ちょっとしたイントネーションや語尾があるかないかで印象が大きく変わるのが言語コミュニケーションです。 親しい人、初対面の人など、状況や環境によっても左右されます。 できれば相手に与える印象は良いほうがよいですよね。
よくあるのが、飛行機内での食事です。「beef or chicken?」と聞かれて「beef」もしくは「chicken」とだけ言ってしまうことが多いと思います。日本人なので英語を喋るのは恥ずかしいのですが、そこは頑張って「beef please」とプリーズを付け足して言いましょう。
年齢を聞かれたときはどうでしょうか?
- 「24」
- 「24歳です」
「歳です」を付けたほうがいいですね。
「コーヒー、紅茶どちらにしますか?」に対する返事はどうでしょうか?
- 「コーヒー」
- 「コーヒーでいいです」
- 「コーヒーがいいです」
一番印象がよいのは「コーヒーがいいです」ですね。
ちょっとの省略で印象がガラッと変わってしまいます。 いつも「ぶっきらぼう」な言い方をしていると、いざという時に癖になってでてしまいます。普段から良い印象を与える言葉使いの癖をつけておきましょう。
ついつい使ってしまう言葉に「はいはい」という二度返事があります。 二度返事は人にめんどくさそうな印象と不快感を与えます。
「ハイは一度にしなさい」
「はいはい」
「だから、ハイは一度」
「はい、ハイは一度ですね、はいはいわかってますよ」
話をちゃんと聞いているのだろうか?、小馬鹿にされているのだろうか? もうこの人とは話したくないと思いますよね。
このような対話が続けば、ひとの心は離れていってしまいます。
二度返事のような印象を与えるものに、間延びした返事もあります。 「は~~い」と「はいッ」どちらが好ましいですか?
特に電話で話している時など、知らずにこの間延び言葉で話しがちになります。子どもが話していたらその場で直してあげるのが良いです。
人の心というものは、ちょっとした仕草や言葉遣いにも敏感です。 返事一つで印象がガラッと変わってしまうので、普段から気をつけましょう。
ちなみに、私は、コンビニで「こちらでよろしかったですか」という言葉遣いにはどうしても違和感を覚えます。