般若心経は、「はんにゃしんぎょう」と読みます。 正式名称は、「般若波羅蜜多心経」(はんにゃはらみったしんぎょう)です。


般若心経は、あやしい秘密めいた難しい仏教の教えで、 難しい文字がたくさん書いてあるイメージではないでしょうか。

おそらく、般若心経という名前だけは聞いたことがあると思います。 ドラマでは、写経するシーンがよく出てきますね。

色即是空(しきそくぜくう)という言葉も知っていますよね。 これは、般若心経に出てくる言葉なのです。



仏説摩訶般若波羅蜜多心経
ぶっせつまか はんにゃはらみた しんぎょう

観自在菩薩
かんじざいぼさつ

行深般若波羅蜜多時
ぎょうじんはんにゃ はらみったじ

照見五蘊皆空
しょうけんごうんかいくう

….

色即是空 空即是色
しきそくぜくう くうそくぜしき

….



しかし、般若心経をわかりやすく現代語訳すると、 なんと、般若心経は、誰でも幸せに生きる方法だったんです。

現代語訳で、ラップのようにわかりやすく訳してあるサイトがあります。 一部を抜粋させていただきますと、


超スゲェ楽になれる方法を知りたいか?
誰でも幸せに生きる方法のヒントだ。

もっと力を抜いて楽になるんだ。
苦しみも辛さも全てはいい加減なさ。
安心しろよ。

….

生き方は何も変わらねえ。
ただ受け止め方が変わるのさ。
心の余裕を持てば誰でもブッダになれるんだぜ。
この般若を覚えとけ。
短い言葉だ。

….

『唱えよ、心は消え、魂は静まり、全ては此処にあり、全てを越えたものなり。』
『悟りはその時叶うだろう。全てはこの真言に成就する。』

心配すんな。大丈夫だ。



なんだか、とても身近に感じますね。

般若(はんにゃ)とは、平たく言えば、さとりということです。 般若心経は、「ほとけさまが修行をしていた時に」と、初まります。

世の中のものは、全て「」であり、 生まれたり、消えたりもせず、全て移り変わってゆくものです。 ただ、受け止め方が違うだけ。 なので、固定概念にとらわれず、楽に生きましょう。

ということではないでしょうか。


ちなみに、怖い鬼のようなお面の般若は、 般若坊というお面職人の名前からとったものです。

<参考>


2015/01/27