『自分を変える1つの習慣』 ロリー・バーデン
「大切だとわかってはいるが、したくないと感じていること」を、どうすれば実行できるようになるか?。 これが、人生で望むものを手に入れている成功者と、そうでない人を隔てている重要な要因です。
ロリー・バーデンさん
- 「習慣の力(セルフ・コントロール)」をテーマにしたストラテジスト、著者、企業向け講演者
- 「オプララジオ」への出演歴や、ビジネスウィーク誌、サクセス誌などへの掲載
- 経営管理、リーダーシップ、MBAの学位を取得
- サウスウェスタン・コンサルティングの共同設立者
- トーストマスターズ・インターナショナルが主催するスピーチの世界大会で決勝大会で2位
- 講演やコンサルティングの顧客リストには、バンク・オブ・アメリカ、トレーン、モルガン・スタンレー・スミス・バーニー、ショウワールドワイド、ダイレクトセリング協会、ユナイテッドケア、メアリーケイらの世界各国の数十社が含まれている
習慣の力(セルフ・コントロール)
- 「習慣の力」とは、心身の状態や経済状況などにかかわらず、必要な行動をとるための能力
- 困難な物事をできるかぎりすみやかに行なう方法
- 自由をつくりだす
7つの法則
- 犠牲:パラドックスの法則(「小さな選択」の積み重ねこそが成功を呼ぶ)
- 決意:先行投資の法則(いまいる場所で全力を出し続ける)
- 集中:拡大の法則(「思考の集中」をコントロールする)
- 言葉:創造の法則(思考を現実化する言葉の使い方)
- 計画:収穫の法則(適切なタイミングに2倍の努力をする)
- 信念:長期的視点の法則(長い目で見れば失敗はプラスに変わる)
- 行動:振り子の法則(「何をなすべきか」は知っている。行動に移さないだけ)
バッファロー
- バッファローの群れは、嵐が山頂を越えるまで動きません
- 平原に嵐がやってくると、嵐の方向に向かって猛進する
- 嵐のなかを突き進むことで、バッファローが雨風に打たれている時間は短くなる
- 嵐から逃げず、嵐に向かって走ることで「わずかな時間」しか苦痛を体験しなくてすむ
問題から逃げず、正面から立ち向かう
- 「先送り」しても、問題は悪化するだけ
- 支払わなくてはならない代償も増えていく
- 問題に正面から取り組むには、並々ならぬ労力と知恵が求められる
- 目先の楽な選択は困難を招き、目の前の困難に取り組むことが、長期的には楽な人生につながる
- 「すべきかどうか?」というマインドセットを、「いかに成し遂げるか?」に切り替える
- チャンスを逃すコストは、失敗するコストより大きい
言葉の力
- 相手が誰であれ、決して悪口を言うべきではない
- 自分の言葉が周りの人にどう影響を与えているかには、十分に配慮しなければならない
- 「やってみる、ではない。やるか、やらないかだ」
- 「でも」を聞いた瞬間、相手は無意識のうちに、それまでのポジティブな言葉はすべて「無意味なのだ」と感じる
- 「相手が知りたいことだけを伝え、それ以上は一言も言わないことだ」
- 「たくさんしゃべらなければならないのは、本当に言いたいことが何かが、わかっていないからだ」
適切なタイミング
- 集中的な努力の成果は、適切なタイミングと厳密な行動計画によって何倍にも高まる
- バランスとは、すべての活動に等しい時間を費やすことではない
- バランスとは「優先度の高い活動」に十分な時間を割くこと
- 「できることをすべてする」ではなく、「すべきことをすべてする」
- 「量」ではなく「タイミング」
- 「この活動に十分な時間を費やしているか?」ではない
- 「この活動をするのに最適なタイミングはいつか?」を考えるべき
- 自分が、いま、どの時期にあるかを認識する
- その時期での最大の結果を得ることに集中すれば、自ずと何を優先すべきかがはっきりと見えてくる
- 「今日、どのくらいのことができるだろうか?」ではない
- 「今日、自分に与えられた時間のなかで、何をするのがもっとも効果的だろうか?」を考える
- 短期間、徹底して集中することで、長期的な自由と安定が得られる
先延ばしは情熱を奪う
- 私たちは、何をすべきかを、すでに知っている
- 問題は、それを行動に移さないこと
- 「ビジョンを実現するスキルがないこと」よりも、「実現する意志がないこと」が問題
- 「時間の経過」とともに、意欲は落ちていく
- 他のどんなものよりも夢の実現を妨げるものが、「先延ばし」
- 先延ばしは、私たちから情熱を奪う
- 最大のリスクは、間違った行動をとることではなく「行動をとらないこと」
『自分を変える1つの習慣』 ロリー・バーデン
2025/12/17