離婚する夫婦の会話には、特徴的な4つの要素があります。 これは、夫婦間だけでなく、友達や家族との会話にもいえることです。


アメリカでは、年間の離婚件数がおよそ80万件もあるそうで、心理学者のジョン・ゴットマン博士が、20年にわたり3000組以上の夫婦の会話を集め、分析した結果に基づくものだそうです。


特徴的な4つの要素

  • 非難
  • 侮辱
  • 自己弁護
  • 逃避


見てわかる通り、予想通りあたりまえの4つが並びました。そうです。私達は、これら4つのことが悪いとわかっているのです。しかし、現実は、これらのことを言い合ってないでしょうか?。少なくとも私はすべて相手から感じていますし、自分でも発していると自覚しています。

あえて、当たり前のことを再度認識することで、何気なく行っている行為を自制することができます。

  • 非難とは、人の欠点や過失などを取り上げて責めることです。
  • 侮辱とは、相手を下に見て、バカにすることです。
  • 自己弁護とは、「ごめん、でも。。。」と言い訳をすることです。
  • 逃避とは、相手の話に向き合わず逃げることです。


確かにこれらを続けていれば、離婚しますよね。



特徴的な4つの要素のようにネガティブな会話にならないようにすればいいのですが、「非難、侮辱、自己弁護、逃避」をいつも気にするのはちょっと難しいので、まずは下記の2つのことをNGワードとして言わないようにしてみましょう。

  • 「なんで?」
  • 「いっつも」


「なんで?」がなぜNGワードなのかというと、言い方によってだいぶ伝わり方が違うのですが、「なんで?」って言いたい時は、たいてい相手を責めたい時が多いからなんです。

「なんで、いつも出しっぱなしにするのよ?」「あ、ちょっと疲れてたから。。。」など、相手は言い訳を言いたくなりますよね。

「いっつも」は、決めつけになる言葉だからです。言われたほうは、心を閉ざしてしまうか、「いや違うじゃないか」って言いたくなってしまいます。



夫婦の会話で大事なことは、共感することです。表情や相づちだけでもいいのです。 「非難、侮辱、自己弁護、逃避」について自らを振り返って反省し、「なんで?」「いっつも」をNGワードとしてまずは、5分だけでも試してみましょう。

2019/08/27