村西望、松下幸之助、宇野千代、双葉山、稲盛和夫、広岡達朗などが影響を受けた



内容的には、宇宙真理、霊魂などが、あたかも当たり前であるという考えが随所に出てきますが、フィルターを通してみても得るものはあるかなと思います。

古い書籍なのでとても読みにくいですが、じっくり読む価値はあります。

治らない病は、一生に一遍しかない」というフレーズが印象的でした。



天風の目覚め

  • カントの自叙伝」を読む
  • カントは一生治らない病気持ちだった
  • カントは「辛い、苦しいといわずに、自分のやりたいことをやりなさい」と言われた
  • それからカントは哲学を志し、大カントといわれる程の哲学者になった
  • 自分の生き方の誤りを天風は痛烈に感じた
  • その後「たとえ身に病いがあっても心まで病ますまい」という鮮烈な叫びとなって表現される


悟り

  • 悟りとは、自分の心が真理を感じたときの心の状態
  • 自分の努力で自分の心で感じるのも、人の悟りを1から聞いて自分の心に受け入れるのも、受け入れ方に相違があるだけ
  • 受け取ってしまえば結果は同じ
  • 真理を受け入れるときの心の態度が、悟りを開く上に密接な関係がある
  • 本来人間は、改めて真理をいろいろ説き聞かされるまでもなく、この世に生まれ出た時から絶えず真理に接し真理の中で生きている
  • 魚が水の中で生きていながらそれを知らないのと同様に、真理の中にいながら、自覚することができない
  • 心の中に雑念妄念があるためであり、本当に心が清い状態であれば、真理はすぐに発見できる
  • 安定打坐法」という特殊な坐禅法を行なうと、雑念妄念がたちどころに消え去っていく
  • 我々の生命の中にある肉体はもちろん精神生命も、心の運用いかんによって決定することが出来る
  • 人間の心で行なう思考は、人生の一切を創る」これが数十年来かかって考えて、ようやく悟り出した人間の生命に絡まる宇宙真理


霊魂

  • 現代の人間は、肉体が自分であると思っている人が多い
  • 人間というものは、その正体をつきつめていくと、何も見えない、また感じない、霊魂という気である
  • 霊魂が、現象界に命を活動させるために、その活動を表現する道具として肉体と心が与えられている
  • これを正しく理解し正しく応用した人にのみ、その命に限りない強さと喜びと安心と平和とが与えられる
  • 肉体が生きているのは、霊魂という気の力が肉体を活かしている
  • 人間の生命に与えられた活きる力というものは、肉体に在るのではなく、霊魂という気の中にある
  • 心というものは、人間の生命の本質であり、絶対に眼に見えない霊魂という気の働きに対する名称
  • 心の行なう思考は、すべて個人の命の原動力となっている霊魂を通じてその霊の本源たる宇宙霊に通じている
  • この絶対関係を真剣に考えると「思考は人生を創る」ということに断然結論される


積極的

  • 命の力を豊富に受け入れられる活き方とは、いかなる場合にも心の態度を積極的に保つこと
  • 要するに消極的にものごとを考えなければそれでよい
  • 積極か消極かというだけで、人生の幸福の宝庫が開かれるかどうかが決まってしまう
  • 言葉のすべてが、人生に直接的に影響する暗示となる」という大事な宇宙真理を絶対に忘れないこと
  • 同じことをいうのに積極的にいい現わせるはず
  • 「おお暑い、ますます元気が出るねえ」
  • もし言ってしまったら「ああ暑い、どうにもやりきれない」「と昔はいったけれど」とすぐそこで打ち消せばよい
  • 心の持ち方を積極的にしたということが、引っぱる力に押す力が加わるのと同じ結果になる
  • 反対に心を消極的にすればするほど、健康も悪くなり、運命も悪くなる


かわす

  • 腹の立つことがあろうと、悲しいことがあろうと、瞬間に心から外してしまえばいい
  • 走る車の中で、外の景色がスーッと行き過ぎてしまうのと同じ
  • 新幹線の列車にまともにぶつかれば粉々になるが、 ヒョイと身をかわせば列車はすうっと通り過ぎてしまう
  • 相手にしなければいい


信念

  • 人生にとって一番大事なことは信念である
  • 最初に、信念強くその希望が「実現する」と断定したときには、その事柄は霊の世界においてはもはや実在となっている
  • 花や実をもたせる種子と同様に、成育の法則に従って、やがて花や実が実現する
  • ヘブライのソロモン「人の本当の値打ちというものは、ただ、信念の二文字である」
  • 釈迦「信ぜざれば救う能わず、縁なき衆生は度し難し」
  • キリスト「まず、信ぜよ」


感情

  • 感情というものはその種類がいかなるものであろうと我々の肉体や人格に影響せずにはいられないように出来ている
  • 常に感謝と歓喜という積極的な感情を持っていれば、肉体や人格に積極的な非常に大きな良い影響を与える
  • 反対に、怒ったり、怖れたり、悲しんだりする消極的な感情や情念は、実に悪い影響を持ってくる
  • 中でも、恐怖というものは一番恐ろしいほどの印象力をもっている
  • 心配や悲観をする癖がつくと、何を考えるときでもやたらと取越苦労をする
  • 取越苦労をすると、物事をやたらと消極的におおぎょうに考える



自己啓発的には「プラスイメージ」「思考は現実化する」ということだと思いますが、『運命を拓く 天風瞑想録』では深く心に、霊魂にしみるように教えてくれている本だと思います。



『運命を拓く 天風瞑想録』 中村天風

「今日何をやるか」ではなく「どう生きるか」

成功するには、目標設定が大事であることは間違いないのですが、ここでもう一つの概念を取り入れましょう。

「どう生きるか」

という概念です。


通常は、大きな目標に対して、それまでの道のりにマイルストーンを置きスモールステップで簡単にできる目標を淡々とこなしてゆくというのが王道です。

スモールステップをこなし、達成感を味わいながら日々努力するというものですが、スモールステップというのは「何をやるか」という概念だけで「どう生きるか」という概念はありません。


