『「考える技術」と「地頭力」がいっきに身につく 東大思考』 西岡壱誠
西岡壱誠さん
- 「思考法」「読書術」「作文術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格
- 偏差値35から現役東大生
- 株式会社カルペ・ディエムを設立、代表に就任
- 全国6つの高校で「リアルドラゴン桜プロジェクト」を実施
- YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営
「東大思考」とは、「日常の解像度を上げる」ことと筆者は言っています。
記憶
- 「記憶力がいい人」は、知識を「関連づけ」に「変換」する
- 「収納」がうまい記憶力がいい人とは、「記憶することを最小限にとどめている」
- 「結果」のもととなる「原因」を理解することで、丸暗記を避ける
- さまざまなことを「関連づけ」れば、覚える量を減らすことができる
説明
- 未知の情報を自分の「既知」に結びつける
- 「理解力」は「既知と未知を結びつける力」
- 説明のうまい人は、相手の「既知」に合わせて物事を語ることができる
- 相手にとって既知の情報を例に出して話すことで、説明がぐっとうまくなる
- 「自分が知っている物事」とつなげて理解している
目的達成
- 多くの人は、「目的」がふわっとしたままで「手段」ばかりを考える
- 目的を明確化しないままで「手段」に取り組み、いつのまにかその手段を一生懸命やることばかりに目がいってしまう
- 手段は達成できても、目的と結びついていないから結果につながらない
- 「今やっていることがどのように目的と合致するのか」を考えることで、ムダなことをする必要がなくなる
- 何かを伝えたい場合は、「相手がすでに知っている知識」が手段で、「相手にとって未知の知識」が目的
目的=タイトル
- 自分がこれからする話に、「タイトル」をつける
- 自分の話に「タイトル」をつけることで、いっきにわかりやすくなる
- タイトルという目的を決めてから、手段を選ばなければならない
- 「タイトル」があって初めて、中身が輝く
本質思考
- 麻雀というゲームの本質は、いかに自分が上がるかというゲームじゃなくて、いかに相手を下ろすかというゲーム
- 自分の手だけを見ていると、周りの人に先を越されたり、相手がほしい牌を捨ててしまって点数を持っていかれてしまう
- 「成功法則」は、ともすれば表面的なテクニックに終始してしまいがち
- 本質的なことや裏側を理解することで、よりよい人生を送ることができる
要約
- 要約力とは、本当に大切な「ひとつ」を探す能力のこと
- すべての物事にある「背景」に目を向けよう
- あらゆることは「上流」をおさえることで適切にまとめられる
- そもそも論で、物事の大枠をとらえる
- 目の前の事象と「上流」をつなげば、「誰にでもわかる要約」になる
発想力・問題解決力
- 「一を聞いて十を知る」とは、見る立場・見る方向を変えて物事を見られているということ
- 発想力のある人=たくさんの「目のつけどころ」を持っている人のこと
- 「ものの見方」を増やせば、いいアイデアにたどり着く
- 「ミクロ」と「マクロ」、両方の視点を行き来することで、問題解決力が身につく
2023/08/17