毎日履いている靴、着ている服は、 脱いだらどうしていますか?

もちろん、靴を磨いてきれいに揃えて、 「今日もありがとう」と、靴に感謝の言葉をいってますよね?

スーツも、きちんと整え、ハンガーにかけ、 しわをとり、においをとって、 きちんとクローゼットにしまってますよね?


実は、この問い掛けは、 私が、ザ・リッツカールトンホテル支配人の講演に参加したときの内容なんです。

支配人のプレゼンテクニックとして、 上記のような問いかけに対して、大きな笑いをとっていました。

やってないことをやってますよねと、 問いかけるプレゼンテクニックは使えますね。



さらに、支配人は続けました。

「これらをだまされたと思ってやってみて」というと、 本当にだまされる人(ホテルマン)がいるんです。

やった人に聞いてみると、1か月も続けると、 見えないものが見えてくる。とのことです。

お客様のちゃんとしている人と、してない人が見えてきて、 気持ちも分かってくるようになるそうです。



桃太郎の話で、 おばあさんが毎日、洗濯をしに川に行っていたからこそ、 桃を見つけることができました。

もし週一度しか川に行っていなかったら、 見つけられなかったかもしれません。


桃を見つけられるようになったら、 さらに、今度は、桃を流せるようにできるとよいですね。

相手の欲しているもの、今何が困っていて、何がうれしいのか、 斜めの角度でフォーカスし、一歩外に出て、観察し、見分けます。

そして、桃を流すのです。



どうすれば、違った視点で見ることができ、 いろいろな面にフォーカスできるのか?

その答えは、 毎日の習慣を、ちょっとだけ変えてみることなんです。

2015/08/07