『トヨタ式「すぐやる人」になれる8つのすごい! 仕事術』 桑原晃弥
トヨタといえば、「カンバン」や「なぜなぜ」が有名ですね。 いくつかエッセンスをご紹介します。
桑原晃弥(くわばら てるや)さん
- 慶應義塾大学卒
- 業界紙記者、不動産会社、採用コンサルタント会社などを経てフリージャーナリストとして独立
- トヨタ式の普及で世界的に知られたカルマン株式会社の顧問
- スティーブ・ジョブズやジェフ・ベゾスなどIT企業の創業者や、本田宗一郎、松下幸之助など成功した起業家の研究をライフワークとする
- 経済・経営ジャーナリスト
やり直し、手直しほど時間をロスするものはない
- 「報連相」の徹底こそが「やり直しのムダ」を防ぐ
- 「報連相」は、手直しや、やり直しを防ぐうえでとても重要
- 進捗状況の見える化
準備をしっかりしないまま「とにかく速くやる」は本末転倒
- 「どこに時間をかければ、最終的に素早く成果を出せるのか」をしっかりと見極めること
- 絶対の自信をもって絶対の準備をするために時間をかける
時短を実現するには「日」を「時間」に変え、「時間」を「分」に変える
- 時間の「単位」を変えれば、仕事時間はまだまだ短縮できる
圧倒的速さで問題の「真因」にたどり着く方法
- 問題が起きた時、わかりやすい原因に飛びつくと早期に解決できるが、いずれ同じ問題が起きる
- 真の解決には「真因」探しが大切
- 「なぜ」を5回繰り返すと真因にたどり着ける
- 一度や二度の「なぜ」では表面的な原因しかわからない
- 三度、四度、五度と「なぜ」を繰り返すことで初めて「真因」にたどり着ける
- 「なぜを5回繰り返す」は机上で行うのではなく、問題の起きた現場で、あらゆる可能性を探るもの
1つの問題に対して、解決策は複数案考える
- 目的は1つだが、達成する手段は1つとは限らない
- 1つの目的に対して、それを達成する手段はいくつもある
- 1つの目的に対して、まずは考えられる限りのアイデアを出してみる
- お金や手間、時間、効果などを比較検討したうえで、最善のものを選ぶ
- 少し時間はかかるが「考える」「比較する」過程を経ると、本当の最善策にたどり着ける
「たとえば」をつけて質問すると、真の問題が発見できる
- 問題やムダを見つけるためには「みる」力や「きく」力を高める
- 「みる」には「見る」「観る」「診る」の3つがある
- 「きく」にも「聞く」「聴く」「訊く」の3つがある
- 「聞く」「聴く」「訊く」の3つを駆使して、問題やムダを発見する
- 「問題やムダはあるのが当たり前。ないほうが問題だ」という意識で臨む
資料は「誰のため」「何のため」を考えてつくる
- 資料を「紙量」や「死量」にしてはいけない
- 「この資料は何のためにつくるのか」「誰の役に立っているのか?」を考えてつくる
改善は、どこまで自分事にできるかで結果が変わる
- 他人事にしている限り、本当の改善はできない
- 「自分たちの問題は自分たちで改善する」という気持ちになることが大切
- 「これをやるのは自分の使命だ」という思いがあるからこそ、多少難しい課題でも人は挑戦することができる
「やる」のではなく「やり切る」
- 成功するまで続けるから、成功する
- 目標を立て、達成への計画を立て、実行に踏み切る以上、その計画は絶対に「やり切る」
- 成果を上げるためには、ある種の執念というか、できるまでやるという「やり切る力」が欠かせない
トヨタすごいですね。いろいろな自己啓発のエッセンスが入ってますね。
2020/06/27