会社が大きく変わる要因の8割は、「クレド」にあると言われています。 8割ってすごいですよね。
「クレド」とはなんでしょうか?
クレドとは従業員が心がけるべき企業の信条のことで、会社の憲法のようなものです。
例を上げてみましょう。 「ザ・リッツ・カールトン」のものが有名です。 そもそも、クレドをはじめたのが「ザ・リッツ・カールトン」であると言われており、あまりにも効果的なので、様々な会社が取り組み始めているというのが現状です。
リッツ・カールトンはお客様への心のこもったおもてなしと快適さを提供することをもっとも大切な使命とこころえています。
私たちは、お客様に心あたたまる、くつろいだ、そして洗練された雰囲気を常にお楽しみいただくために最高のパーソナル・サービスと施設を提供することをお約束します。
リッツ・カールトンでお客様が経験されるもの、それは感覚を満たすここちよさ、満ち足りた幸福感そしてお客様が言葉にされない願望やニーズをも先読みしておこたえするサービスの心です。
「Good & New」と同様に、クレドは社員や部員の意識改革を行うものです。
クレドは、「ザ・リッツ・カールトン」のようなものでよいし、もっと簡単なものでもよいです。 社員や部員にそうなってほしい、そう考えてほしいという内容を箇条書きで書き出すのです。
- 毎日、大きな声で「おはよう」を言おう
- 帰るときは、机の上をきれいにしよう
- ミーティングは5分前に終わろう
といった簡単なものでもいいのです。
クレドの使い方
毎日、クレドに書かれた項目のうち、1つについて話し合います。先輩や上司が何度も言わなくてもわかるように、無意識に行動できるようにすることが目的です。
クレドは、当たり前の道徳、価値観を植えつけるためのものです。
単に、みんなでクレドを読み上げるだけでなく、その項目について自分の意見を言うことが大切です。 自分の感想や最近の体験について、他のメンバーと共有します。
単なる唱和とは異なり、自分の発言に対する他人の意見などで刺激が増え、脳へのフィードバック効果が得られます。
クレドを読んだあと、例えば、
「紳士淑女になるために、あなたはどんなことをしていますか?」
というような質問に対して話し合うことで、信条やサービス哲学に対して、みんなで理解を深めていくのです。これを「デイリーラインナップ」と呼ぶこともあります。
「Good & New」と同じで、潜在意識に働きかけるのです。 口に出した行動原則にしたがって、無意識のうちに行動できるようになります。
洗脳といっても過言ではないかもしれません。逆の意味で少し怖いですね。
クレドは、「Good & New」と合わせて正しく使えば、効果は絶大です。 ぜひ、取り入れて、従業員やクラブなどの団結力や士気を高めてください。
参考: