『娘のトリセツ』 黒川伊保子
参考
- 書評 『娘のトリセツ』 黒川伊保子 いきなり5W1Hを言ってはいけない編
- 書評 『娘のトリセツ』 黒川伊保子 相手の変化点に気づいて、ことばをかける4つのテクニック編
- 書評 『娘のトリセツ』 黒川伊保子 自分に起こった出来事を話したり相談する編
娘の反抗期の対処の仕方がわかります。
反抗期
- 思春期は、生殖器官を成熟させるために、実際の生殖期よりも生殖ホルモンが多めに出ている
- 生殖ホルモンは人の意識に強く作用する
- 自分の部屋を勝手に片づけられたり、自分の友達をとやかく言われたりすると逆上
- 「かまってほしくない!」「支配されたくない!」という感覚で脳がパンパン
- 育て方に失敗したわけじゃなく、「生殖能力が成熟するとき」の、一般的な症状
- 思春期に突入してから始める「父の弱音」は、裏目に出ることも多い
- 遅くとも18歳を超えたら、娘はまた「父の娘」に戻っていく
- 思春期の娘をコントロールしようとして、しこりを残さない
- 娘の暴言には「悲しそうな顔で絶句する」が一番
血糖
- 脳の活動のすべては、化学的な電気信号で行われている
- この脳神経信号のエネルギーはブドウ糖
- 血糖がなければ、脳は動かない
- 70を下回ると「だるくて、何もかもがうんざり」してくる
- 60を下回ると、身体が危険だと判断して、血糖値を上げるホルモンを連打してくる
- 40を下回ると、脳は活動を停止して、意識混濁状態に陥る
低血糖
- アドレナリンをはじめとする血糖値を上げるホルモンは「気持ちを尖らせる」傾向が強い
- 低血糖の子は、「周囲に無関心で、だるそうにしていたかと思うと、突然キレる」
- 低血糖は「空腹時に甘いものを食べる癖」から起こることがほとんど
- 朝食は、最も飢餓状態で摂る食事なので、どの食事よりも気をつけてほしい
- 朝食を失敗すると、午前中の授業は、ほとんど身にならない
- 甘いだけの朝食は、人生をじり貧にしてしまう
無条件で愛する
- 父親の愛が何かのバーターなのは、絶対にいけない
- 娘への愛は、無条件でなくては意味がない
- 「そこに娘がいるだけで愛おしい」その気持ちを、ただ、ことばや態度にすればいい
- 男性脳は、客観性の高いゴール指向型なので「自分」ではなく「成果」を評価されたい
- 女性脳は「成果」ではなく「自分」を認めてほしい
ただし、「娘が一番ではない」「この家の一番は妻である」
黒川伊保子さんは、最後にこう締めくくっています
- お父さんのために書いた「娘のトリセツ」
- 娘の一生の「愛のかたち」は、父親がデザインしていると言って過言ではない
- 父の責任は、地味に重大である
『娘のトリセツ』 黒川伊保子
2021/12/17