一般的に言われているのは、
他人と過去は、変えることができないが、
自分と未来は、変えることができる。
他人や過去を変えようとして、余計な労力と時間を費やすよりは、
自分や未来に、エネルギーや時間を使ったほうが良いですよ。
ということです。
ここでいう、過去とは、出来事や事実のことを言っています。
私たちは、この過去の出来事に影響を受けて、
いろいろな想いをめぐらせます。
あの時は良かった。
あの時、失敗しなければ。
人の想いは変えられますので、
ある意味、過去は変えられるのです。
過去とは、
人それぞれの記憶の中にある出来事に対して、
いま現在の自分が、どのように解釈するかなのです。
過去の事実は、変えることは出来ませんが、
解釈は、変えることができます。
何かに失敗した時、
もう立ち上がれない。と思うか、
あの時の失敗があったからこそ頑張れた。と思うのか。
異性に振られた時、
今、新しい伴侶を得ることができた。
あの時、振られなければ、こんない良い人と出会えなかった。
解釈を変えるだけで、
一瞬のうちに、良い過去に変えることができます。
つまり、過去を未来につながる良い解釈にして、
良い思い出にしてしまうのです。
過去の解釈を変える方法は、もう一つあります。
幸せな未来をイメージすることです。
あの時辛かったけど、
それをばねに、こんな成功をしたというように、
より幸せな未来を想像しつつ、過去も変えてしまいます。
まだ起こっていない未来に対して、
より良い幸せなイメージを持つことで、
自然に、過去の解釈を良いものに変えることができます。
未来から過去へ、逆に流れる時間をイメージし、
頭の中で体感することができれば、
素晴らしい未来と、素晴らしい過去を同時に得ることができます。
成功へのイメージを鮮明にし、臨場感を強めれば、
その未来は現実となります。
よくある自己啓発本にある、思考は現実化するということです。
より良い未来をイメージするだけでなく、
過去もいっしょに幸せにするために、
過去から現在、現在から未来へ全ての時間をつなげて
幸せなイメージにしてしまうのです。
過去は、現在や未来の解釈によって
いくらでも、いい思い出に変えられるのです。