1万円といったら、大金でしょうか? 人によって、いろいろ取り方が異なると思います。
ひと月数百万円稼いでる人にとっては、はした金に見えるかもしれませんが、 普通は1万円と言ったら大金ですね。
では、1円はどうでしょうか? いまでは、落ちていても拾うのが恥ずかしいですね。
明治時代の1円はどうでしょう? 今の価値にすると、ものすごい大金ですね。
時代や価値感でお金の価値は変わりますが、 言い方1つでも、お金の価値は変わってしまうのです。
ある会社で、よく頑張ったということで、 部長さんが、慰労のためということで、部下に1万円を渡しました。
ケース1 「飲み代に使ってきてくれ」といいながら渡した。
ケース2 「お茶でもしてきてくれ」といって渡した。
ケース1の場合は、 人数によりますが、1万円で飲めるはずがないとグチってしまいそうです。
ケース2の場合は、 お茶代にこんなに! と太っ腹だなあと思いますよね。
同じ時代、同じ価値観であっても、 状況や言い方によってお金の価値を上手くコントロールできるのです。
ちょっとしたテクニックですが、 逆に言うと、言い方ひとつで、損をしてしまうことになりかねません。
お金だけに限らず、謝罪や感謝の気持ちを伝えたりする場合も、 その価値が最大限生かせるように気を使いましょう。
2015/10/07