お友達の家に遊びに行った時など、 飲み物を出していただきますが、
「紅茶とコーヒーどちらにする?」
と聞かれて、
「コーヒーでいいです」
と答えていませんか?
「~でいいです」という言い方は、 なんとなく投げやりで、しかたがないから、というニュアンスに聞こえてしまいます。 まだ「コーヒーで」と、止めたほうが、いい感じを受けませんか?
では、「で」を「が」に変えてみましょう。
「コーヒーがいいです」
となります。 これも、なんだかあつかましく、わがままな印象を与えてしまいますね。
ちょっといい方を変えて、
「コーヒーにします」
「コーヒーをいただきます」
でしたら、いい感じですね。
更に、好意への感謝の気持ちを伝えるともっと良くなります。
「ありがとうございます」
「コーヒーをお願いします」
ちょっとした助詞の使い方で、ずいぶん印象が変わってしまうんです。 大げさですが、味わいも変わってくるのではないでしょうか。
「コーヒーでいいです」と「コーヒーがいいです」では、 「が」といったほうが美味しく感じると思います。
一文字変えるだけで、相手に対する印象も、味も変わってしまうのです。
「で」に続く言葉でふっと思いつくのは、「でいいや」
「が」に続く言葉でふっと思いつくのは、「がいいね」
いつもの消極的な「で」の人生をやめ、積極的な「が」の人生へ切り替えましょう。 相手とコミュニケーションする場合は、 ニュートラルな「を」や「に」を使うとよいです。
人の心は、言葉の響きに引きずられます。 ちょっとした口癖が人生にも影響を与えてしまうんです。
まずは、身近なところから、変えていきましょう。
2014/11/27