成功者や高収入の人は、統計的に細かい計画を立てています。 だからといって、10分単位の計画を立てても絵に描いた餅になるだけです。


そもそもなぜ時間をかけて、計画するといいのでしょうか? 計画する時間がもったいないですか?

いいえ、逆です。 計画すると早く効率よく目的を達成できるのです。


計画をするメリットを箇条書きでまとめると、

  • やらなくてはならない事、専念すべき対象がはっきりする
  • 時間も意識もお金も集中できる
  • エネルギーが拡散しない
  • だらだら過ごしてしまうことがなくなる
  • やる順序を効率よく割り当てられる
  • 時間配分や実行ペースを、あらかじめ知ることができる

一言で言うと「計画すれば、やることを考えなくてよい」ということです。

「数学が終わった、次何やろうか?」「ちょっとゲームしようかな」ということがなくなるのです。 なぜなら、計画書に既にやることが書かれているからです。迷うことはありません。


また、あれもこれもたくさんやることがある場合、まず計画を立てることで、時間配分やペースがあらかじめわかるので、やることが整理されパニックになりにくくなります



いわゆるスキマ時間も計画しておきましょう。 5分や10分も無駄にしないということです。

余った時間は、だらだら過ごしてしまうことがしばしばありますが、あらかじめ、スキマ時間にできることをリストアップしておけば、だらだらすることはなくなります。

例えば「本を数ページ読む」「一曲ピアノを弾く」「準備の準備をする」「机を整理する」「だらだらする」などです。 だらだらするのも、計画してだらだらするのであれば良いのです。



スキマ時間だけでなく、リカバリー時間も計画しておきましょう。 ちょっと遅れちゃった場合に使える時間をあらかじめ計画しておくのです。

例えば、土曜日の午後3時間はリカバリー時間にし、計画通り進んでいれば遊んでもよし、先行してもよしの時間にするなどです。

リカバリー時間があると、心の余裕がでてきます



リカバリー時間で挽回できない場合もあります。 計画は、最初の計画通りいきません。つまり計画は更新するものなのです。

やることを明確にし、うまく行かなかったら計画し直せばよいのです。



絵に描いた餅にならずに、計画通りうまくいかせるにはどうすればよいでしょうか?

通常、計画をたてる場合は、まず今日の午前中に宿題をやって、午後はTVを見て、明日から英語のドリルをやってと考えます。 「始める日」を基準にして計画をしているといえます。

計画通り進めるためには「完了する日」を基準にするのです。 つまり、締め切りを計画するのです。

自分が集中継続できる時間や分量を把握し、いつまでに終わらせるのか、それにはいつからどのくらいのペースで何をやるのかを計画に落としていくのです。



計画することは楽しいことです。しかも効率よく進められます。 計画通り行ったことがないという場合は「完了する日」を意識しましょう。 そして、遅れたら、再度計画すればよいのです。


もう一つ、計画のコツがあります。

「計画する」というよりは「宣言する」という意識を持つことです。 より心が引き締まりますよ。

参考:目標を宣言すると、目標自体に力を持たせることができる

2017/07/27