自己啓発本をよく読む方は、相手の気持ちを考えたり相手の気持ちを変えることが難しいということを知っています。だからこそ自分が変わろうと努力もします。
しかし、変わってほしいと思っている人に限って自己啓発本は読んでくれません。 だからこそ人を変えることは難しいとも言えます。
だれでも一度は「相手の気持ちを考えて行動しましょう」と先生に言われてきましたよね。
「相手は今どうゆう気持ちなんだろうと」と思うことができる人は、普段から相手の気持ちを考えている人です。 この記事を読まれている方もそうですね。
相手の気持ちに鈍感の方は、興味もなければ、なぜそんなことを考えなければならないのかすらわからないので、いつまでたっても空気の読めない人のままなのです。
自分のことは興味がなくても、子どもに対しては興味をもつ場合があります。 以前書いた記事があるので参考にしてください。
自分が興味がなければ、受け入れるのがとても難しいのです。 自己啓発だけでなく、世の中あらゆるものに対して、そう言えます。
「マスクを付けましょう」と言われても、「別にいいじゃない」と思う人にとっては愚問なんです。 逆に普段からマスクを付けている人にとっては、マスクを付けることが当たり前なのです。
「ゆとりを持ちましょう」と言われても、過労死してしまうほど働いている人はゆとりというものを知りません。
自己啓発本を読んでいるから偉いというわけではなく、人それぞれ興味共感するものが異なるということが大事なのです。
そのことを理解していれば、「あ、もうちょっと興味をもってみようかな」「この人はこの件については興味がないようなので別の線で攻めてみよう」などと、変化球を使えるようになります。いつも正論という直球だけではうまくゆかないのです。
当たり前のことなのですが、人は自分と違います。
人それぞれ興味共感するものが異なるということをわかっていれば、いろいろなコミュニケーションの場で、ヤキモキすることはなくなるでしょう。