「忙しい、忙しい」「計画を立てよう」など、いつも自分の時間を考えることはしていますが、相手の時間を考えることはあまりしませんよね。


待ち合わせ場所に行くのに、10分遅れる場合、連絡する人と、10分ぐらいいいよねと連絡しない人がいます。時間の感覚は人それぞれですが、相手のことを考えると連絡してあげたほうが安心しますね。

その場合、「ちょっと遅れます」と連絡するよりも「あと10分で着きます」と言ってあげたほうが親切です。 「あ、10分あるならちょっとトイレ行っておこうかな」と相手の時間を無駄にしないようにできるからです。


机にメモを置く場合も同じですね。

食事中」というメモでは、いつ戻るのかわかりませんが、「13時30分に戻ります」と書いてあれば明確です。


お店も同じです。

準備中」という看板をよく見かけますが、定休日や開店時間も併記しておかないと、いつも準備中のときに来てしまうお客さんがいたら、来なくなってしまいます。


「そこまで言わなくてもいいじゃない」と思うものでも、相手の時間を大切に思っていれば必要なことかもしれません。



私の体験でも、よりよくなった例があります。

もうすぐご飯だから」と言っても、子どもはすぐに来ません。

そこで、「あと15分でご飯できるよ」と時間も添えて伝えたところ、何度も呼ばなくても、15分たったころ自分からくるようになりました。

これはいろいろ応用できます。休みの日など、朝ぐずぐずなかなか起きない場合は、「あと何分で起きるの?」と自分からリミットの時間を言わせるのです。すると、スイッチが入るのか、結構自分から起きるようになります。



自分にとっても良いことがあるので、相手の時間を有効に使える工夫をしてみましょう。


参考:『自分を変える 超時間術』 中谷彰宏

2020/04/17