犬は、ただ褒めるだけでは言うことを聞くようになりません。 それは、褒められることに慣れてしまい、褒める事の価値が下がってしまうからです。
どうすれば褒める価値を上げられるのでしょうか?
それは、他と比べてより良ければよいのです。つまり相対的に価値を上げれば良いことになります。 さらに、比べるものはすぐ近くにあればあるほど効果があります。
犬に対しては、間違った行動は注意し、正しい行動を褒めることで「GOOD」の価値を上げられるのです。
ここで大切なことは、必ず「NO」の後に正しい行動をさせて「GOOD」で褒めて終わることです。 そうすることで、犬は正しい行動を繰り返すようになるといわれています。
子どもや家族や友だちとの関係に置き換えてみましょう。
- 褒めてばかりだと慣れてしまう
- 間違った行動はきちんと注意する
- 注意した後は、正しい行動をさせて褒める
子どもは褒めて育てるという事がありますが、慣れてしまっては意味がありませんね。 この犬のしつけの極意は、人にも当てはまりますので、実践してみましょう。
私たちは、怒ってばっかりいたり、同じことを褒めたり、逆に褒めることを忘れています。 単純なことですが「NO」→「GOOD」の法則を使えば、より効果的なしつけができるのです。
基本に帰ると、結構しつけとは単純なものかもしれません。
「NO」は「GOOD」を輝かせるんですね。
2017/04/07