何をやるか」だけですと、モチベーションを維持するのが難しいのです。

そのため、最終ゴールを達成したときのプラスイメージや、達成できなかったときのマイナスイメージを心に思い「よし、やるぞ!」とがんばります。


今回は、さらに「どう生きるか」「どう生きたいのか」というイメージをプラスすることで、さらにやる気に火をつけるのです。

例えば「時間を自由に使え、好きなときに起き、好きなときに寝て、好きなだけおいしいものを食べられる生き方」など。


限りある時間を無駄にしないために、「今日何をやるのか」ではなく「どう生きたいからこれをやる」と心の中で宣言してから目標に結びつく行動をしてゆきましょう。


「何をやるか」ではなく「どう生きるか」です。

書評 『一瞬で運命が変わる成功法則』 植西聰

『一瞬で運命が変わる成功法則』 植西聰


著者の植西聰さんは難しい字ですが「うえにし あきら」さんと読みます。 『一瞬で運命が変わる成功法則』によると、願望欲望をうまくコントロールすると良いそうです。願望と欲望は何が違うのでしょうか?



植西聰さん



願望とは

  • 夢や希望
  • 理性で比較的冷静に考えたもの
  • 例えば、「大金持ちになりたい」「痩せたい」


欲求とは

  • 本能的な衝動
  • 例えば、「食欲」「性欲」「睡眠欲」


成功するためには

  • 欲求で動かず、願望で動く
  • 願望を強く念じ、欲求は抑える



私は、願望をかなえるためにやりたいことがたくさんあるのですが、いつも眠気に負けてしまっていました。 やる気を出す方法やモチベーションを高める方法はよくあるのですが、「やる気があるのにできない」ことがよくあります。今回、その原因がわかりました。

やる気はあるのですが、欲求である「睡眠欲」に襲われて、願望につながる行動が阻止されてしまうんですね。


成功者は、願望達成のために欲求を抑えることができる人なのです。成功者になるには相当の努力が必要ですね。

欲求を抑える方法」について今度考えてみたいと思います。



『一瞬で運命が変わる成功法則』 植西聰

書評 『文章を整える技術 書いたあとのひと手間でぜんぜん違う』 下良果林

『文章を整える技術 書いたあとのひと手間でぜんぜん違う』 下良果林


文章を機械的にチェックするツールはいろいろありますが、そもそも良い文章を書けるようにならないといけません。 今回は、『文章を整える技術』から学んでみました。



下良果林さん

  • 早稲田大学社会科学部卒業
  • 大学在学中に女性月刊誌のフリー編集者として契約
  • Web編集者として商品ページ、Webコラム、メールマガジンの執筆
  • 年始販促の企画がヒットし、1本あたり最大7000万円以上当時最高額の売上を記録
  • ローソンにてECショップの新規立ち上げ・運営担当を経て、LPや販促チラシ、メールマガジンの執筆
  • 「引きつける」「売れる」「申込みが来る」文章力を確立
  • 独立し、ライター・編集者として、大手企業へのインタビュー記事やLPの制作、メールマガジンやブログの執筆代行



なぜ、あとから見直してみて「うわっ!」と思う文章になってしまうのか

  • 時間をおいてから読み返してみると、文章のつながりの悪さや誤字脱字、表現の重複が目立つ
  • 書いてから十分な作業をせずに終えてしまうから
  • 書いたあとにするべき作業、それが「推敲」
  • 文章をじっくり吟味し、より良くするために何度も練り直すことを「推敲」と呼ぶ


二次稿 = 一次稿マイナス10%

  • 悪くはないが、冗長
  • もっと切りつめたほうがいい
  • 文章を「足す」のではなく「削る」
  • テンポをよくするには、刈りこまなければならない


推敲が大切

  • 時間と手間をかけて推敲されたものは「納得性」となって作品に現われてくる
  • 文章のプロほど「書いたあと」の作業、すなわち推敲を大切にしている
  • もしかしたら、文章のプロは「文章が上手い」のではなく「手直しにじっくりと時間と手間をかけ、文章を読みやすく整えている」だけかもしれません


推敲とは読者への「思いやり」

  • 読み手に対する親切心をもって、どの表現がもっとも読者に伝わりやすいかを徹底的に考え、手を入れる
  • 書いている間は読者のことまでは考えられないが、書き終わったら読者になった気持ちで読み返す
  • 「思いやり」のない文章が、読み手に好印象を与えられるはずはない
  • 思いやりの心をもって文章を読みやすく整えることが重要



文章も、相手の立場に立つことが大切なんですね。



『文章を整える技術 書いたあとのひと手間でぜんぜん違う』 下良果林

思い込んでいませんか? 思い込みで制限するのはやめましょう。

サーカスなどにいる象は、くさりにつながれていて逃げないようになっているのですが、象が本気を出したら簡単に逃げることができてしまいます。

それでも象が逃げないのは、小さいときに何度も逃げようとしたができなかったという過去の思い込みがあるからです。 このお話は、結構有名なので知っている方は多いはずです。


子どものころの夢を思い出してみてください。

「パイロットになる」「サッカー選手になる」「作曲家になる」などの夢を持っていたと思います。私は本気で「ウルトラマンになる」という時期もありました。

でも、そのあこがれは薄れてしまったのではないでしょうか。大人になるにつれて現実がわかってくると「無理だよね」と決めつけてしまいます。

成功できる人は「本当は無限の可能性が広がっている」ということを信じています。


ノミはびっくりするくらいジャンプできますが、小さな容器に入れてジャンプの度にぶつかっていると、容器から出してもその高さまでしかジャンプしなくなります。


盆栽の松は海岸に生えている立派な松と同じです。盆栽という小さな容器に入れているから、あのサイズで成長が止まるのです。



思い込みで、自己制限をかけてしまうと、そこで止まってしまうのです。

無限の可能性を信じて、思い込みを捨て去りましょう



参考:

