強力なモチベーションを作る15の習慣』 松本幸夫


  • やらなきゃいけないって分かってるけど、どうしてもグズグズしてしまう」
  • 「追い込まれないと、なかなかやる気にならない
  • 「がんばりたいけど、なかなかやる気が湧いてこない」
  • 「どうしても、やる気が長続きしない

この本は、このような「どうしようもないグズ」のために「やる気のコントロール法」を伝授するものです。



松本幸夫さん

  • 25年以上、「人財育成コンサルタント」として活躍
  • 今までに、のべ15万人のビジネスパーソンを指導
  • NHKなど、テレビ出演も精力的にこなす実力派



モチベーションを維持させるのは習慣

  • 明確な目標を持ち、モチベーションをピークに高め、それを維持させる習慣を身につけることができれば、人生を変える人になれる
  • 良い習慣は、才能を超える


4つのステップ

  • 「自分の欠点に気づく」
  • 「明確な目標を見つける」
  • 「モチベーションをピークにする」
  • 「ピークに高めたモチベーションを維持させる」


どんよく成功者の特質として欠かせないものは執着心

  • 「何が何でも成功してみせる!」という執念、気合いがあれば、人生はたいていのことは成し遂げられるもの
  • 貪欲さが必要


性的エネルギーは強烈

  • 強烈な性的エネルギーを、願望実現や目標達成のエネルギーに転換せよ
  • 強烈な性本能ほど人を行動に駆り立てるものはない


人生を変える「目標」の見つけ方

  • とにかく思いつくままに、できるだけ多く書いてみる
  • いわば「欲望リスト」のようなもの
  • 「自分の棚卸し」をすれば、自分自身がよく見えてくる
  • 人間は意外に自分自身のことをよく知らないもの
  • 「自分の足元をしっかり見なさい」という意味
  • 「自分を知ることがいかに大切か」を教えている
  • 本当に成功したいなら、「自分が本気でそうなりたい」と思うことが第一歩
  • 「願望」は一生かなわない
  • 本気で「願望」を実現したいのであれば、「願望」を「目標」に変えなけならない


「目標」は、次の5つの条件を満たさなければならない(SMART法)

  • S = 具体的 (Specific)
  • M = 測定可能 (Measurable)
  • A = 行動中心 (Action-oriented)
  • R = 現実的 (Realistic)
  • T = 期限の設定 (Time-limited)


目標とは、「何を(具体的に)」「いつまでに(期限を設定した)」「どのレベルまで(測定可能、現実的)」「どうやって(行動中心)達成するか」である

  • まず、目標は具体的でなければいけない
  • 「お金持ちになりたい」ではなく、「月収300万円」といった形で具体的に
  • さらに「経営者になって」「投資で」「社内ベンチャーで」など、手段を具体化していく
  • 「昔、着ていた洋服が着たいな」と思っているだけではダメ
  • 「8月1日のハワイ旅行までに5キロ痩せる」と、はっきり期日を決める
  • 「1ヵ月で体重を30キロ落とす」という目標は現実的な数字ではない
  • あくまでも目標は現実的でなければ続かない
  • 期限と現実的で測定可能な目標を決めた上で「スポーツクラブに行く」というのが行動中心
  • 願望 → 「痩せたいな」
  • 目標 → 「8月1日のハワイ旅行までに5キロ痩せる。そのためにスポーツクラブに行く」


「人生目標」は、強力なモチベーションを生み出してくれる

  • その目標をみるだけでワクワクして、フツフツとやる気が湧いてくるものが「真の人生目標」
  • 「真の人生目標」は「主語なし」の目標である
  • 個人レベルの成功は、成功するのにつれて、次第に興味をなくしていくという傾向がある
  • 個人レベルには、限界がある
  • 例えば「世の中からこの病気をなくすために、新薬を開発する」といった目標はエンドレスであり、いつまでもやる気、モチベーションが湧いてくるもの
  • 「個人レベルの人生目標」でモチベーションを感じなくなるレベルになったら、主語を一度取り去ってみる
  • 「業界のために」「地域のために」「日本のために」「世界のために」「人類のために」こうした広い目で眺めての成功が、これからの時代の真の成功である


「ブレスオブファイア」、つまり「火の呼吸」

  • グレイシー柔術のヒクソン・グレイシーが、トレーニング中に行っていた呼吸法
  • 「鼻から強く吸う」「鼻から強く吐く」を繰り返す
  • 「フッフッフッフッ」と音を立てて、1秒くらいの呼吸を、猛烈な勢いで繰り返す
  • 10秒間、10回の繰り返し
  • すぐに身体がカッカッと熱くなってきて、やる気が湧いてくる
  • 気分が落ち込んだ時などに、特に効果的な方法


大声を出すだけで、不思議とやる気が湧き上がる

  • 大声を出すと、短時間でモチベーションを上げることができる
  • やるぞ! やるぞ! やるぞ!」という具合に、同じことを3回繰り返して口にするのもいい
  • ここでのポイントは、できるだけ短い言葉を使うこと
  • 単語やフレーズなど、短い方が心に訴えかけやすいから


タイムマネジメントは、モチベーションアップ、維持に有効

  • 前日に準備するなど、時間のを無駄にしない
  • 「時間のムダ」を省くためには、まず、その原因に気づくことが大切
  • まずは、1日のタイムスケジュールを振り返って、書き出してみる
  • 時間の使い方の傾向が、より明確につかめてくる
  • 「ムダなもの」が明確になり、「やらなくてはいけないのに不足していること(やっていないこと)」も見えてくる
  • 「ムダな時間」をなくすためには、頭の中で「何かムダなことをしていないか?」などと考えるのではなく、書き出すことが大切
  • 時間に追われることがなくなると、心に余裕が生まれる
  • 心に余裕が生まれることで「よし、今日もやるぞ!」と気持ちが充実してくる


カッコよく生きる

  • 「外見」をしっかりさせることが「内面」にも効果がある
  • 外見に気を配ることは、モチベーションのアップ、維持に効果がある
  • 自信と満足度がアップし、不安が減少し、非日常の「晴れ気分」になり積極性がアップする


掃除をして、身の回りをキレイにしておく

  • 部屋がグチャグチャで、整理整頓ができていないという人は、心の中に何らかのトラブルを抱えているもの
  • 逆に、部屋や環境をキレイに整えていくと、心の中も不思議と安定してくる
  • 心を安定させるために、不要なものはドンドン捨てるべき
  • 身の回りがグチャグチャということは、心の中が安定していないし、モチベーションも上がらない
  • 整理は、「分断して征服していく」というやり方がよい
  • 「今日は机の右端の4分の1」「明日は、左端の引き出しの中」このように分断して、余計なモノを捨ててみるといい
  • いつの間にか、机や部屋がすべてキレイに片づいているはず
2025/07/17