世の中、
人とのコミュニケーションは、
欠かせません。
商売も同じです。
売りたいものを、
買いたいと思わせる事が必要です。
では、どうすれば、
うまくコミュニケーションが
とれるのでしょうか。
人に何かを伝える、
心を動かすには順序があるのです。
それが、サイモンシネック氏が提唱する
「Why」 → 「How」 → 「What」
の順なのです。日本語で言うと、
「なぜ」 → 「どのように」 → 「何を」
となります。
人は「何を」ではなく、「なぜ」に動かされます。
一般の人は、この順序を逆にしてしまいがちです。
つまり、「What」 → 「How」 → 「Why」の順です。
私達が考え、行動し、伝える方法は、
「What」 → 「How」 → 「Why」の順になります。
つまり、明確なものから曖昧なものへ向かうのです。
しかし、優れたリーダーや、Apple社などは、
「Why」 → 「How」 → 「What」の順で
考え、行動し、そして伝えるのです。
例えば、洗剤を売ることを考えてみます。
「What」 → 「How」 → 「Why」の順ですと、
「What」
頑固な汚れが落ち、嫌な匂いもしない、
ものすごい洗剤があります。いかがでしょうか?
「How」
通常の洗濯をするように使えます。
「Why」
この洗剤を使うと、
事前の手洗いがなくなり、着た時の不快感もなくなり、
快適な洗濯ライフをおくれます。
となりますが、
「Why」 → 「How」 → 「What」の順ですと、
「Why」
子どもの泥汚れの靴下は、下洗いが大変ですよね、
生乾きの匂いも、耐えられません。
この2つを解決するため、研究を重ねてきました。
「How」
通常の洗濯のとき、この洗剤を使うだけです。
「What」
頑固な汚れが落ち、嫌な匂いもしない洗剤、いかがですか?
となります。
いかがでしょうか、最初のつかみが違いますね。
「Why」 → 「How」 → 「What」の順ですと、
次を知りたくなりますが、
「What」 → 「How」 → 「Why」の順ですと、
はい、はい、いつものね。
という感じになりませんか?
「Why」というのは、目的を確認しているのです。
何のために、何を信じているのか。
存在する理由は何なのか、なぜそれが大事なのか
なのです。
人は「何を」ではなく、「なぜ」に動かされるのです。
人に何かを伝える時は、Why → How → What の順で
考えましょう。
実は、今回の記事も、
この順序を意識して書いています。
<参考:TED>
「優れたリーダーはどうやって行動を促すか:ゴールデンサークル」
サイモン シネック