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書評 『死ぬほど読めて忘れない高速読書』 上岡正明

『死ぬほど読めて忘れない高速読書』 上岡正明



上岡正明さん

  • 1975年生まれ
  • 「表参道のパンケーキブーム」「ふとん専用掃除機レイコップ」「肉フェス」などをコンサルティング
  • 「笑っていいとも」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「タモリのスーパーボキャブラ天国」「ズームイン」など人気情報番組の企画構成
  • MBA(多摩大学院経営情報工学修了)
  • 海外の外部研究機関で認知脳科学を研究
  • 東京都や成蹊大学、多摩大学、大使館などで講演
  • 一般社団法人日本脳科学認知協会 理事
  • 一般社団法人小児行動心理学学会 理事
  • 株式会社フロンティアコンサルティング代表取締役
  • 現在まで約20年間、実業家として会社を経営
  • 三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援


上岡正明さんは、すごいキャリアの方ですね。

高速読書」ですが、脳科学から生まれたすごい読書術とのことで、本の表紙に惹かれ買ってしまいました。

読書術の本はいろいろ読みましたが、さて「高速読書」とはどのようなものなのでしょう。 「アウトプットノート」が鍵のようです。



  • ネット上に再編集されたコンテンツは、快適でサクサク読めるが、記憶に残らない
  • 答えを自分で見つけ出すというプロセスが完全に欠落しているから


  • 目的や課題を解決するための知識をインプットするための読書、それが高速読書
  • 本に書かれているすべてのことをインプットする必要はない
  • 主役は本ではなく、あなた自身
  • 高速読書とは、1冊を30分で3回読む方法
  • 目的が明確になればなるほど、すべてが大事に見えなくなり、必要でないものがわかる
  • 何が大切で、何が大切じゃないかを先に決める



「漢字だけリーディング」

  • 速く読めない人は、平仮名も漢字も、全部同じように上から丁寧に読んでいる
  • すべての文字を、一文字一文字、頭の中で音読しながら読んでいるから、速く読めない
  • 本を速く読む人は、読む文字と意識的に読まない文字をあらかじめ決めている
  • 脳の神経細胞研究では、漢字で構成された文章と、平仮名だけの文章では内容を理解するのに20倍もの差がある
  • 漢字を中心に読めば、平仮名を多少飛ばして読んでも、意味は9割理解できる
  • 平仮名で重要視するのは「逆接の接続詞



アウトプットノート

  • 読書ノートは、本を読んだ感想をダラダラと書き綴るもの
  • アウトプットノートとは、高速読書で得た知識を自らの血肉にするためのもの
  • 読んだ本を行動に結びつける際の指針やヒントになりそうなことをシンプルに書いていくもの
  • エッセンスをまとめて、多くても10個程度にして、箇条書きで書き出す
  • 所要時間は10分程度
  • 記憶への定着力も数段高まり、具体的な行動プランやアクションにもつながる


  • アウトプットノートは、人生のバイブルになる
  • 最終目的は、先人の思考回路を手に入れること
  • 行動するよりも先に思考回路を手に入れてしまえば、簡単にスキルはアップする
  • 人の脳は、問いを持つとその答えを勝手に見つけてしまう
  • その特徴を最大限に利用していく


アウトプットノートに書く内容4つ

  • 読書の目的
  • 書名やメモ
  • 本のエッセンスを20文字以内で箇条書き
  • 行動プランや具体的なアクションを箇条書き



『死ぬほど読めて忘れない高速読書』 上岡正明

大江英樹さん 「老後不安を解消するシンプルなルール」を聴講 老後をなくす!

大江英樹さんの 「老後不安を解消するシンプルなルール」を聴講しました。


大江英樹さん

  • 経済コラムニスト
  • オフィス・リベルタス代表
  • 25年間大手証券会社で個人資産運用業務
  • 確定拠出年金の草分け的存在(日本での導入第1号)
  • すかいらーく、トヨタ自動車などのコンサルティング
  • 年間100回以上の講演やテレビ出演、執筆活動
  • CFP(世界で信頼されるプロフェッショナルFPの証)
  • 企業年金連合会の「確定拠出年金継続教育実践ハンドブック検討会」の座長
  • 日本証券アナリスト協会検定会員


大江英樹さんはたくさんの著書があり、サンタさんのようなヒゲで、とても優しい感じでした。

大江英樹さん著書



サザエさんのお父さん(なみへいさん)は、とってもおじいちゃんに見えますが、なんと54歳なんです。 最近の芸能人で54歳といえば、香川照之さん、吉川晃司さん、沢口靖子さん、本木雅弘さんなどなど、若いですよね。

そうです。一昔前の54歳と今の54歳では全く違うのです。というエピソードから始まり、つかみは完璧でした。


さて、少しだけ講演のエッセンスをお伝えします。


老後の不安をなくすにはどうすればよいか?

