オレンジが一つありました。
姉妹で、そのオレンジを取りあっています。
さて、親は、どう対処したらよいでしょうか?
いきなり、問題から入りましたが、
いかがでしょうか?
半分にする。
もう一つ買って2つにする。
二人ともあげない。
いろいろ対応策はありそうです。
ここで、重要なことがあります。
姉妹の2人は、何を求めているのでしょうか?
親は、思い込みで、
二人とも、オレンジを食べたいんだなと
判断してしまいました。
ちょっと難しい言葉でいいますと、
利害関係を確認することが大事なのです。
つまり、2人の目的はなんなのかを確認します。
今回の場合、
妹は、単純にオレンジを食べたかったのですが、
姉は、ケーキを作るために皮のみがほしかったのです。
つまり、オレンジは1つで二人ともハッピーになれたのです。
このように、交渉事は、
自分勝手に、思い込みで判断せずに、
お互いの目的を明確にし、
目的思考で行うことが大切です。
ビジネスの交渉でも、
競業他社がいた場合、
何が目的かをきちんと把握しておくことが必要です。
競業他社に勝つことのみを考えればよいのか、
単に、他社に負けても、利益を最大限にすることなのか
目的を明確にすることで、WinWinの解決が見えてきます。
家庭でのちょっとした交渉から、ビジネスの交渉まで、
全ての交渉では、目的志向ではなし、
言葉尻に反応して、論点がずれたり、
感情的になってしまったら負けてしまいます。
思い込みを捨てて、あくまでも目的を意識し
目的思考で行うと、正しい解決策がみえてきます。
2012/11/27