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書評 「窓ぎわのトットちゃん」 黒柳徹子

「窓ぎわのトットちゃん」
黒柳徹子


「窓ぎわのトットちゃん」という本があって、日本で一番売れている本であることは前から知っていました。しかし、すでに人生の半分も過ぎているこの歳まで読んでいませんでした。 なんで今まで読まなかったのか? 不思議です。

戦後最大のベストセラーであり、累計は800万部!35カ国に翻訳されています。いわさきちひろさんの挿絵がまたいいんですよね。


「窓ぎわのトットちゃん」は、黒柳徹子さんがトモエ学園で過ごした本当の話であり、ノンフィクションなのです。「婦人公論」という冊子に連載していたものを書籍にしたものです。

子どもと同じ目線で書かれており、昔に書かれた文章にも関わらず、とても読みやすく、子どもが読んでもおもしろく読めるでしょう。さすが最大のベストセラーです。



印象に残ったところを少しご紹介します。


「きみは、ほんとうは、いい子なんだよ!」

印象的な、しかも代表的なフレーズだと思います。 とても大きな愛情が感じられますね。この本全てが愛に包まれているようです。


「海のものと山のもの」

お弁当のおかずには、必ず「海のものと山のもの」を入れるようにと校長先生が子どもたちの家の人に頼みました。

山は野菜や肉など、海は魚や佃煮など、この2種類を必ずお弁当のおかずに入れて欲しいと、こんなにも簡単に簡潔に、必要なことを表現しています。

おかずを考えるのが面倒じゃなく思えてきますね。 海山といっても無理はしない、贅沢をしない。のりと梅干しでもいいのです。


それなのに、B29の焼夷弾で、トモエが焼けた。校長先生は、火を見ながら息子の巴(トモエ)さんに話した。「おい、今度はどんな学校、作ろうか」

校長先生がすばらしい人格の方だったということがはっきり分かります。



最後のあとがきに、一緒に学んだ生徒たちのその後についても書かれています。あとがきさえも興味をもって読めましたし、とても面白いのです。


もし、まだ読んでいないという方は、ぜひとも親子いや、家族全員で読んでみてください。ひだまりにいるような心地良さを必ず感じることができるでしょう。


「窓ぎわのトットちゃん」
黒柳徹子

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