質を上げるためには「落ち着いて、ていねいにゆっくり時間をかけて取り組んだほうがよい」と、一般的には思われていますし、その通りなのですが、逆にスピードを上げたほうが質が上がることがしばしばあるのです。
例えば、本を読んでいることを想像してみてください。
ゆっくり読んでいると、本文とは全く関係ない事を考えたりしてないでしょうか?
文字を目で追っているだけで、全く内容が頭に入ってこずに何を読んでいたのかわからなくなります。そして、少し戻って何度も何度も同じところを読む羽目になるのです。
読むスピードもそうですが、忙しい時ほど本が読めませんか?
通勤時、電車で立っているときのスキマ時間に読むと、読書は、はかどりますよね。 暇なときは、時間がたっぷりあるから後で読もうと、寝てしまったりTVを見てしまったりします。
食事にも当てはまる場合があります。
カツ丼など美味しいものは、あまり噛まずにガツガツかき込むように一気に食べるからおいしんです。もったりもったり食べていたら美味しさも半減です。
「なんか効率が悪いな」と思ったら、ちょっとスピードを上げてみましょう。
時間も質も両取りできるかもしれません。
2021/01/27