ToDoリストを書いてメリハリのある生活を

ToDoやることリストですが、優先順位、つまりプライオリティ順にこなしてゆくことが大切です。

プライオリティは毎日変化しているものです。なので毎日見直し、優先順に変化があったら入れ替えましょう。


どうしてもやりたくない事、やる気がでないToDoもあります。 やりたくないことを単独でやろうとするから、どうしてもやりたくなくなるんです。

その場合には、ちょっとアレンジして、快感につながるToDoにしてしまいます。 つまり、やりたくない事と快感になることをセットにしてToDoにするのです。

例えば、「ブログ記事を1つ書いたら、チョコを食べる」「運動したらビールを1杯」「7日分運動したら、ケーキ」など、ご褒美をセットにします。

どうしてもやらなければならない、やったほうがいいToDoで、いつも後回しにしているのであれば「ご褒美セット作戦」で乗り切りましょう。



生活にリズムがあると、メリハリがでて快活に過ごせます。ToDoリストはこのリズムなのです。 そして、その1つ1つのリズムを積み重ねていくと、目的というメロディができあがります。

このメロディを作り上げるために、「習慣」という日々無理のない流れを作り、習慣を作るために心地よいリズムである「ToDo」をこなしてゆくのです。


ただがむしゃらに突き進むのではなく「習慣」にすることで、毎日歯を磨くように、自然な流れに従って無理なくこなしていけます。 ただ自然の流れに従いながら、その一瞬一瞬に集中していくのです。

正しく必要なToDoさえあれば、良いメロディは、ToDoをリズムよくこなしてゆくだけで実現します。 リズムよくこなすということが「習慣」なのです。


目的を達成できないToDoならいりません。逆に、NotToDoを作り悪い習慣をなくし、トンネルを両側から掘るように同時にすすめると、早く目的に到達できます。

ただし、目的を合わせておかないと、別のトンネルが2本できてしまうので、ToDoとNotToDoはマッチするように気をつけてください。

新しい習慣を作り上げていくよりもむしろ、悪い習慣を捨てるほうが難しいので、徐々に少しずつで良いです。チョコを食べるのを我慢したければ、先程の「ご褒美セット作戦」と組み合わせれば一石二鳥です。



ToDoを考えて書くのはちょっと面倒ですが、目的のためであれば最短経路へのバス停のような道標があったほうが楽ですよね。 うまく、ToDoを生活に取り入れてみましょう。


私は、GoogleのToDoアプリを使っています。目的のため以外に、備忘録としても使っています。 GoogleのToDoアプリは、パソコンとスマホで連携できて、しかも簡単に入力できるし、期限も設定できるのでToDoツールとしておすすめします。



参考:『TIME HACKS! 劇的に生産性を上げる「時間管理」のコツと習慣』 小山龍介

相手の時間を考えてあげる

「忙しい、忙しい」「計画を立てよう」など、いつも自分の時間を考えることはしていますが、相手の時間を考えることはあまりしませんよね。


待ち合わせ場所に行くのに、10分遅れる場合、連絡する人と、10分ぐらいいいよねと連絡しない人がいます。時間の感覚は人それぞれですが、相手のことを考えると連絡してあげたほうが安心しますね。

その場合、「ちょっと遅れます」と連絡するよりも「あと10分で着きます」と言ってあげたほうが親切です。 「あ、10分あるならちょっとトイレ行っておこうかな」と相手の時間を無駄にしないようにできるからです。


机にメモを置く場合も同じですね。

食事中」というメモでは、いつ戻るのかわかりませんが、「13時30分に戻ります」と書いてあれば明確です。


お店も同じです。

準備中」という看板をよく見かけますが、定休日や開店時間も併記しておかないと、いつも準備中のときに来てしまうお客さんがいたら、来なくなってしまいます。


「そこまで言わなくてもいいじゃない」と思うものでも、相手の時間を大切に思っていれば必要なことかもしれません。



私の体験でも、よりよくなった例があります。

もうすぐご飯だから」と言っても、子どもはすぐに来ません。

そこで、「あと15分でご飯できるよ」と時間も添えて伝えたところ、何度も呼ばなくても、15分たったころ自分からくるようになりました。

これはいろいろ応用できます。休みの日など、朝ぐずぐずなかなか起きない場合は、「あと何分で起きるの?」と自分からリミットの時間を言わせるのです。すると、スイッチが入るのか、結構自分から起きるようになります。



自分にとっても良いことがあるので、相手の時間を有効に使える工夫をしてみましょう。


参考:『自分を変える 超時間術』 中谷彰宏

書評 『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』 ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド

『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』 ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド


『FACTFULNESS』は、おそらく歴史に残るベストセラーではないでしょうか。 世界では、200万部超えの大ベストセラーですので。

オリエンタルラジオの中田さんも「これは読んでおかなきゃいけない」と言っている通り、私も「読んでおかなければ」と思って、即買って読んでみました。


ビル・ゲイツ氏も、オバマ氏も大絶賛とのことですが、私の率直な感想としては「そんなに世界は悪くない」ということがわかりましたが、とくに本棚においておくべき本では無いなという印象です。


ファクトフルネスとは、「思い込みで世界を見ずに、正しいデータを元に世界を見ましょう」ということです。



ハンス・ロスリング氏

  • ウプサラ大学で統計学と医学を学ぶ
  • 聖ヨハネ医科大学で公衆衛生を学ぶ
  • 医師、グローバルヘルスの教授
  • 神経が麻痺する病気を発見(コンゾ)
  • 経済発展と農業と貧困と健康のつながりについての研究
  • 世界保健機構やユニセフのアドバイザー
  • スウェーデンで国境なき医師団を立ち上げ
  • ギャップマインダー財団を設立
  • フォーリン・ポリシー誌からグローバル思想家100人のひとりに選ばれた
  • ファスト・カンパニー誌から世界で最もクリエイティブな100人のひとりに選ばれた
  • タイム誌が選ぶ世界で最も影響力の大きな100人に選ばれた


オーラ・ロスリング氏、アンナ・ロスリング・ロンランド氏

  • オーラはハンスの息子
  • アンナはその妻
  • ギャップマインダー財団の共同創設者
  • アンナとオーラが開発した「トレンダライザー」というバブルチャートのツールをグーグルが買収
  • グーグルでオーラはパブリックデータチームのリーダー、アンナはシニア・ユーザビリティデザイナー
  • 無料教育ツールを開発