→ 「老後をなくせばいい」のです。

つまり、可能な限り働き続けることです。働くことをやめたとき、老後が始まるのです。


サラリーマン時代は「仕事は苦行」ですが、独立して自営すると「仕事は楽しみ」になります。

ただし、キラキラ起業は禁物とのことです。 退職後は、そんなにお金に心配することはなく、したいことを好きなようにやれば良いのです。


大事なのは企業理念をしっかり持つこと。とりあえず「起業したい」ではダメです。

「どうしてもこれがやりたい」という思いが重要です。さらに「理念」があれば、ブレません。

ブレなければ信用されます。信用されれば仕事が続けられます。


GiveFirst

まず与えることが大切だといいます。 そして、そのGiveの仕事は絶対手を抜いてはいけません。それは、信用を勝ち取るためです。

大事なのは、「貯金」ではなく「貯信」です。

「信用」は必ずお金になるのです。



アメリカの実業家で雑誌『PLAYBOY』の発刊者、ヒュー・ヘフナー氏の言葉です。

I have no plans to retire.
It’s the perfect combination of work and play that keeps you young.
If I quit work it would be the beginning of the end for me.

「私には引退する予定はない。仕事と遊びの完璧なコンビネーションが若さを保つことになるから。もし仕事をやめたとしたら、それは私の終わりの始まりになるだろう。」

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書評 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 ブレイディ みかこ

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 ブレイディ みかこ


私がこの本を知ったきっかけは、NHK「おはよう日本」での紹介でした。

エンパシー

というキーワードに「!!!」となったのです。 すぐに、アマゾンでポチりました。

他にも、「あさイチ」、「めざましテレビ」、「王様のブランチ」などで紹介されています。



エンパシーとは、他人の感情や経験などを理解する能力のことです。 シンパシーと言葉は似ていますが、意味は違うものです。

エンパシーとは、「自分がその人の立場だったらどうだろうと想像することによって誰かの感情や経験を分かち合う能力」なんです。

一方、シンパシーは、「かわいそうな立場の人や問題を抱えた人、自分と似たような意見を持っている人々に対して人間が抱く感情」のことなのです。


そして、読んでみるとわかると思いますが、主人公である中学生の息子が、鋭く、賢いんです。 息子の放つ言葉が、胸に鋭く刺さります。ものすごく深いそれでいて温かい秀逸な表現なんです。

エンパシーについて、息子は「他人の靴を履いてみること」と表現しています。

他人の靴を履いてみること

なんてすばらしい表現なのでしょう!



『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は、ノンフィクションとのことなのですが、イギリスの差別問題、いじめ、LGBTQなどをテーマにした本です。

しかし、読んでいてとても気持ちよいのです。 中学生の主人公のふるまいが、すがすがしく、爽快なんです。

一部、カタカナ英語が多いので理解しづらい部分もありますが、ぜひとも子どもにも読ませたい本の一つになりました。さすがに大賞をとっただけのことはありますね。

最後に「ブルー」の色は別の色に変化しますよ。



ブレイディ みかこさん

  • 1965年福岡市生まれ
  • 96年からブライトン在住
  • 英国で保育士資格を取得
  • 保育士 ライター コラムニスト


受賞

  • Yahoo!ニュース本屋大賞2019
  • ノンフィクション本大賞受賞
  • 第73回毎日出版文化賞特別賞受賞
  • 第2回八重洲本大賞受賞
  • 第7回ブクログ大賞 エッセイ・ノンフィクション部門受賞


なんと、下記のサイトで、試し読みができます!

