娘のトリセツ』 黒川伊保子


参考



娘の反抗期の対処の仕方がわかります。


反抗期

  • 思春期は、生殖器官を成熟させるために、実際の生殖期よりも生殖ホルモンが多めに出ている
  • 生殖ホルモンは人の意識に強く作用する
  • 自分の部屋を勝手に片づけられたり、自分の友達をとやかく言われたりすると逆上
  • かまってほしくない!」「支配されたくない!」という感覚で脳がパンパン
  • 育て方に失敗したわけじゃなく、「生殖能力が成熟するとき」の、一般的な症状
  • 思春期に突入してから始める「父の弱音」は、裏目に出ることも多い
  • 遅くとも18歳を超えたら、娘はまた「父の娘」に戻っていく
  • 思春期の娘をコントロールしようとして、しこりを残さない
  • 娘の暴言には「悲しそうな顔で絶句する」が一番


血糖

  • 脳の活動のすべては、化学的な電気信号で行われている
  • この脳神経信号のエネルギーはブドウ糖
  • 血糖がなければ、脳は動かない
  • 70を下回ると「だるくて、何もかもがうんざり」してくる
  • 60を下回ると、身体が危険だと判断して、血糖値を上げるホルモンを連打してくる
  • 40を下回ると、脳は活動を停止して、意識混濁状態に陥る


低血糖

  • アドレナリンをはじめとする血糖値を上げるホルモンは「気持ちを尖らせる」傾向が強い
  • 低血糖の子は、「周囲に無関心で、だるそうにしていたかと思うと、突然キレる」
  • 低血糖は「空腹時に甘いものを食べる癖」から起こることがほとんど
  • 朝食は、最も飢餓状態で摂る食事なので、どの食事よりも気をつけてほしい
  • 朝食を失敗すると、午前中の授業は、ほとんど身にならない
  • 甘いだけの朝食は、人生をじり貧にしてしまう


無条件で愛する

  • 父親の愛が何かのバーターなのは、絶対にいけない
  • 娘への愛は、無条件でなくては意味がない
  • そこに娘がいるだけで愛おしい」その気持ちを、ただ、ことばや態度にすればいい
  • 男性脳は、客観性の高いゴール指向型なので「自分」ではなく「成果」を評価されたい
  • 女性脳は「成果」ではなく「自分」を認めてほしい

ただし、「娘が一番ではない」「この家の一番は妻である」



黒川伊保子さんは、最後にこう締めくくっています

  • お父さんのために書いた「娘のトリセツ
  • 娘の一生の「愛のかたち」は、父親がデザインしていると言って過言ではない
  • 父の責任は、地味に重大である



娘のトリセツ』 黒川伊保子

2021/12/17