『文章を整える技術 書いたあとのひと手間でぜんぜん違う』 下良果林


文章を機械的にチェックするツールはいろいろありますが、そもそも良い文章を書けるようにならないといけません。 今回は、『文章を整える技術』から学んでみました。



下良果林さん

  • 早稲田大学社会科学部卒業
  • 大学在学中に女性月刊誌のフリー編集者として契約
  • Web編集者として商品ページ、Webコラム、メールマガジンの執筆
  • 年始販促の企画がヒットし、1本あたり最大7000万円以上当時最高額の売上を記録
  • ローソンにてECショップの新規立ち上げ・運営担当を経て、LPや販促チラシ、メールマガジンの執筆
  • 「引きつける」「売れる」「申込みが来る」文章力を確立
  • 独立し、ライター・編集者として、大手企業へのインタビュー記事やLPの制作、メールマガジンやブログの執筆代行



なぜ、あとから見直してみて「うわっ!」と思う文章になってしまうのか

  • 時間をおいてから読み返してみると、文章のつながりの悪さや誤字脱字、表現の重複が目立つ
  • 書いてから十分な作業をせずに終えてしまうから
  • 書いたあとにするべき作業、それが「推敲」
  • 文章をじっくり吟味し、より良くするために何度も練り直すことを「推敲」と呼ぶ


二次稿 = 一次稿マイナス10%

  • 悪くはないが、冗長
  • もっと切りつめたほうがいい
  • 文章を「足す」のではなく「削る」
  • テンポをよくするには、刈りこまなければならない


推敲が大切

  • 時間と手間をかけて推敲されたものは「納得性」となって作品に現われてくる
  • 文章のプロほど「書いたあと」の作業、すなわち推敲を大切にしている
  • もしかしたら、文章のプロは「文章が上手い」のではなく「手直しにじっくりと時間と手間をかけ、文章を読みやすく整えている」だけかもしれません


推敲とは読者への「思いやり」

  • 読み手に対する親切心をもって、どの表現がもっとも読者に伝わりやすいかを徹底的に考え、手を入れる
  • 書いている間は読者のことまでは考えられないが、書き終わったら読者になった気持ちで読み返す
  • 「思いやり」のない文章が、読み手に好印象を与えられるはずはない
  • 思いやりの心をもって文章を読みやすく整えることが重要



文章も、相手の立場に立つことが大切なんですね。



『文章を整える技術 書いたあとのひと手間でぜんぜん違う』 下良果林

2020/05/17