相手の気持ちを理解する上で、 共感するということは、とても大切です。

しかし、共感をきちんとできていますか?


例えば、

財布をなくして悲しんでいる人がいます。 さて、それを見た自分は、どう感じるでしょうか?

「可愛そうだな。」と感じるのも一つの感情ですが、 それは、同情であって、共感ではないのです。


もし落としたのが自分なら、 財布をなくしたら、どうしよう、やっちゃったーと、あわてふためくことでしょう。 その後、警察に届けに行ったり、クレジットカードを止めたり、 煩雑な事務手続きを考えると気分が憂うつになってしまうかもしれません。

さらに、大事にしてきた思い出の財布だったのかもしれません。


こんなところまで、想像し、 相手の立場を、自分の立場に当てはめて考えられるのが、 共感なのです。



初めの「可愛そうだな。」と思うのは、 相手の立場ではなく、自分の立場としての感情です。 それは、同情になります。


同情と似た言葉に、同意というものもあります。 同意とは、意見や考えに賛成することです。 共感とは、感情を肯定するという意味です。


特に、女性が相談する場合は、解決策を求めているのではなく、 共感してほしいのです。

泣いている女性には、「大変だったね、~だったんだよね」、 怒っている女性には、「よくわかるよ、私だって怒るよ」と、 共感し、肯定してあげましょう。



ただ、どうしても共感できない場合もあります。 その場合は、「そうか、そうゆう時もあるよね。」 と、いくつかある場合の1つとして共感してあげてください。



相手の立場にたって、共感できるということは、 相手の気持ちを「理解できる」ということです。

共感し、相手を理解することが大切なのです。

2015/06/07