つかみ

  • 小さい頃の夢はサーカスの団員になること
  • 剣飲み芸人をめざしていた


という話から始まり、つかみは抜群です。いくつかの問題を提示し、その回答の統計がランダムで選んだ回答よりも低い、つまりチンパンジー以下であると主張します。



アップデートが必要

  • これは、アップデートの問題
  • 持っている知識は、数十年前からアップデートされていない
  • 彼らや彼女らの先生が、学校に通っていた時代の知識が、そっくりそのまま受け継がれている
  • あなたは世界について何も知らない、裸の王様
  • 人々は、悲観的な先入観を持っている
  • 世界のことについて考えるとき、無意識に自分の世界の見方を反映させてしまう
  • だから、世界の見方が間違っていたら、正しい推測もできない



ファクトフルネスを読めば

  • この本は、心を穏やかにしてくれる
  • 世界はあなたが思うほどドラマチックではない
  • 間違った思い込みをやめ、事実に基づく世界の見方ができるようになる
  • 世界が想像とはまったく違っていること、解決不可能に見えた世界の課題がすでに解決していることを伝える
  • この本を読み終えたら、心が軽くなり、前向きになり、世界に希望が持てるようになるはず



恐怖と危険は違う

  • めったに起きないことのほうが、頻繁に起きることよりもニュースになりやすい
  • 頭の中は、めったに起きないことの情報で埋めつくされていく
  • メディアや自身の関心フィルターのせいで、恐ろしい情報ばかりが届いている
  • 世界は、実際より恐ろしく見える
  • 恐怖本能を抑えるには、リスクを正しく計算する
  • リスク = 危険度 × 頻度(言い換えると「質」と「量」の掛け算)
  • つまり「恐ろしさ」はリスクとは関係ない
  • 「恐怖」と「危険」はまったく違う
  • 恐ろしいと思うことは、リスクがあるように「見える」だけ
  • 危険なことには確実にリスクがある



割り算

  • 割合を見ると、量を見た場合とはまったく違う結論にたどり着く
  • たいていの場合、割合のほうが役に立つ
  • 特に、違う大きさのグループを比べる場合
  • 国や地域を比較するときは「ひとりあたり」 に注目する



ひとつの視点だけでは世界を理解できない

  • 数字がなくては世界はわからないし、数字だけでも世界は理解できない
  • 政府がなければ国は運営できないけれど、政府がすべての問題を解決できるわけではない
  • どちらか一方が正しくて、もう一方がかならず間違っているわけではない
  • どちらもいいし、ケースバイケース



犯人ではなく、原因を探す

  • 物事がうまく行かないときに、責めるべき人やグループを捜してはいけない
  • 誰かがわざと仕掛けなくても、悪いことは起きる
  • その状況を生み出した、絡み合った複数の原因やシステムを理解することに力を注ぐべき



最後に、著者が述べている10の本能をあげておきます。


10の本能

  1. 分断本能 → 大半の人がどこにいるか探そう
  2. ネガティブ本能 → 悪いニュースのほうが広まりやすいと覚えておこう
  3. 直線本能 → 直線もいつかは山があることを知ろう
  4. 恐怖本能 → リスクを計算しよう
  5. 過大視本能 → 数字を比較しよう
  6. パターン化本能 → 分類を疑おう
  7. 宿命本能 → ゆっくりとした変化でも変化していることを心に留めよう
  8. 単純化本能 → ひとつの知識が全てに応用できないことを覚えておこう
  9. 犯人捜し本能 → 誰かを攻めても問題は解決しないと肝に銘じよう
  10. 焦り本能 → 小さな一歩を重ねよう


『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』

人それぞれ興味共感するものが異なるということを理解する

自己啓発本をよく読む方は、相手の気持ちを考えたり相手の気持ちを変えることが難しいということを知っています。だからこそ自分が変わろうと努力もします

しかし、変わってほしいと思っている人に限って自己啓発本は読んでくれません。 だからこそ人を変えることは難しいとも言えます。



だれでも一度は「相手の気持ちを考えて行動しましょう」と先生に言われてきましたよね。

「相手は今どうゆう気持ちなんだろうと」と思うことができる人は、普段から相手の気持ちを考えている人です。 この記事を読まれている方もそうですね。

相手の気持ちに鈍感の方は、興味もなければ、なぜそんなことを考えなければならないのかすらわからないので、いつまでたっても空気の読めない人のままなのです。


自分のことは興味がなくても、子どもに対しては興味をもつ場合があります。 以前書いた記事があるので参考にしてください。

自己啓発本を読まない人には、子育て本を読んでもらう


自分が興味がなければ、受け入れるのがとても難しいのです。 自己啓発だけでなく、世の中あらゆるものに対して、そう言えます。

「マスクを付けましょう」と言われても、「別にいいじゃない」と思う人にとっては愚問なんです。 逆に普段からマスクを付けている人にとっては、マスクを付けることが当たり前なのです。

「ゆとりを持ちましょう」と言われても、過労死してしまうほど働いている人はゆとりというものを知りません。


自己啓発本を読んでいるから偉いというわけではなく、人それぞれ興味共感するものが異なるということが大事なのです。

そのことを理解していれば、「あ、もうちょっと興味をもってみようかな」「この人はこの件については興味がないようなので別の線で攻めてみよう」などと、変化球を使えるようになります。いつも正論という直球だけではうまくゆかないのです。



当たり前のことなのですが、人は自分と違います

人それぞれ興味共感するものが異なるということをわかっていれば、いろいろなコミュニケーションの場で、ヤキモキすることはなくなるでしょう。

小さな子どものほめ方「できたやるこ」

ほめかたにも良い悪いがあります。

本人は、ほめたつもりなのに、受け取った人には皮肉にしか取られなかったり、まったく伝わらなかったりします。

とくに小さな子どもに対しては結構難しいです。「すごいね」「えらいね」ではいけないんです。



ほめるときのコツ

  • 「何がいいのか」をわかりやすく伝える
  • 「できていること」「ほめたいこと」を具体的に伝える
  • できたところを触ったり指差したりして具体的に示す



で・き・た・やる・こ

  • 」:できたことを具体的に伝える
  • 」:きもちそのものをほめる
  • 」:タイミングを逃さず伝える
  • やる」:やる気や意欲に共感して声かける
  • 」:こうどうさせる



「すごいね」「えらいね」などの抽象的な言葉は、小さな子どもにはよく理解できません。大人はわかりますが、やはり大人でも具体的に伝えたほうが説得力や今後のやる気につながります。

