最近の子どもや新人たちは、「そもそも気持ちがないから、お祝いやお礼の言葉は言えない」だから「言わないほうがマシだよ」という、ごもっともな意見、意識を持っています。

ある意味とても正しいのですが、それは自分を中心に物事を考えた場合なのです。 自分本位の自分勝手な考え方ですね。


お祝いお礼は、自分ではなく、相手が主役です。 言われた相手が喜ぶだろうなと想像してお祝いの言葉をかけるのです。


例えば、

お誕生日に「素敵な1年でありますように」とLINE等で誕生日ケーキのスタンプとともに送る場合があります。

心からそう思っていなくて、書けない、送れないと考えるのではなく、 LINEを読んだ相手が、幸せな気持ちになってくれそうかどうかを考えることが必要なのです。


相手の気持ちをイメージし、喜んでくれた相手の顔を想像することで、自分も幸せな気分になれるのです。
「ありがとう」という言葉と一緒に喜びを伝えるLINEスタンプの返信が来た時、ほっこりした幸せな気持ちになりますよね。



逆に、言われたら、言った相手の気持ちをイメージすると良いものがあります。 それは、怒られたり叱られたりするときです。

親友から自分に対して、または、親から子に対して怒ったり叱ったりすることがあります。

叱ったり、怒るのは愛情がないとできないことなんです。
なぜかというと、相手の事を大切に思っているから、より良くなって欲しいから、叱るのです。どうでもよい相手なら何も言いません。 愛情という気持ちがあるからこそなのです。

最初はカチンとくるかと思いますが、叱られたらすぐ切れずに「これは私のことを思って言ってくれてるんだな」と、解釈して受け取ってみてください。いつもより気持ちが穏やかになれるはずです。



どちらにせよ「相手はどんな気持ちなのかな」と想像することが大事なのです。

2018/01/27