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インセンティブは、あらかじめ与えておく

インセンティブという言葉を聞いたことがありますか?

インセンティブというのは、 やる気を引き出すための刺激や誘因のことです。

簡単な言い方をすると、「あめとむち」です。


人は、なぜ仕事をするのか? 主な理由は、生活資金を稼ぐためだと思います。

つまり給料が、仕事をするための動機付けになっており、 インセンティブになっているのです。


子どもに対しても、 100点とったら、おもちゃを買ってあげると約束したとすると、 おもちゃインセンティブということになります。



さて、ここで問題です。

A もれなく10000円もらえる
B 50%の確率で20000円もらえるか、0円もらえる

AとBで、どちらが良いですか? 通常は、何ももらえないかもしれないよりも、 必ずもらえるほうが良いので、Aを選びますね。


では、次の問題です。

20000円予め持っているとします。
A 10000円、必ず罰金としてとられる
B 50%の確率で20000円とられるか、何も取られない

これはどうでしょうか? 何も取られたくないので、賭けになってしまいますが、 通常は、Bを選ぶのではないでしょうか。


上記の問題を相当数の人に試した所、 何かを貰える場合は、必ずもらえる方を選び、 何かを失う場合は、確率的に低くても何も取られない場合がある方を選びます。


これは、心理学でいうところの「損失回避」にあたります。

人は、失うもののほうがダメージが大きいのです。 人は、持っているものを失いたくないという心理が働くのです。

1000円拾って、1000円なくすというのは、プラスマイナス0円ですが、 まったくイコールではないということです。



子どもに、ご褒美を与えて勉強をするようにしたければ、 初めにご褒美をあげてしまうのです。

そして、点数が下がったら取り上げるよ。と約束します。

心理的には、こちらのほうが効果が高いのです。 インセンティブは、あらかじめ与えておくということですね。


しかしながら、とられるかも知れないというストレスが大きいのではと思います。 個人的には、ご褒美として、後でもらったほうが嬉しいですね。

お金や物による動機づけより、 成長や向上心などの内的動機付けがあれば一番よいのですが、 なかなか、世の中きれいにはいきません。

そんな時は、損失回避という人間の心理も上手く使って幸せをつかみましょう。

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