4章分全文公開『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ

書籍を読んていただかないとわからない所があると思いますが、ちょっとだけ私がエンパシーを感じた内容をご紹介します。ネタバレ含みます。



この本はそんな息子や友人たちの中学校生活の最初の1年半を書いたものです。 正直、中学生の日常を書き綴ることが、こんなに面白くなるとは考えたこともなかった。

というところから物語は始まります。


  • (息子)エンパシーとは何か「自分で誰かの靴を履いてみること
  • これは、英語の定型表現で、他人の立場に立ってみるという意味

  • シンパシーは、自分で努力をしなくとも自然に出て来る
  • エンパシーは、人々が何を考えているのだろうと想像する力
  • シンパシーは感情的状態、エンパシーは知的作業


  • (息子)「善意は頼りにならないかもしれないけど、でも、あるよね」


  • (貧乏の子ティム)「でも、どうして僕にくれるの?」
  • (息子)「友だちだから。君は僕の友だちだからだよ

  • おそらく泣いているティムに対して
  • (息子)「ティムも母ちゃんと一緒で花粉症なんだよね。晴れた日は つらそう」
  • (息子)「うん。今日、マジで花粉が飛んでるもん。今年で一番ひどいんじゃないかな」


  • 私が吹き出して笑った所
  • (息子)「グランダーッズ・ボンザーイ、ウウウ、グランダーッズ・ボンザーイ、ウウウー」
  • 「祖父の盆栽」というロックソングを作って歌っている


  • 授業でFGMについてのビデオを見せられて
  • 心配と偏見も紙一重なら、予防と偏見にも紙一重のところがある」


  • DVDを家族で借りに行ったとき
  • 「質問があったらこちらに聞いてください。他の人には聞かないでください
  • 片言日本語なので、店員さんに怪しまれての表現


  • (母)「人間って、よってたかって人をいじめるのが好きだからね」
  • (息子)「僕は、人間は人をいじめるのが好きなんじゃないと思う。罰するのが好きなんだ


  • LGBTQQとは、異性愛者か同性愛者かまだわからないひと


  • (母)「これって、そういう勝ち負けの問題なの? いじめって、闘いなの?」
  • (母)「闘いにしたほうが、一方的にやられているよりも屈辱的じゃない、っていう考え方じゃないかな」


  • 同じように差別された経験をもっていればもっているだけ、無意識のうちにもこの「仲間感」は強くなる
  • 人種差別というものは、他人に嫌な思いをさせたり、悲しい思いをさせるものだが、それだけではなく、怒りや「仲間感」で帰属意識を強め、社会を分裂させることにも繋がるもの



  • 「いや、XXXXXって、もちろん『環境問題』とか『嫉妬』とかいう意味もあるけど、『未熟』とか『経験が足りない』とかいう意味もあるでしょ」

  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとXXXXX。いまのところは。
  • きっとこの色は、これからも変わり続けるに違いない
  • XXXXXのところはぜひ書籍を手にとって見てください。


『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 ブレイディ みかこ

「幸せセミナー」を聴講 50歳過ぎたら幸せになるだけ!

幸せセミナー」を聴講しました。 登壇者は、前野隆司さん、永田公彦さん、中村悟さん(ヤフー)です。

前野さん、永田さんは、たくさんの本を書いています。中村さんはYahooの方です。


「幸せセミナー」は、下記の3つです。

  • 『幸せの醸成と意識の成長~人はいかに成長すべきか!?』 前野隆司さん
  • 『働き方、文化的コンフォートゾーン、そして幸せ』永田公彦さん
  • 『マインドフルネス実践と幸せ4因子の関係性』中村悟さん



気になったお話のエッセンスをご紹介します。


大意を意識する

朝礼などで、会社理念の共有をすると、本来の大きな目的が明確になり、目の前の仕事に悩まなく、やりがいを持ちやすくなる。


上司は、細かいことを言っているとよくない

部下に任せ、権限委譲すると、上司はチェックを頻繁にすることがなくなり、その時間を今後の未来のために使える。部下は上司に色々言われないので自分の個性を発揮できる。WinWinの関係。


幸せグラフ

縦軸に「幸せ度」、横軸に「年齢」としてグラフを描くと、40歳代、50歳代が底で、スマイルカーブになっているそうです。つまり、50歳過ぎたら幸せになる一方なんです。なんだか嬉しい情報ですね。

