『人生を思い通りに操る 片づけの心理法則』 メンタリストDaiGo
片付けってなんでしょうか?
「捨てること?」「物を減らすこと?」「選んで残すこと?」 メンタリストDaiGoさんの本を読めば、本当の目的が明確になります。
『人生を思い通りに操る 片づけの心理法則』を読んで、片付けは手段であり目的ではない事がわかりました。本当の目的は、幸せになることですよね。
メンタリストDaiGoさん
- 英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介
- 日本唯一のメンタリストとして数百のTV番組に出演
- 企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動中
- 毎日10~20冊程度、本を読む
- 幅広いジャンルにおいて人間心理をテーマに執筆
はじめに
- 部屋がきれいになることをゴールにした本ではない
- 片づけることによって、人生を最大化し、幸福を手に入れるための本
- 一度片づけたら、二度と元に戻らない片づけの技法を伝授
- 幸福になりたければ、限られた人生を本当にやりたいこと、本当に大事なことに集中するべき
- それを邪魔しているのが、多すぎるモノや情報であり、それらが取り散らかった環境
片づけとは
- 片づけは、自分のリソースを目標に向かって集中できる環境をつくること
- 片づけは、幸福になるために必須の作業
- 片づけは、大切なことに使える自由な時間やお金、体力や注意力を最大化する
本当の片づけ
- 迷う時間、モノを探す時間、管理する時間を減らして、そのぶん自分がやりたいことを実現できるようにする
- 部屋の中が整ったように見えても、片づけが成功したとはいえない
- 自由な時間が増えなかったり、メンテナンスのための時間や労力が増してしまったりするような片づけに意味はない
- 整理や掃除に時間と手間をかけて、人生を消耗するような行為を片づけとは呼ばない
- 探しものや、リターンのないモノは、莫大な損失だと気づく
- 片づけとは、迷ったり探したりする時間を最小化し、注意力や集中力をマネジメントし、人生を最大化する行為
捨てるものを選ぶのではない
- 新聞を読むとき、気になった記事、おもしろそうな記事、読みたいと思った記事を選んで読んでいくはず
- 読む価値のない記事、読まない記事をすべて削除し終わってから、生き残った記事を読むという人はいない
- 目的にたどりつくまでに余計な時間がかかるばかりでなく、気力が尽きてしまう
- いらないモノを選ぼうとするのは、目的を誤った、見当違いのやり方
- 本来の片づけとは、大事なモノ、持ち続けるモノを選ぶこと
- 必要なモノをまず選んでしまえば、それ以外は自動的に捨ててもいいモノということになる
- 捨てるべきモノを選ぶ技術などいらない
- これから持ち続けるモノを選ぶということは、未来を選ぶことでもあり、人生を選ぶことでもある
目標やタスクも同じ
- スピードを上げるのではなく、やることを減らして集中すべき
- 目標も、減らしたほうがいい
- 目標が多くなればなるほど集中力は分散し成果が出づらくなる
- タスクを全部こなそうとする、本を買い込んで速読する、目標を次々に立ててどれも達成できない人は、自分にとって「本当に大事なこと」がわかっていない
- 自分にとって本当に必要なものを選ぶという片づけの発想が必要
- 片づけは最高の意思決定トレーニング
捨てるのに迷ったらする質問
- 質問1:「いったん捨てたとして、これを買い直すか?」
- 質問2:「長期旅行に持って行きたいモノか?」
- 質問3:「誰かが買ってくれるとしたら売るか?」
- 質問4:「あの日に戻れたとして、やはりこれを買うか?」
- 質問5:「お金が無限にあったら、本当にこれを買うか?」
- 質問6:「これを何回我慢すれば、ほしいモノが買えるか?」
- 質問7:「3年、5年、10年経っても必要か?」
収納スペース
- 収納スペースがたくさんあるということは、モノをたくさんしまえるということ
- 部屋を片づけるためには、まずは収納を減らしてしまえばいい
- 片づけの第一歩は「収納器具の片づけ」から
- 引き出しの多い家具、衣装ケース、机に置くレターケースなどはできるだけ捨てる
- 今後は収納場所を増やすようなモノは一切買わないようにする
- ホコリの発生源は家の中にあるタオルや衣類などの繊維
- モノを減らせばホコリも減る
- 集中力を最大化する雰囲気、環境をつくること、気分が落ち着く、やる気が出るような家具を選ぶ
2021/05/17