マネージャーなどの管理職なら、「Good & New」をぜひ導入してみてください。
私の経験でも朝の立ちミーティングがあったことがあり「あ、これだったんだ!」と納得しました。 とても楽しんで同僚の話を聞いたり、自分の話をした記憶があります。
みんなとのコミュニケーションも、これのおかげで良好に保たれました。
神田昌典さんの『成功者の告白』という本で内容を知ったのですが、昔やっていたことが、どんな効果があったのかよくわかりました。
「Good & New」のやり方
- 毎朝など、定期的に集まる(立ったまま)
- ボールを持っている人が、最近の良かった事、または、新しいことを話す
- 話し終わったら、次の人にボールを渡す
- 渡された人は、最近の良かった事、または、新しいことを話す
ボールを使わなくてもできますが、ボールを使うことで、積極的に話せるようになるようです。 ちなみに、私のときはボールはありませんでした。
ボールがなく、慣れていないと、下を向いたり、消極的になったり、当たり障りのないことを言ったりしてしまいます。 ボールを使うことで、リラックスして体が開いてきます。そして体が開くと感情も開いてくるのです。 ボールを持つことで、本音や本当に言いたいことが素直に出やすいという効果があるようです。
「Good & New」は、アメリカの教育学者のピーター・クラインさんによってアイスブレイク、つまり組織やチームの活性化手法の1つとして開発されました。
「Good & New」は、24時間以内の「良かったこと」もしくは「新しいこと」を発表し、内容に対して他のメンバーは質問したり拍手をします。
なぜ「Good & New」が良いのかというと、無意識に、潜在意識の中で良いことと新しいことを探している状態が創りだされるからです。
脳は、繰り返して行われる事を重要と判断します。「Good & New」が、重要な事として潜在意識の中で回り続けるのです。
すると、同じ事実に対して、自然に良い見方ができるようになります。 出来事のプラス面が見え、良いリフレーミングができるのです。
ちなみに、アドラー心理学では「意味づけ」という言葉を使っています。
個々人が、プラス方向に意識づけされると、組織やチームの活性化が促進されます。
1人「Good & New」もいいですね。日記やブログで習慣化すると、同様の効果が見込めます。
「Good & New」ぜひ、おすすめです。
参考:『成功者の告白』神田昌典