複利運用が良いとよく聞きますが、複利の計算っておそらく難しいと思います。しかし概算なら簡単な割り算で求まってしまうんです。
それが「72の法則」です。
「72の法則」とは、ある金利によってお金が2倍になる期間がわかる簡易式。つまり「72 ÷ 金利 = お金が2倍になる期間」。逆に、ある金利でお金を借りた場合、何年で2倍になってしまうかわかります。
72の法則は複利運用した場合であり、単利の場合の簡易式は、72を100に変えるだけです。
計算例
- 年利0.1%:元本が2倍になるのは、72 ÷ 0.1 = 720年
- 年利2%:元本が2倍になるのは、72 ÷ 2 = 36年
- 年利5%:元本が2倍になるのは、72 ÷ 5 = 14.4年
- 年利10%:元本が2倍になるのは、72 ÷ 10 = 7.2年
- 年利18%:元本が2倍になるのは、72 ÷ 18 = 4年
今の銀行の金利では生きているうちに2倍にするのは到底無理だということがわかりますね。 カードローンなど金利18%で借りた場合は、4年で倍になってしまいます。怖い怖い。
簡易式ということなので、どれくらい差異があるのか、Wikipediaに載っていました。
年数 | 72の法則 年利率(%) |
正確な 年利率(%) |
---|---|---|
2 | 36 | 41.4 |
4 | 18 | 18.9 |
6 | 12 | 12.2 |
8 | 9 | 9.1 |
12 | 6 | 5.9 |
20 | 3.6 | 3.5 |
72の法則は、ざっくり計算するにはいいかもしれませんね。やっぱり株ですかね。
参考:gogoFortune
2021/08/17