本人だけでなく、人前でもほめるとより効果的です。 少し大きくなってきたら、間接褒めが効果絶大です。間接褒めについては以前記事を書きましたので参考にしてみてください。


参考

あいづちの「あいうえお」「さしすせそ」

以前ご紹介した記事はこれです。

うまい「あいづち」の技術


齊藤勇さんの本にも、あいづちの「あいうえお」「さしすせそ」がありましたので合わせてご紹介します。 ちなみに、齋藤孝さんではありません。齊藤勇さんは、心理関係の本を専門に書かれています。

最初の本は古いので、中古でしか買えないのですが、なんと100円ちょっとです。



あいづちの「さしすせそ」

  • さ:「さすが!」
  • し:「実力ですね!」「知らなかったです!」
  • す:「すごい!」
  • せ:「絶対いい!」
  • そ:「そうですね!」「それで?」


あいづちの「あいうえお」

  • あ:「ありがたい!」
  • い:「いえ、いえ」
  • う:「運が悪かったですね」
  • え:「縁がありますね」
  • お:「恩を感じます」


番外編「あいうえお」

  • あ:「あっちょんぶりけ!」
  • い:「いかすー!」
  • う:「うそー!」
  • え:「え~!」
  • お:「お~!」


基本的には、「へーそうなんですね」っと肯定し自分の喜びや感謝を言葉に出すということですね。

書評 『看る力 アガワ流介護入門』 阿川佐和子 大塚宣夫 高齢者編

『看る力 アガワ流介護入門』阿川佐和子 大塚宣夫


もし、自分が高齢者になったらという発想が大事です。 「親にして欲しいこと」と「自分にして欲しいこと」は違ってないでしょうか? 親に対して、理想を無理強いしてないでしょうか?



高齢者の最終目標は「一人暮らし」

  • 年を取ってからの一人暮らしは、その人のもてる全能力を駆使しないとできない
  • 家事全般はもちろん、お金の管理や健康管理、周囲とのコミュニケーションなど、日々の暮らしに関わるすべてを、一人でやることになる
  • 周りの人から必要とされるような環境をつくり続けられるかどうか
  • 少なくとも他人に迷惑をかけないように生きるためにはどうしたらいいかを考えておく


美人看護師長のおかげで十年長生き(エピソード)

  • 美人看護師を慕っていた患者さんが数人いた
  • 看護師が転勤したら、患者さんの1人がついていった
  • 残った患者さんはみな亡くなってしまった
  • 美人看護師さんについていった方は長生きした
  • 会いたい人がいるということが、長生きの原動力となったことは間違いない


男性は役割、女性はオシャレ

  • 自分が必要とされ、この役割は自分が果たさねばならないとなったときの人間の力は本当にすごい
  • 本人の力を引き出すきっかけづくりが重要
  • 男性は世間話が苦手だしコミュニケーションを取るのも下手なので「役割」や「大義名分」が必要
  • 年を取っても、男の関心は、たえず「上か、下か」
  • 特に女性は自分をきれいに見せる、オシャレする仕掛けをつくることが大事


老人に過労死なし

  • 75歳は後期高齢者というか、本格的老人になる節目
  • 一瞬は頑張れるけれど、その後がもたない
  • 年を取るに従って回復は遅くなる
  • 疲れが出るのが、二日ぐらい遅れてやってくる
  • 若い人は体力もあるし精神的にも頑張れから無理をして頑張り過ぎちゃう
  • お年寄りは、頑張り過ぎることはない


体を動かす

  • 体が何と言おうと、気力に体力を引っ張らせることこそが大切
  • 75歳を過ぎて使わなかったら、体はたちまち衰える
  • 元気いっぱいだった人が急速に衰えるときは、だいたい怪我や病気をして、動けない時期を経てダメになっていく
  • 体を動かさなくなったら、それが自分の意志であっても、そこから立ち直るのは難しい
  • 三日以上じっとしてたら転落の道を一直線


年を取るということ

  • 年を取るということは、昨日できたことが今日できなくなること
  • 今日できたことが明日にはできなくなるということ
  • これをどう前向きに受け止められるか
  • まだこれだけ残ってるとポジティブに思えるかどうか


高齢者向け施設の選び方

  • 立ち振る舞いなども含め、そこで働いている人の表情を見る
  • 自分のやっていることへの誇りや自信、心の状態の集大成だから
  • 仕事をするうえで、後ろめたさがあったり、疲れきっていたりしたら必ず、態度に表われる


人生の不安を全部解消はNG

  • 「ある程度自分のことはできるけれど、三食つくったり掃除や洗濯が大変」という時期
  • 「寝たきりになって、いろんな病気が出てくるようになった」時期
  • 「人生の最期」の時期
  • それぞれ、必要とされる機能がまったく違う
  • ひとつの施設でそのすべてを揃えるのは経営的視点からみて無理


ギリギリまで一人暮らし

  • 不治の病気や寝たきりなどで動けなくなったときに転がり込む先を、元気なうちに見定めておく
  • ただし、そこに入る時期は、できるだけ先延ばしする
  • 自分で、もてるものをすべて駆使して、そこに入らないように頑張る
  • 死ぬ場所はここと決めておけば、人間は不安から解放される
  • そうすると、ポジティブに生きられる
  • どんどん見学すべき
  • 家を買うときは、何軒もまわって検討するでしょう?
  • 死ぬ場所を探すことも同じ


自身が基準

  • 自分の親にして欲しいこと」「自分の親ならどう思うか」を判断基準としない
  • 自分ならどうしてもらいたいか」「自分が入りたい施設とは?」という視点も大事


お風呂

  • 高齢になったら、風呂に入れるほうも大変だけど、入れられるほうだって大変
  • 本当に汚れたとき、あるいは汚したときに、手をかけてくれればいい
  • 洗い過ぎると、人間は脆弱になる
  • 今の世の中、清潔信仰が強すぎ
  • 日本人の皮膚の病気のかなりの部分は、洗いすぎからきてる
  • ほどほどのレベルが大切
  • 若い頃ほど脂は出てこなくなる



