『とっぱらう 自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』 ジェイク・ナップ ジョン・ゼラツキー
『とっぱらう 自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』は、GoogleやYoutubeで働いていた方が執筆し、メイクタイムという時間管理の戦術を教えてくれます。
- 無理してやるのではなく、自然体でやる
- そしてほとんどの場合、やっているうちにそれが「やりたいこと」になっていく
- メイクタイムを実践することで、大事なことをやる余裕が生まれる
- いったんやり始めると、どんどんやりたくなる
- 手始めに、何かを少しだけ変えてみよう
- ポジティブな結果が積み上がるうちに、もっと大きな目標に取り組めるようになっていく
このメイクタイムの一部であるハイライトについて共有します。その他にも時間管理の技がたくさん記載されていますので、ぜひ本書も手にとって読んでみてください。
ジェイク・ナップさん
- デザイナー、投資家、ニューヨーク・タイムズのベストセラー作家
- ハーバード・ビジネス・スクール客員講師
- GoogleのリーダーとしてGmailの開発に携わり、Google Meetの共同創業者も務めた
- 著書『Sprint』『Make Time』『Click』は世界20以上の言語で出版
- 300社以上のスタートアップ企業の新製品市場投入を支援
- スラックやレゴ、IDEO、NASA、国連、大英博物館などの数百のチームとスプリントを実行
- ベンチャー企業Character Capitalの共同創業者
ジョン・ゼラツキーさん
- YouTube、グーグルなどのテクノロジー企業で、「時間」を再設計するミッションに没頭
- 「ウォール・ストリート・ジャーナル」「タイム」「ハーバード・ビジネス・レビュー」「WIRED」他で執筆
- ハーバード大学、IDEOなどの舞台に100回以上にわたって登壇
やることリスト
- 「やること」のほとんどが、じつは自分ではなく他人の優先事項だという現実
- タスクはやってもやっても終わらない
- やることリストを使うと、優先順位がわかりにくくなる
- やることリストでは簡単なタスクと、困難だが重要なタスクが一緒くたになっている
- 重要なタスクを先延ばしにして、手早く簡単に片づけられるタスクをやりたくなってしまう
- リストに書いてしまえば覚えておく必要がなくなって頭を空にできる
- すべてをまとめて一覧にすることもできる
1日の初めに優先度の高い目標を1つ決めると、魔法が起きる
- 手ごわいが頑張れば達成できる目標を1つ決めると、1日が終わるころにはやり遂げている
- この焦点のおかげで、やるべきことが明確になりモチベーションが上がる
やるかもしれないリストに置き換える
- やるべきことを「選ぶこと」と、それを「実行すること」を分離する
- 「やるかもしれないリスト」の項目は、ハイライトとして選ぶと実行することになる
ハイライト : 毎日「最重要事項」を選ぶ
- 最初のステップでは、何のために時間をつくるのかを決める
- 毎日、その日の優先事項としてスケジュールを確保する活動(=ハイライト)を1つ決める
- やる必要はないがやりたいこと(子どもと遊ぶ、読書など)でもいい
- ハイライトは複数のタスクを含むものでもかまわない
- 1日中ハイライトだけに取り組むわけではないが、とにかくそれが最優先事項になる
- 「今日のハイライトを何にしよう?」と考えることで、自分の大事なことに時間を使うようになり、他人の優先事項に反応してまる1日を無駄にしなくなる
- ハイライトを選ぶことで、前向きで積極的な気持ちになれる
「直感」を信じて最高のハイライトを選ぶ
- 今日は「緊急性」「満足感」「喜び」のどれをメインに置いた1日にするのかを直感で決める
- 基準を3つとも満たすものがあるなら、それで決まり
- 60分から30分程度でできることを選ぶ
- 60分未満だと「ゾーン」に入らないまま終わってしまうかもしれない
- 90分以上集中すると休憩が必要になる
- 60分から90分が、最高の成果が得られるスイートスポット
- それだけあれば意味のあることができる
- それくらいの時間なら無理なく予定に入れられる
「雑事」をまとめる
- ハイライト以外のタスクが山積していると、ハイライトに集中しづらい
- 細かい雑事をまとめて、1つの大きなタスクとして取り扱う
- 小さなタスクをまとめて、一度のハイライトセッションで一気に片づける
- ただし、毎日この戦術を使ってはいけない
毎日ハイライトをやる必要はないと思います。決まった曜日に割り当てて、その曜日には必ずハイライトを実行するとすれば、必ず前進してゆきます。
「私は本当は何をしたいのか?」を自分に問い、ハイライトを決めましょう!
『とっぱらう 自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』 ジェイク・ナップ ジョン・ゼラツキー
2025/10/17