何で、あの人は、わかってくれないんだろう。
あの人こそ、自己啓発本を読んでほしいのに。
あの人こそ、変わってほしい、変わるべきだ。

というような欲求はないでしょうか。

 

自分が正しい、今のままでいいと思っている。
周りからちょっとおかしいと思われていることに気づいていない。
自分勝手、怒りっぽい、空気が読めない。

このような人は、一人や二人、
職場や友達に必ずいると思います。

 

特に、自分に害をもたらさない友達や、
あまり会わない友達であれば、
あの人は、そうゆう性格なんだ、
ということで終わってしまいますが、

家族や、仲の良い友達、
今後付き合っていく友人などとは、
周りとうまくやっていってほしいし、
自分とも仲良くやっていきたいですよね。

 

 

自己啓発本で良く言われるのは、

「他人を変えることはできない。自分を変えなさい。」

ということですが、
他人を変えることはできないので、
自分が変わるしかありません。

その変化を相手が感じ取ってくれて
相手が自ら変わってくれればよいのですが。

できれば、
あの人にもわかってほしいし、
自ら実践してほしいですよね。

自分がいつも気を使っていては、精神的に疲れてしまい、
一緒に旅行にいくのも、ちゅうちょしてしまいます。

 

このような人に限って、
自己啓発に興味を持たない人が多く、
自分の好きなことに集中する傾向があると思います。

 

 

こんな時は、
無理に「7つの習慣」がいいから読んでみて
と言っても無駄です。

仮りに読んでくれたとしても、また同じことをいってるだけだ。
というように、心に響かず
だから何、私に関係ないね。
で、終わってしまします。

本を読んでも、本人が気づきを持ったり、
変わってくれるかは、また別なのです。

 

 

こんな時、良い方法があります。
その人が興味のあるもので、
自己啓発系の要素が入っているものを勧めるのです。

 

例えば、
子どもの教育や育児に、とても興味をもっている場合、
子供の教育の本を勧めます。

それには、子どもに対する親の接し方についても必ず語られています。
すぐに、いらいらして、子どもに当たってしまう。
こんな時どうすればいいのか、対処方法はこうです。
という具合に書かれています。

 

育児や教育本は、子どもを対象にしているところがミソです。
自分自身を対象にしていると、
私はできている、私には関係ないというように意識が働いてしまい、
受け入れてもらえません。

子どもという自分以外を対象にしていますので、
少しは敬遠されず、意識して読んでくれます。

 

音楽が好きでしたら、
「オーケストラ指揮法」など、
指揮者とオーケストラ団員とのやり取りから、
会社組織や、家族との接し方を学べます。

サッカーが好きでしたら、
長谷部誠の「心を整える」なんかもいいですね。

 

本に限らず、
「AERA」など雑誌の記事でもよいです。

対象を本人から少しずらし、
自伝的なものや、子どもなどの第三者を通して

気づいてもらうという方法を、いろいろ考えてみてください。

 

 

自分自身で、気づいてもらい、
行動を変えてもらうということまでは、
そう簡単なものではないですが、
なにかしらの影響を与えてくれると思います。

2012/08/07