親にして欲しいこと」と「自分にして欲しいこと」は、ほんとに違ってしまいますね。



『看る力 アガワ流介護入門』阿川佐和子 大塚宣夫

書評 『看る力 アガワ流介護入門』 阿川佐和子 大塚宣夫 認知症編

『看る力 アガワ流介護入門』阿川佐和子 大塚宣夫


ボケに対して、間違ったコミュニケーションをしていないでしょうか? 『看る力 アガワ流介護入門』から学ぶべきことがたくさんありました。



介護で避けて通れないのが認知症

  • 認知症は、ひと言でいえば記憶の障害
  • 自分の中に入ってきた新しい情報をうまく処理できなくなっている状態
  • 人間は過去の経験を記憶という形で残している
  • それと照合しながら、今起きていることに対してどう行動すべきか判断をする


  • 認知症は、その過去の記憶にうまくアクセスできない、あるいは即座につながらない
  • 記憶は全部なくなるわけではなく一部は残っているので、そこがややこしいところ
  • 少ない記憶をかき集めて情報を処理するので、普通の人とは違った行動になる


  • 目の前のことは見事に処理する
  • 囲碁や将棋が強かった人と対局すると、かなりの認知症であっても強い
  • 昔学習したことは、意外といつまでも頭に残る
  • 一方で、比較的新しいこと、ついさっきのことは忘れてしまう



認知症の対処法の基本

  • 赤ちゃん言葉は使わない
  • 最後の最後まで、きちんとした一人の大人として扱う
  • バカにしない、怒らない、とがめない
  • 本人がうまく処理できなくても非難しない
  • バカにされない、とがめられないという安心感を与えることが大事


  • まわりから見たら理屈に合わない発言や行動でも、本人にとっては、残った記憶と情報をもとに自分なりにベストの判断をくだし行動しているので整合性はある
  • 本人としては、怒られる意味がわからない
  • そこが私たちが最も理解しなければならないポイント



教育的な効果は、絶対期待してはいけない

  • 「いい加減に覚えてよ!」と怒っても、それは教育的指導なので、まったく効果はない
  • 何を言われても決して否定しないこと
  • 繰り返すだけでいい、同意しちゃえばいい



認知症の人は、体からにじみ出るような気持ちには極めて敏感

  • 前向きな気持ちは、相手が認知症でもしっかり伝わっている
  • どれくらい前向きな気持ちで接していたか、これによって患者さんの行動も決まる
  • 不穏な気持ちで接すれば、患者さんは落ち着かない
  • 認知症の人は、相手の感情がわかる



感情の記憶は、最後まで残る

  • 認知症の方は、言われたことは記憶できないけれど、相手が自分に対してどんな感情を持っていたか、怒りなのかイライラなのか愛なのか、そういうことだけは、きちんと記憶に残る
  • キツく接すると「この人は私に対して、いい感情をもってない」ということだけが残る
  • それを繰り返すと、その人に対する恐れや不信感だけがつのる
  • 介護する側の気持ちをフラットにしておかないと伝わってしまう
  • フラットが大事



状況判断力はある

  • ふだん一緒にいない人が来たらいいところを見せようとする
  • ちゃんと、つじつまが合うような話をする
  • その場を取り繕う能力もある
  • それが最大の誤解を生む原因



一人暮らしは老化防止の特効薬

  • 一人、あるいは高齢者同士の暮らしは、少々体調が悪くても自分で動かなければいけなくて、緊張感がある
  • 一見苛酷に思えるが、老化防止や認知症の進行を防ぐ特効薬でもある
  • 周囲の人間が、すべて手をさしのべたり、施設に入ると、そこまでの緊張感はなくなる
  • 結果として気力が落ちるし、体を動かさないから体力も低下する
  • 周りがよけいな世話をやくことで、結局何もできない存在にしてしまう
  • 周りの人が何かやってくれるとわかると、自分ではもう何もやらなくなる



本人が別に困ってなければそれでいい

  • かなり認知症が進んでも、ある程度のレベルを保つ生活は十分可能
  • 一人暮らしだと、お風呂はめったに入らない、部屋は汚いまま
  • きちんと生活できてないと心配
  • それは、周りが思う普通の生活、型にはまった暮らし
  • 本人が別に困ってなければそれでいい
  • ゼロとは言わないが、周りの人が思うほど危険なことは、まず起きない



ワンクッション入れる

  • 他人を絡ませたほうが、お互いにいい
  • 身内の世話こそ、他人に頼むほうが双方にとって幸せ
  • プロのスキルは違う、知識、経験、技術
  • 片手間では介護はできない
  • プロの立場からすると、体を起こす、位置を変える、食事の介助、排泄の世話、簡単そうに見えてすべてにコツがある
  • 素人が見よう見まねで「気持ちさえあればできる」みたいな感覚はもたない



介護後のことも考える

  • 独身の娘さんが会社をやめてまで面倒を見ても、何年か後に親が亡くなったら、そのあとどうやって過ごすのか?
  • 経済的な問題もあるけれど、社会との関わりが切れてしまうことの方が大きい
  • 自分の親はプロに預けて、自分はその支払い分を稼ぐぐらいのつもりで、仕事をやめずに、社会的役割をはたせばいい



必要とされる状況をつくる

  • 認知症は、完全に元に戻るということはない
  • 認知症が一直線にどんどん進行するのをある程度抑えることはできる


  • 「なんで起きなきゃいけないの?」「目が覚めたら、また昨日と同じようなことをしなきゃいけないんだよ」と認知症の方は言う
  • やり甲斐のようなものがあるのとないのとでは、ずいぶん違う
  • 自分はなんの役にも立たないでみんなの世話になって、一日一日、また生きなきゃいけないのはけっこう辛いこと


  • 最も効果があるのは、自分が周りから注目されること、必要とされること
  • 「自分がやらなければこの場は回らない」という状況におかれると、その人のもっている最大限の能力、残されたものが活性化される
  • 役に立つこと、期待される役割があることが、人間の生きる意欲の源
  • 必然が必要
  • 手芸やお絵描きなど趣味は必然がない
  • 趣味の会ではダメ
  • 内職ならお金を稼ぐという意味ではなく、やりがいを感じる



