「ゆずりあい」
とても大事ですよね。
しかし、ゆずりあいが、時として上手くゆかない時があるのです。
道を歩いていて、対面から向かってくる人と、はち合わせになり、 何度も、右、左、右、左、とゆずりあった経験はないでしょうか?
どちらも同じ考えでいると、いつまでも通れません。
どちらかは止まる、もう片方は避けるという異なった役割をすれば すっと通れますね。
もう1つ例を上げてみます。
携帯もスマホも無く、連絡手段が取れない場合、 渋谷で待ち合わせをするとしたら、どこで待ち合わせますか?
人によって様々だと思います。 ハチ公前、モヤイ像前あたりが定番ですね。
ハチ公前は混むし、待っている間暇だから、 TSUTAYAの1Fにする人もいるかもしれません。
待ち合わせということなので、お互いに会えないと困りますよね。 ここで、相手の行動を読み合います。
あの人だったらここだな。 いや、あの人だったら、いつもの私の待ち合わせ場所に来てくれるはず
お互いに相手の事を思って、お互いにすれ違ってしまう場合もあります。 以前の記事のエピソードも似ていますね。
こんな時は、お互いそれぞれの立場を演じ切るとうまくゆく場合があります。
待ち合わせする人が、先輩、後輩だったら、 先輩は先輩らしく自分の思ったとおりに行動し、 後輩は、自分の気持ちは抑えて、先輩の行動を予測する。
つまり、どちらかに、暗黙のうちにあわせることができれば、 うまくゆくのです。
この考えを、リーダー、フォロワーの考えといいます。
ゆずりあいや思いやりも大切ですが、 時には、自分の立場や役割に従って毅然と振る舞うことも 世の中うまくゆくコツなんです。
2015/06/27