子どもとの会話は、ちゃんと続いていますか?

「もう、面倒だからいいよ」
「むむむ。。。。」
「お父さんに話したから、お父さんに聞いて」


機嫌がいいときには話してくれますが、タイミングによっては上記のような態度をとられてしまいます。 それは、親が親をしているからなんです。

親が上、子どもが下という態度が、聞く態度にあらわれてしまって、子どもにとっては不快なのです。 同じ目線に立って会話をすることが大切です。その上で、下記の5つのコツを使うと効果的です。


  • 子どもの言いたいことを全部話させる
  • 相手が言ったことを繰り返す
  • 感嘆する
  • 質問する
  • 細切れ単語会話は文章で返す


「子どもの言いたいことを全部話させる」

途中で、茶々を入れてはいけません。 知らないうちに自分が聞きたい質問をして、話がそれてしまうことがないようにします。


「相手が言ったことを繰り返す」

オオム返しの法則です。わかってもらえているという安心感を子どもに与えます。

母:(ゆっくり優しく)「高橋くんが?」
子:「高橋くんがいじわるしたんだよ」
母:「高橋くんがいじわるしたんだ。。。」
子:「うん、だって、、、」


「感嘆する」

淡々と聞くのではなく、感情表現をするというということです。つまり共感ですね。

「そうなんだ!」
「へー!」
「ほう!」
「すごいね!」


「質問する」

話がだいたい見えてきて、言い終わったなと思ったら、話の内容にあった質問をします。

「どう思ったの?」


「細切れ単語会話は文章で返す」

泣いていたり、感極まっていたりすると、単語の会話になることがあります。 親は、細切れの内容をまとめてあげると、子どもに対して伝わった感満足感を与えることができます。

子:「血が出た」「転んじゃって」「ぶつかった」
母:「学校で?」
子:「廊下」
母:「廊下を走っていたら、田中くんとぶつかって転んで膝を擦りむいたのね」



子どもと会話を続けコツがわかったら、よくあるNGの例を2つご紹介します。


NG「ママの言いたいことわかるよね」
NG「もう9時、何時だと思っているの、早く寝なさい」

大人のように、裏の意味を察することは小学生にはできません。理解できる言葉で具体的にストレートに伝えることが必要です。「もう9時だよ。寝る時間だよね」


NG「片付けなさい」

禁止命令はNGです。 子どもの行動をうながしたい時は、命令や禁止ではなく、とってほしい行動、やってほしいことを具体的に伝えます。「片付けの時間だよ、本は本棚にしまってね」



おすすめの子ども教育情報誌(私も定期購読していました)

2018/09/27