最近では、メールやLINEなどのSNSでやり取りすることが多く、手紙でやり取りすることはほとんどありませんね。
ただし、年賀状、お悔やみ、結婚式の招待状などは、手紙でやり取りするのが普通です。 冠婚葬祭での手紙は、タブーやマナーに、特に気をつけないといけません。
なんとなく知っていると思いますが、あらためて確認してみます。
お悔やみや慰めの手紙には「追伸」をつけてはいけません
追うとか再びという言葉は、「重ね重ね」や「またまた」などの繰り返しを連想させる重ね言葉のように、弔慰文(ちょういぶん)の忌み(いみ)言葉に当たるからです。
往復はがきを出す場合
返信用はがきは、そのまま出せるようにしておきます。
こちらの住所氏名を書き、切手を貼っておきます。
氏名の下の敬称部分は「行」とします。
返信用はがきを受け取った場合
「行」を二本線で消して「様」の敬称に書き直します。
「御出席」「御欠席」等の場合は、丸をつけるのではなく、該当しない方を二本線で消し、もう一方の「御」の字だけ消します。
さらに出席や欠席の後に「いたします」をつけたり、「よろこんで」などと書き入れるとよいです。
空欄には、近況やお祝いの言葉、欠席の場合は理由など一言書いておくと、さらによいですね。
「御住所」「御芳名」なども「御」「御芳」を二本線で消します。
招待を断るときは、下記三つの言葉を含めましょう。
- お礼
- 参加できない理由
- 盛会を祈る言葉
人生で数回あるかないかと思いますが、だからこそ、その時は、タブーを犯さず、正しいマナーでスマートに対応できるといいですね。
2018/01/17