勝間式 金持ちになる読書法』 勝間和代


勝間和代さん

  • 経済評論家
  • 中央大学ビジネススクール客員教授
  • 早稲田大学大学院ファイナンス研究科MBA
  • 当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得
  • 大学在学中から監査法人に勤務
  • アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立
  • 株式会社監査と分析取締役、国土交通省社会資本整備審議会委員
  • 中央大学ビジネススクール客員教授
  • Youtuber(勝間和代が徹底的にマニアックな話をする)



読書は現代の錬金術である

  • 年収3000万円を実現した人の毎月の平均読書量は約10冊
  • 読書量の累積が、お金持ちになるための簡単でいちばん手っ取り早い方法のひとつ


読書というのは合法的なカンニング

  • 世界で起きている事象の全てを実際に自分で経験することはできない
  • 歴史上の出来事を自ら体験するには、タイムマシンが必要
  • 森羅万象も歴史も直接体験することはできないけれども、それらは全て本のなかに入っている
  • 本を通じて、自分が生まれてすらいなかった過去の出来事を追体験することができる
  • 世界中で起きているありとあらゆる出来事、森羅万象の数々を書籍というかたちで学ぶことができる


本はほかのメディアより優れている

  • ネット上の無料記事は、読んだ時間の割には、大して有意義な情報が得られない可能性が高い
  • ネット上の無料記事は、時間と労力のコスパが悪い
  • 同じ時間と労力を使うならば、本を読むことを勧める
  • 本は、出版社の厳しい審査を経ている情報


翻訳書

  • 翻訳書のメリットは、それが厳選された結果、翻訳書として日本国内に流通している点
  • 出版社は、全く売れない、評価の低い本を翻訳しようとは思わない
  • 日本人の著者に書き下ろしてもらう和書とは別のコストがかかってくる
  • だからこそ、本当に需要があり、翻訳する価値があるものでなければ、普通は翻訳されない
  • 評価が高く、質の高いものが厳選されて翻訳され、刊行される
  • 翻訳書とは、数ある国内の出版物のなかでも、ある程度価値が保証されたブランド品である


お金持ちになるための近道

  • 最小の労力でお金持ちになる、もっと自由な時間を手に入れたいと思うならば、それはほかの人たちが手に入れていない情報を自分のものにする必要がある
  • ありきたりな国内のベストセラー本や話題書だけでなく、数ある翻訳書から最先端の情報を仕入れること
  • それが情報強者になるための近道


勝間さんの人生を大きく変えてくれた読書遍歴

  • スティーブン・R・コヴィー『7つの習慣
  • ジェームズ・アレンの『「原因」と「結果」の法則
  • バートン・マルキール『ウォール街のランダム・ウォーカー
  • ロバート・キヨサキとシャロン・レクターの『金持ち父さん貧乏父さん
  • フィリップ・マグロー『史上最強の人生戦略マニュアル
  • ハンス・ロスリングら『FACTFULNESS (ファクトフルネス)
  • ルトガー・ブレグマン『Humankind 希望の歴史
  • ロリー・バーデン 『自分を変える1つの習慣


たったひとつの情報が人生を変える

  • 知っているか知らないかで、人生は本当に変わってしまう
  • 人生が変わる情報をいかに多く発掘できるか
  • 読書というのはその発掘のための方法
  • なかなか読書からそのような宝石を見つけることができていないのは、読書をしている本の量が少なすぎるから
  • 宝石に巡り合う確率というのは100冊に1冊でも多すぎるような気がしている
  • できるならば年間300~1000冊を目安に読みたいところ


いまいちな内容である場合には、読み進めるのはやめてしまってよい

  • 買ったはいいけれどもどうもいまいちで読み続けられないという本は、だいたい3冊に1冊くらいの割合である
  • それくらいはあっても仕方がないと割り切る


書評サイトは試食に過ぎない

  • 書評を公開しているサイトや、YouTube上でも本の要約や感想を述べる書評チャンネルなどが存在する
  • あたかも本を読んだ気になるが、これはあくまでも「試食」に過ぎない
  • 300ページある本のうち、本当に人生を変えてくれるような素晴らしい情報はたった数行だったりする
  • ある意味では、その数行を掘り起こすために、読書という名の宝探しをするようなもの
  • 試食ではみつけられない


行動するために本を読む

  • 本を読んだだけでは、それはまだまだ借り物の知識
  • 実際に行動に移して、自分の生活のなかでその教えが当てはまるかどうかを検証してみる
  • 基本的に読書と実践はワンセット
  • 行動をしない読書は、無駄だと肝に銘じる



勝間式 金持ちになる読書法』には、袋とじで、お金持ちになるための最強本15選というものがついています。 ネタバレですが、2つほど紹介します。

  • 自分を変える1つの習慣
  • 脳を鍛えるには運動しかない!



ぜひ、試食に終わらず、手にとって読んでみてください。



勝間式 金持ちになる読書法』 勝間和代

2022/04/17