90歳を過ぎると7割は認知症

  • 脳血管が詰まったり破れたりすることで起こる脳血管性認知症と、脳神経細胞が死滅し脱落して起こるアルツハイマー型認知症がある
  • 治療法は似たようなもので、後者は今もって原因も不明
  • 認知症の発生率は75歳を過ぎると急激に上がる
  • 90歳過ぎた方でも、30%は認知症にならない
  • 90歳を過ぎると7割は認知症になっているとも言える
  • 最近癌の患者がすごく増えたというが、昔は癌になる前にみんな死んでいた
  • 認知症も同様



認知症の問題は、生活能力

  • 認知症かそうでないかという境目は、生活に支障があるかどうか
  • 本当に生活に差し障りがあるような物忘れが出てきたときに、初めて認知症ではないかと疑えばいい
  • 認知症の問題は、生活能力ともいえる



認知症の早期診断

  • 認知症の早期診断は、患者さんのためというより、ご家族のためにある
  • 早期診断は、ご家族が対処の仕方を早く学べるという意味で、メリットがある
  • 認知症の方の言動は全部、その人なりの理由があり、本人にとっては正しいこと
  • 周囲はすべてを受け入れて対処するしかない
  • 早く知っておけば慌てずに対処できる
  • ちゃんと受け入れるために腹をくくる時間もできる
  • 認知症のいちばん辛いところは、本人はともかく周囲が、それをなかなか受け入れられないという点



認知症として認識するのは難しい

  • 自分自身を認知症として認識することは、いつまで経っても難しい
  • 認識する頃には、認識したこと自体を忘れちゃう
  • 本人がそうなんだから、家族だってなかなか受け入れ難い



『看る力 アガワ流介護入門』阿川佐和子 大塚宣夫

書評 『看る力 アガワ流介護入門』 阿川佐和子 大塚宣夫 介護編

『看る力 アガワ流介護入門』阿川佐和子 大塚宣夫


『看る力 アガワ流介護入門』は、身内に要介護者がいないとあまり読まない本だと思います。 私もそうでした。しかし突然やってくるのです。

母が脳梗塞で入院しました。脳梗塞は脳の血管が詰まって起こる病気です。 介護なんて他人事だと思っていたのですが、今や自分事です。しかも私の人生のかなりの部分を占めるようになりました。

『看る力 アガワ流介護入門』は、要介護者にどのように接するのか、どのように対処するのかを、経験者の阿川佐和子さんと医師の大塚宣夫さんの対談形式で書かれた本です。


私は『看る力』を読んで、介護に対する認識が大きく変わりました。そして気持ちが楽になりました。良い本をありがとうございます。

親にして欲しいこと」と「自分にして欲しいこと」は違うんです。 自分が老後にして欲しいことを基準に考えてゆくとよさそうです。


介護のポイントは「後ろめたさをもつ」ことです。



阿川佐和子さん

  • 1953(昭和28)年東京都生まれ
  • 慶應義塾大学文学部西洋史学科卒
  • 『筑紫哲也 NEWS23』のキャスター
  • 『ビートたけしのTVタックル』の進行役
  • エッセイスト、作家
  • 『聞く力』:年間ベストセラー第1位、14年菊池寛賞を受賞
  • 博物館明治村の4代目村長


大塚宣夫さん

  • 1942(昭和17)年岐阜県生まれ
  • 慶應義塾大学医学部卒
  • 井之頭病院 精神科医
  • 「親を安心して預けられる病院をつくりたい」との思いから青梅慶友病院を開設
  • よみうりランド慶友病院を開設
  • 慶成会会長



食べること

  • 食べることは、人間の最後まで残る楽しみ
  • それと同時に、生きる力を測る目安



医療が寝たきりをつくる

  • 医療の世界では、まず点滴で水分や栄養を補給
  • 点滴するとなると、できるだけ動かさないように寝かせておかなければいけない
  • 一週間もすると、皆ほんとうに寝たきりになってしまう
  • 医療をやればやるほど元気がなくなっていく



医療より介護、介護より生活

  • 一年ぐらい試行錯誤してたどり着いた結論は、お年寄りに必要なものは医療よりまず介護
  • 一人で生活ができなくなった人を、周りがサポートするということ
  • どんな状態になっても、豊かに過ごせるような生活環境を整えることが大事
  • 医療より介護、介護より生活、という方向に優先順位をひっくり返した


  • とにかく、朝になったら起こして着替えをして、日中は少しでもベッドから離す
  • そうするとだんだん、表情が変わってくる
  • とにかくお洒落をしてもらう
  • 身づくろいをする習慣を身につけることは「何かしよう」という前向きな意欲をもつことにつながる



介護は長期戦

  • この一年、仕事を減らして両親の介護に専念しようは間違い
  • ここを頑張ればなんとか乗り越えられるかもしれないは間違い
  • 十年かもしれない、いつ終わるかわからないのに全力で頑張ったら、自分がひっくり返るだけ
  • 自分の生活をちゃんと保ちながら、介護も長く続けないといけない
  • 介護は長距離走、マラソンのようなもの
  • 最初から全力疾走したらゴールできない



介護する側が極力いい精神状態を保つ

  • 手を抜くこと、全力でやらない
  • 一人で一生懸命、何もかも抱え込まない
  • たくさんの人を巻き込み、関わるみんながときどき休める仕組みをつくること
  • 介護する側が極力いい精神状態を保てるようにすることが、長く続けるための基本中の基本



後ろめたさをもつ

  • 「ちょっと仕事が忙しくて」と言いながら、本当はゴルフに行っているなど
  • その後ろめたさのせいで、優しくなれる
  • 私はこんなに頑張ってるのにと不満だけがつのると介護の疲れも倍増する
  • 介護に限らず「後ろめたさ」こそが、対人関係を良くする妙薬
  • 浮気をしてる亭主が奥さんに優しいのと同じ原理



息抜き上手は介護上手

  • 常に張りつめていると消耗が激しいし、逃げ場もない
  • 60点主義でいい、100点めざしちゃうと、間違いなく息切れする
  • 「本当は私、ちょっとズルしてるんだよね」という心を持っていると余裕ができる
  • 気分転換できる引き出しをいろいろもっておくといい
  • とにかく完璧をめざさないこと



