『セクシーな時間術 魅力的な女になる55のルール』 中谷彰宏


中谷彰宏さん

  • 中学時代から朝日放送やラジオ大阪に学生DJとして出演
  • 早稲田大学第一文学部演劇学科卒業
  • 4年で4000本の映画を観る
  • 博報堂でCMの企画演出
  • 独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立
  • 中谷塾を主宰
  • 俳優としてオスカープロモーションに所属


中谷さんの本は、目の付け所がピカイチですよね。 何度も「なるほどなるほどなるほど」と、とてもためになります。



スピードを上げると、クオリティーも上がる

  • 場に応じて「ちゃんとやる」と「早くやる」の選択ができることが大切
  • スピードを上げると、テンションが上がる
  • クオリティーはスピードに相反するのではなく、比例する
  • 時間をかけてじっくりやっても、クオリティーが上がるわけではない
  • 「ちゃんとやること」にこだわって、スピードを犠牲にしない


前倒しされると、ワクワクする

  • 「来年やりましょう」は「いつかやりましょう」と、ほぼ同じ意味
  • 前倒しすると「大変だな」と思いながらも、何か楽しくて、ワクワクする
  • アポイントメントも、「今度食事しましょう」より「今日、」と言われたほうが熱意を感じる


「集中」「テンション」「切りかえ」の中に、ワクワク、ドキドキがある

  • スピードアップすると、ワクワク、ドキドキする
  • ワクワク、ドキドキは「集中」の中にある
  • 時間が足りない時のほうが集中する
  • スピードを上げることで、テンションは上がる
  • テンションが上がらない時は、スピードアップすればいい
  • どこかで集中してスピードアップしているから、空いた時間をゆったり過ごせる


戻らない、立ちどまらない

  • 迷っている時間があったら、すぐやり直す
  • 最初の段階で迷う時間はそれほど長くない
  • やり直しの時に「これはどうしようか」と迷う時間が長い


1つの書類につき、読むのは1回

  • 読むスピードを速くすることで、書くスピードは必ず速くなる
  • 読むのに時間がかかるのは、何度も読んでいるから
  • 「何度も読む」は、別の言い方をすると「戻る」ということ
  • 同じ書類を、2回読まない


「。」を打つことでテンションが変わる

  • 通常、話し言葉の中で「。」がないことには気づかない
  • 「でもー、私はー、そのー」など、母音が長いと歯切れが悪い
  • スピード感のない人は、本来「。」のところに「、」を打つ
  • スピード感のある人は「、」でもいいところに「。」を打つ
  • 「。」を打つことで、発声も変わる
  • 「。」を打つだけで、思考回路も話し方も全部変わる
  • 語尾を明瞭にして最後まで言い切ることで、脳の回転が速くなる


常に「今」が最も貴重な時間

  • スピードの遅い人は、「来年こそ」とか「来月から」など、「来」で生きている
  • 「次回」ではなく、今日の残りの時間をがんばる
  • 明日でもなく、将来の大きな時間でもない
  • 未来でも過去でもなく、「今」という瞬間を一番大切にする
  • ワクワク、ドキドキは、今の中にしかない
  • ワクワク、ドキドキを、とっておくことはできない
  • 「今度」にとっておいたら、ワクワク、ドキドキは腐ってしまう
  • 時間の使い方は、その人の生き方



『セクシーな時間術 魅力的な女になる55のルール』 中谷彰宏

2021/05/07