『ライフハック大全 人生と仕事を変える小さな習慣250』 堀正岳
250個ものライフハックがあるので、知っているものもあれば、これは私には難しいというものもあります。しかし、少なからず、すぐに役立つライルハックが必ずありますよ。
著者 堀正岳さん
- ブログLifehacking.jp、mehori.com管理人
- 「ライフハック大全」「知的生活の設計」など20冊以上の著書をもつ作家
- 北極の気候学研究者としても活躍中
『ライフハック大全』には、250ものライフハックネタが書かれていますが、私が気になったものを12個ばかりご紹介します。
言葉を換えれば性格は変えられる
- なりたい自分の言葉を真似ることで性格を変えることができる
- 肯定的な言葉をあえて選ぶことによって、人は肯定的になれる
- 「~しなくてはならない」 → 「私は、そうすることに決めた」
- 「~でないとだめだ」 → 「~のほうがいいと思う」
- 「やらなければ」 → 「どこから始められるだろうか」
- 性格を穏やかにしたいなら穏やかな言葉を真似る
- 自信を持ちたいなら自信のある言葉を真似る
- 言葉だけでなく、姿勢にも同じことがいえる
アイゼンハワー・マトリクスを使って、時間の割り当てを決める
- 重要度と緊急度を2軸をとる
- 緊急でない重要なことに時間を割り当てる
7つの習慣にでてくるので有名ですね。
なぜ、アイゼンハワー・マトリクスというかといいますと、「私は2つの問題を抱えている。1つは緊急で、もう片方は重要なものだ。しかし、緊急なものは重要ではなく、重要なものは決して緊急であることがないのだ」とアイゼンハワー元米大統領が言ったからだそうです。
80:20の法則を味方につける
- 少ない時間で生産性を上げるコツは、最も重要な部分に集中して時間を投下すること
- パレートの法則「80:20の法則」という経験則を利用する
- 数少ない重要なものが、成果やトラブルの大半を支配している
- 最も結果に結びつく20%の部分に時間を集中投下する
「シングルタスク」を心がける
- マルチタスクだと、切替時にオーバーヘッドを生じる
- 生産性を高い状態に維持するには、一度に行う仕事は、常に1つだけにする
怒りを制御するための3つのテクニック
- 怒りは心の動きだけではなく、身体的なものでもある
- 言葉の発し方や、体の姿勢によって、ある程度制御が可能
- 怒りそうになったら、手を「パー」の状態にする
- 手をパーにしながら真剣に怒ることはできない
- 緊張して肩が上がるのを意識的に下げて、体をリラックスの体勢にする
- 怒りがこみ上げたら、意識的に話す速度を半分に落とす
- ゆっくりと大声をあげるのは難しく、スピードを落とすことで冷静さを取り戻す
- 自分を客観視して冷静な対処方法を探すきっかけにする
Noといえないなら「Yes, but」を取り入れる
- 必要ではない仕事は断り、増やさないことが、生産性を高めるための要
- 「いいですよ、ただし」「できそうです。その代わり」
- 相手の依頼をいったん引き受けながらも条件を追加する
- 相手にこちらがどれだけのリソースの余裕があるのかを伝えることを習慣にする
- 周囲と仕事のやりとりのバランスをうまくとれるようになる
フランクリン効果で相手の好意を引き出す
- フランクリン効果は、気難しい相手から好意を引き出す
- フランクリン効果は、自分のかたくなな心を和らげる
- 敵対的な人物であるほど、あえて頼み事をして自分に対する親切を引き出すことで、心理的な距離を縮める
- 自分が嫌いな人間に対して、あえて親切をすることで自分の心を開きやすくする
- 頼み事は「遠くにあるものをとってもらう」といったささいなことでよい 相手は、知らないうちに自分に対してガードを低くする
人間というコンテキストでタスクを管理する
- コンテキストを人間単位で持っておくと、トラブルの回避や、連絡忘れを防げる
- 会う頻度が少なくても相手のことを詳細に思いだせる
習慣のフィードバックループを意識して行動を変える
- 習慣が定着する必要な3つの要素は、「トリガー」「応答」「報酬」
- 「報酬」より「トリガー」を意識する
- トリガーとなるきっかけを設計することが最も重要
- 例えば、読書ならベッドの上に本を置いておくなど
習慣のトリガーとして優秀なのは「時間」と「場所」
- 新しい習慣を定着させるには、毎日必ず発生するものをトリガーにする
- 固定した時間と場所を利用する
悪癖メモでやめたい行動を断ち切る
- なぜいま、このタイミングでそうしたいのかメモする
- 報酬を分析し、同じ報酬になる他の行動を試みる
3種類ある「意志の力」を意識する
- 意志の力は3種類ある
- 「I won’t」「私は~しない」という意志
- 「I will」 「私は〜する」という意志
- 「I want」「私はこのようになりたい」という意志
- 「私は~しない」 → 「私は〜する」という意識で習慣や問題を捉え直す
- 「~する、なぜなら~」という理由をつける
- 価値観として意識に組み込まれるようになる
Amazonでも、下記に関するライフハックの内容がカラー画像付きで掲載されています。
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『ライフハック大全』は、この他にもたくさんのコツが紹介されており、自分に役立つライフハックが必ず見つかるはずです。
2019/06/07