質問のしかたによっては、相手を思い通りに動かしたり、自分を有利にすることができます。 いろいろな例をあげますので、コツを覚えてコミュニケーション力を高めましょう。



  • 相手の本音を聞きだしたい
    • 「私は、、、」「あなたは?、、、」
    • まず「自分のこと」を話してから質問することで、自己開示して相手に安心感を与える


  • 相手に気づきを与える
    • 「君の給料は誰からもらってるの?」
    • ヒントとなる質問をする


  • 会話内容を明確にする
    • 「いつ、どこで、それに気づいたの?」
    • 5W1Hを活用


  • 聞きにくいことを聞く
    • 「こんな話を耳にしたのですが、、、」
    • 第三者の話として聞いてみる


  • 相手に決断を迫る
    • 「AとBどちらがいいですか?」
    • 選択肢を少なくし、AかBしか選べなくさせる


  • 相手と早く打ち解けたい
    • 「へ~、そうなんだ」
    • 聞く姿勢に徹し、その人自身のことを話題にする


  • 話をうまく切り出したい
    • 「なるほど、〇〇ということですね?」
    • 相手の話をまず投げ返す


  • 相手を思い通りに誘導したい
    • 「現金とカード、お支払いはどちらにしますか?」
    • 前置きを省略して直接、結論を迫る


  • 話の主導権を取りたい -「仮に〇〇だとしたら、、、」
    • 仮の話を進めてみる


  • 議論を深めたい
    • 「そもそも〇〇とは何でしょうか?」
    • そもそも質問法で本質に踏み込む


  • 本題を切り出すタイミングをつかめない -「〇〇について、お聞きしてもよろしいでしょうか?」
    • 質問をしていいかどうかを質問する


  • 答えに困ったら
    • 「あなたはどうお考えですか?」
    • 意見を言うより、相手に話させる


  • 論理的に攻めたい
    • 「なぜ、〇〇なのですか?」
    • なぜ?を繰り返す質問をする


  • 人をうまく動かしたい
    • 「あなたはこの件をどうすればいいと思う?」
    • 相手に考えさせる問いかけをする


  • 代表して質問
    • 「〇〇の点は〇〇と考えてよろしいでしょうか?」
    • 確認型の質問なら自然にできる


  • 問題の解決法が見つからない
    • 「もし〇〇さんならどう考えたでしょうか?」
    • たとえば成功者や消費者など、立場を変えてみる



質問のしかたで、話の展開が大きく変わり、人間関係も変化してしまいます。うまい質問を心がけ、好印象を与えましょう。

うまい質問は、相手が「よくぞ聞いてくれた!」とうれしくなったり、相手の考えをよい方向に導き、なにかの「気づき」が得られる質問です。

逆に、下手な質問は、悪い印象を与え、相手をネガティブな気持ちにさせます。要点があいまいで、相手が答えにくく、沈黙してしまう質問です。


うまい質問には、コツがあります。

  • どんな立場の誰にどんな質問をするのか、相手の立場を考える
  • 質問する目的を明確にする
  • 相手が答えやすい質問をする
  • 適切なタイミングを見計らって質問する


相手を尊重し、対等に認め合った関係性で、自分の意見や要望を伝えましょう。 相手を否定的にとらえたり、見下していては、対等な関係性とは言えません。

上から目線になるのではなく、相手の立場に立つことが大切なのです。

2019/06/27