人は、誰でも、周りの目を気にして行動をします。
自分の考え方と周りの状況により、 判断したり、行動を起こしたりしているのです。
人を気遣ったり、言いたいことを我慢したり、 逆に、意見を通したりします。
気持ちや考えや行動について、押したり引いたりする判断基準は どこにあるのでしょうか?
周りに影響されてしまうと、 他の人の意見に振り回され、言いなりになってしまいます。
押すにしても、引くにしても、自分の軸をしっかり持っている事、 つまり判断基準の土台が、しっかりしていることが大切です。
自分の軸をもつには、 自分の価値観をみつけ、その価値観に沿って行動します。
価値観とは、なんでしょうか?
生きがい、欲求、一番大切な気持ち、ちょっと違うような感じですね。
価値観とは、自分の判断基準のベースとなる考え方です。
欲求と価値観の違いは、継続性にあります。
家族と一緒に暮らすマイホームが欲しいという場合、
マイホームが欲しいという気持ちは、マイホームが手に入ると消えてしまいます。 しかし、家族と一緒に暮らしたいという気持ちはずっと残ります。
家族と一緒に暮らせないのならマイホームは必要ないと判断するかもしれません。
欲求とは、手に入れたいものや、実現したいことであり、 価値観とは、評価する際の価値基準になります。
価値観をしっかり持っていれば、 明確な判断をし、適切な行動ができるようになります。 ぶれない自分を手に入れられるのです。
価値観に沿った目標を持ち、価値観に沿って行動することは、 後悔のない、幸せな人生を歩めるということです。
では、自分の価値観はなにか? ざっくりすぎて、よくわからないのではないでしょうか。
自分の価値観を探るための質問をいくつか紹介します。 じっくり考えて、自分の価値観を見極めてみてください。
もし、自分の資産が100億円以上あり、あと5年も生きられないとしたら、 今やっていることをやり続けますか?
自分が亡くなった後に、誰に何を残したいですか?
自分の人生が残り3日しかなかったら、この3日間何をしますか?
子どもの頃からワクワクしてきたのは、どんなことですか?
どんな時に心からの満足感や喜びを感じますか?
我を忘れて、没頭したものはなんですか?
10年後、どんな人になっていたいですか?
失うと生きる気力がなくなってしまうものは何ですか?
どんな人を尊敬していますか?
余命わずかだったとしたら、何をしますか?という問いの答えは、 今すぐに、できることですか?
おそらく、人に優しいことでしょう。 それを、どうして自分の一生をかけてやろうとしないのでしょうか?
自分の価値観が固まると、受験、就職、結婚、退職、起業など 人生の節目、節目で、正しく、後悔しない判断ができます。
一番大切なことを、最初に実行したり考えて行動することは、 とても勇気がいることです。
しかし、 勇気をもって、価値観に基づいた生き方をしたときに、 心からの幸せをつかむことができます。
私は、価値観に従って生きることが、 一番重要だと思っています。
自分を抑えこむことなく、 自分らしさを出せるからです。