『看る力 アガワ流介護入門』阿川佐和子 大塚宣夫

書評 『死ぬほど読めて忘れない高速読書』 上岡正明

『死ぬほど読めて忘れない高速読書』 上岡正明



上岡正明さん

  • 1975年生まれ
  • 「表参道のパンケーキブーム」「ふとん専用掃除機レイコップ」「肉フェス」などをコンサルティング
  • 「笑っていいとも」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「タモリのスーパーボキャブラ天国」「ズームイン」など人気情報番組の企画構成
  • MBA(多摩大学院経営情報工学修了)
  • 海外の外部研究機関で認知脳科学を研究
  • 東京都や成蹊大学、多摩大学、大使館などで講演
  • 一般社団法人日本脳科学認知協会 理事
  • 一般社団法人小児行動心理学学会 理事
  • 株式会社フロンティアコンサルティング代表取締役
  • 現在まで約20年間、実業家として会社を経営
  • 三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援


上岡正明さんは、すごいキャリアの方ですね。

高速読書」ですが、脳科学から生まれたすごい読書術とのことで、本の表紙に惹かれ買ってしまいました。

読書術の本はいろいろ読みましたが、さて「高速読書」とはどのようなものなのでしょう。 「アウトプットノート」が鍵のようです。



  • ネット上に再編集されたコンテンツは、快適でサクサク読めるが、記憶に残らない
  • 答えを自分で見つけ出すというプロセスが完全に欠落しているから


  • 目的や課題を解決するための知識をインプットするための読書、それが高速読書
  • 本に書かれているすべてのことをインプットする必要はない
  • 主役は本ではなく、あなた自身
  • 高速読書とは、1冊を30分で3回読む方法
  • 目的が明確になればなるほど、すべてが大事に見えなくなり、必要でないものがわかる
  • 何が大切で、何が大切じゃないかを先に決める



「漢字だけリーディング」

  • 速く読めない人は、平仮名も漢字も、全部同じように上から丁寧に読んでいる
  • すべての文字を、一文字一文字、頭の中で音読しながら読んでいるから、速く読めない
  • 本を速く読む人は、読む文字と意識的に読まない文字をあらかじめ決めている
  • 脳の神経細胞研究では、漢字で構成された文章と、平仮名だけの文章では内容を理解するのに20倍もの差がある
  • 漢字を中心に読めば、平仮名を多少飛ばして読んでも、意味は9割理解できる
  • 平仮名で重要視するのは「逆接の接続詞



アウトプットノート

  • 読書ノートは、本を読んだ感想をダラダラと書き綴るもの
  • アウトプットノートとは、高速読書で得た知識を自らの血肉にするためのもの
  • 読んだ本を行動に結びつける際の指針やヒントになりそうなことをシンプルに書いていくもの
  • エッセンスをまとめて、多くても10個程度にして、箇条書きで書き出す
  • 所要時間は10分程度
  • 記憶への定着力も数段高まり、具体的な行動プランやアクションにもつながる


  • アウトプットノートは、人生のバイブルになる
  • 最終目的は、先人の思考回路を手に入れること
  • 行動するよりも先に思考回路を手に入れてしまえば、簡単にスキルはアップする
  • 人の脳は、問いを持つとその答えを勝手に見つけてしまう
  • その特徴を最大限に利用していく


アウトプットノートに書く内容4つ

  • 読書の目的
  • 書名やメモ
  • 本のエッセンスを20文字以内で箇条書き
  • 行動プランや具体的なアクションを箇条書き



『死ぬほど読めて忘れない高速読書』 上岡正明

大江英樹さん 「老後不安を解消するシンプルなルール」を聴講 老後をなくす!

大江英樹さんの 「老後不安を解消するシンプルなルール」を聴講しました。


大江英樹さん

  • 経済コラムニスト
  • オフィス・リベルタス代表
  • 25年間大手証券会社で個人資産運用業務
  • 確定拠出年金の草分け的存在(日本での導入第1号)
  • すかいらーく、トヨタ自動車などのコンサルティング
  • 年間100回以上の講演やテレビ出演、執筆活動
  • CFP(世界で信頼されるプロフェッショナルFPの証)
  • 企業年金連合会の「確定拠出年金継続教育実践ハンドブック検討会」の座長
  • 日本証券アナリスト協会検定会員


大江英樹さんはたくさんの著書があり、サンタさんのようなヒゲで、とても優しい感じでした。

大江英樹さん著書



サザエさんのお父さん(なみへいさん)は、とってもおじいちゃんに見えますが、なんと54歳なんです。 最近の芸能人で54歳といえば、香川照之さん、吉川晃司さん、沢口靖子さん、本木雅弘さんなどなど、若いですよね。

そうです。一昔前の54歳と今の54歳では全く違うのです。というエピソードから始まり、つかみは完璧でした。


さて、少しだけ講演のエッセンスをお伝えします。


老後の不安をなくすにはどうすればよいか?

→ 「老後をなくせばいい」のです。

つまり、可能な限り働き続けることです。働くことをやめたとき、老後が始まるのです。


サラリーマン時代は「仕事は苦行」ですが、独立して自営すると「仕事は楽しみ」になります。

ただし、キラキラ起業は禁物とのことです。 退職後は、そんなにお金に心配することはなく、したいことを好きなようにやれば良いのです。


大事なのは企業理念をしっかり持つこと。とりあえず「起業したい」ではダメです。

「どうしてもこれがやりたい」という思いが重要です。さらに「理念」があれば、ブレません。

ブレなければ信用されます。信用されれば仕事が続けられます。


GiveFirst

まず与えることが大切だといいます。 そして、そのGiveの仕事は絶対手を抜いてはいけません。それは、信用を勝ち取るためです。

大事なのは、「貯金」ではなく「貯信」です。

「信用」は必ずお金になるのです。



アメリカの実業家で雑誌『PLAYBOY』の発刊者、ヒュー・ヘフナー氏の言葉です。

I have no plans to retire.
It’s the perfect combination of work and play that keeps you young.
If I quit work it would be the beginning of the end for me.

「私には引退する予定はない。仕事と遊びの完璧なコンビネーションが若さを保つことになるから。もし仕事をやめたとしたら、それは私の終わりの始まりになるだろう。」

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