20歳代、30歳代の方は、幸せを感じるまでもなく、忙しく充実していると前向きに捉えていただければよいと思います。



幸せ因子は4つある


「自己実現と成長の因子(やってみよう因子)」

  • 夢や目標を叶えた人は幸せ
  • 夢や目標を持っている人は幸せ
  • 成長し強みを見つけた人は幸せ


「つながりと感謝の因子(ありがとう因子)」

  • 色々なことに感謝する人は幸せ
  • 親切で利他的な人は幸せ
  • 多様な友人を持つ人は幸せ


「前向きと楽観の因子(なんとかなる因子)」

  • 自己受容できている人は幸せ
  • 楽観的でポジティブな人は幸せ
  • 細かい事を気にしない人は幸せ


「独立と自分らしさの因子(ありのままに因子)」

  • 人の目を気にしすぎない人は幸せ
  • 自分らしさを持っている人は幸せ
  • 自分のペースを守る人は幸せ



幸福度診断できます。

4つの幸せ因子も含んだ幸福に相関する項目の診断です。 全国平均と比べて「幸せの形」を見える化してくれます。 ちなみに、私は平均に比べて成長意欲が高かったです。

幸福度診断 Well-Being Circle

文句を言う人には、大人の対応を

いっつも、文句を言ってくる上司、ちょっと機嫌が悪いとすぐ文句を言う妻や夫、しかも過去の過ちも、いかにも今やったように永遠とつづく愚痴。

さて、このような人に対してどう対処しましょうか?


文句を言う人の傾向

  • プライドが高い
  • 自分は優秀だと思っている
  • 他人ごと
  • 完璧主義
  • 自分の思うとおりにふるまう
  • 相手の気持ちが読めない
  • 相手の気持ちを考えない
  • 差別区別をする
  • 上と下で態度が異なる
  • 自分より下だと思っている

こんなところでしょうか。



上司:「なんで、予定通りできなかった?」「こんなの簡単じゃないか?」
部下:「そんな事いうなら、やってみてくださいよ!」

妻:「なんなの、この洗濯の干し方、ちゃんとやってよ」
夫:「せっかくやってやったのに、じゃ、お前がやれよ!」

と言えるはずもなく、言ってしまったら降格決定、大喧嘩の始まりです。



相手の立ち場に立てない、他人ごとの上司や妻(夫)に対しては、自分ごとにしてしまえばいいのです。 つまり、主語を複数形にしてしまうのです。


「部長と一緒に練ったスケジュールは、あまかったですね」
「洗濯の干し方、もう一度教えて」「1回、一緒に干してくれない」


うまく、主語を「私たち」にできない場合もありますが、もしできれば「あなたにも責任があるんですよ」と暗に示すことができます。

ちょっと苦手な上司への報告であれば、他の私たちを作っておきます。 少し話せる第三者に事前にネゴをとっておき、しっかり説明し仲間に取り込んでしまいます。そうすればその人がフォローしてくれるかもしれません。



文句を言う人は、自分が思っている答えではない場合、不満を持ちます。 文句を言う人が期待する態度や答えを返せた場合は、とてもうまくゆくのですが、人の心は読めませんので、そうそううまくはいきません。

会話の中で答えを探りながら進めるしか無いのです。


文句に対して、ダイレクトにぶつかる必要はありません。

キャッチボールで、ボールをキャッチするとき、ボールを取る瞬間、受け手をちょっと引きますよね。これは、衝撃を吸収し上手にボールをキャッチするためです。

会話も同じです。一旦受け止めてから切り返します。いわゆる「YES、BUT」話法です。


妻:「なんなの、この洗濯ものの干し方、ちゃんとやってよ」
夫:「確かに、これじゃ乾かないね、でも一生懸命、俺なりにやったんだよ」


相手の怒りや欲求はすべて解消できませんが、少しは和らぎますし、こちらは大人の対応ができ余裕を見せつけることができます。

どうしても切り返せない場合は、「次回までに検討しておきます」で逃げるのも一手です。興奮状態のまま議論するより、あらためて作戦を立てられ、次回に望む事ができます。


また、必ず文句を言ってくる人に対しては、文句を言いたい人なのです。何かしら苦言を言うことで、上司気取りをしたいのです。そんな場合には、小さな文句箇所を予め作っておきましょう。そこに相手の気をそらしておき、時間を使わせ、残った少ない時間に、さっと本題を通してしまうのです。

先週と異なることを言う上司もいますね。その場合の対応は簡単です。 議事録を残しておき、その議事録を見ながら、その議事録前提で話を進めればよいのです。



文句を言ってくる人に対しては、ダイレクに勝負はせず、合気道のように、相手の力を利用してうまく交わし、そのまま、相手の力を利用してうまく対応するのです。

とはいっても、難しいですね。

相手の気持ちは制御できないので、相手の真意を探りつつ、相手のペースに巻き込まれず、話す速度も相手とわざと変え、やんわりと「大人の対応」をすると良いです。

相手を子どもにみたて、私は上のほうから見守っているようなイメージで「大人の対応」と、自分に言い聞かせて望むと気持ち的に楽に対処できます。



参考:言い返す技術