アップルのスティーブ・ジョブズ氏がペプシコーラのジョン・スカリー氏を口説いた有名なセリフがあります。
「ただ砂糖水を売って過ごすのか、それとも世界を変えるチャンスに賭けるのか」
大きな決断ですね。色々な自己啓発本には「決断せよ」「行動せよ」と書かれています。 たくさんの知識を頭に入れても、実際に行動し、それを継続しないと願望はかないません。
しかし、人は怠け者の生き物です。なかなか行動し継続するのは難しいのです。 そこで、行動するためのコツを知って、行動を起こす敷居を低くしてしまいましょう。
行動するためのコツ1:「行動するのではなく、試してみる」
「行動する」という言葉が重すぎるのでしたら、「実験、試験的に、試す」という動機づけとしての言葉を利用します。「ちょっと試してみる」というと、なんとなくできそうな気がしてきますね。
行動するためのコツ2:「理想の自分を思う」
やる気がないとき、行動できないときは、理想の自分を思い浮かべます。
例えば、毎日記事を書くことをノルマと思って書いているとやる気がでません。しかし、自分は「カリスマブロガーで、アルファブロガーであり、みんなが自分の記事を待ち望んでいるんだ」と思って、カリスマを演じ、なりきってしまうと、自分を奮い立たせることができ、行動しやすいのです。
ゆったりと構え、小説家のように「さて、今日はどんな、ためになることを書こうかな」と仕草までなりきってしまいましょう。
行動するためのコツ3:「デメリットに対して行動する」
人間は、メリットがあるから行動を起こすというより、デメリットに対して行動を起こしやすい生き物です。
「お金持ちになりたい」と考えて行動するのではなく、「やらないと一生自由になれない」等と、自分が変化しないことのデメリットをまず考え、徹底的にデメリットにフォーカスします。
「このままじゃいけない」という気持ちが、眠っている動物的な本能を呼び起こすのです。
行動するためのコツ4:「計画して時間をあやつる」
計画しないで行動するということは、時間にあやつられてしまっているということなのです。 時間をあやつるために、計画をして行動しましょう。
意識付けを楽にし、理想の自分をイメージし、デメリットにフォーカスし、計画して時間を操ります。 これらの4つのコツをうまく使い、行動への敷居を低くしてしまいしょう。
「やるか、やらないかでなく、やり抜く」という気持ちも大切です。最近流行りのGRIT力ですね。 行動ができれば、継続できます。継続できればやり抜くことができます。
冒頭のスティーブ・ジョブズ氏のスカウトの話ですが、実はジョン・スカリー氏の前にスカウトした人物がいます。それは、IBM PCの父であるドン・エストリッジ氏でした。ドン・エストリッジ氏は破格の条件にも関わらず、IBMマンの誇りをとり、このオファーを断ったそうです。
スティーブ・ジョブズ氏もドン・エストリッジ氏も「情熱」を感じますね。