『たった400字で説得できる文章術』樋口裕一
樋口裕一さん
- 多摩大学教授
- アフリカ・フランス文学翻訳家
- 小論文・作文通信指導塾「白藍塾」塾長
- 予備校の教壇に立ち受験生を指導
- カリスマ講師として人気
- 音楽評論家としても活動
- ベートーヴェンの交響曲第九番のCDを200枚以上所有
- ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』を40種類所有
- 250万部のベストセラー『頭がいい人、悪い人の話し方』(PHP新書)
- 樋口裕一 作品一覧(https://amzn.to/2CRHWl1)
Amazonの作品一覧をみればわかりますが、小論文の本をたくさん書いています。 音楽評論家でもあり、第九のCD200枚以上とは、驚きです。
では、『たった400字で説得できる文章術』の中から、3つほどご紹介します。
文章語で書くのが原則
- 仲間うちの手紙などを除いて、会話調や流行語は避けるべき
- 「とか」を多用するべきではない
- 「、、、している」 → 「、、、してる」
- 「だが」 → 「だけど」
- 「られる」 → 「れる」
「れる」「られる」の簡単な使い分け
- 命令形が「れ」で終わる言葉に対しては「れる」
- 命令形が「ろ」で終わるものについては「られる」
- 「投げろ」 → ○「投げられる」、×「投げれる」
- 「見ろ」 → ○「見られる」、×「見れる」
- 「生きろ」 → ○「生きられる」、×「生きれる」
- 「走れ」 → ○「走れる」、×「走られる」
- 「放れ」 → ○「放れる」、×「放られる」
抽象的と具体的
クローズアップだけでは、今どのような状況なのかがわからない。映画は、カメラが対象に近づいたり、遠ざかったりして、物語を説明し、登場人物の心を描いている。
それと同じで、抽象的に書いてズバリと遠くから物事を捉え、それをもっと近くから具体的に説明していく必要がある。
カメラが近づいたり遠ざかったりして、物語を説明するように、文章の場合は、抽象的に書いたり、具体的に書いたりして、事柄を説明していく。
なんとなく知っていたり、そうしたりしていることに対して、再認識できた感じです。
『たった400字で説得できる文章術』樋口裕一
2019/02/17