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書評 『一瞬で運命が変わる成功法則』 植西聰

『一瞬で運命が変わる成功法則』 植西聰


著者の植西聰さんは難しい字ですが「うえにし あきら」さんと読みます。 『一瞬で運命が変わる成功法則』によると、願望欲望をうまくコントロールすると良いそうです。願望と欲望は何が違うのでしょうか?



植西聰さん



願望とは

  • 夢や希望
  • 理性で比較的冷静に考えたもの
  • 例えば、「大金持ちになりたい」「痩せたい」


欲求とは

  • 本能的な衝動
  • 例えば、「食欲」「性欲」「睡眠欲」


成功するためには

  • 欲求で動かず、願望で動く
  • 願望を強く念じ、欲求は抑える



私は、願望をかなえるためにやりたいことがたくさんあるのですが、いつも眠気に負けてしまっていました。 やる気を出す方法やモチベーションを高める方法はよくあるのですが、「やる気があるのにできない」ことがよくあります。今回、その原因がわかりました。

やる気はあるのですが、欲求である「睡眠欲」に襲われて、願望につながる行動が阻止されてしまうんですね。


成功者は、願望達成のために欲求を抑えることができる人なのです。成功者になるには相当の努力が必要ですね。

欲求を抑える方法」について今度考えてみたいと思います。



『一瞬で運命が変わる成功法則』 植西聰

書評 『文章を整える技術 書いたあとのひと手間でぜんぜん違う』 下良果林

『文章を整える技術 書いたあとのひと手間でぜんぜん違う』 下良果林


文章を機械的にチェックするツールはいろいろありますが、そもそも良い文章を書けるようにならないといけません。 今回は、『文章を整える技術』から学んでみました。



下良果林さん

  • 早稲田大学社会科学部卒業
  • 大学在学中に女性月刊誌のフリー編集者として契約
  • Web編集者として商品ページ、Webコラム、メールマガジンの執筆
  • 年始販促の企画がヒットし、1本あたり最大7000万円以上当時最高額の売上を記録
  • ローソンにてECショップの新規立ち上げ・運営担当を経て、LPや販促チラシ、メールマガジンの執筆
  • 「引きつける」「売れる」「申込みが来る」文章力を確立
  • 独立し、ライター・編集者として、大手企業へのインタビュー記事やLPの制作、メールマガジンやブログの執筆代行



なぜ、あとから見直してみて「うわっ!」と思う文章になってしまうのか

  • 時間をおいてから読み返してみると、文章のつながりの悪さや誤字脱字、表現の重複が目立つ
  • 書いてから十分な作業をせずに終えてしまうから
  • 書いたあとにするべき作業、それが「推敲」
  • 文章をじっくり吟味し、より良くするために何度も練り直すことを「推敲」と呼ぶ


二次稿 = 一次稿マイナス10%

  • 悪くはないが、冗長
  • もっと切りつめたほうがいい
  • 文章を「足す」のではなく「削る」
  • テンポをよくするには、刈りこまなければならない


推敲が大切

  • 時間と手間をかけて推敲されたものは「納得性」となって作品に現われてくる
  • 文章のプロほど「書いたあと」の作業、すなわち推敲を大切にしている
  • もしかしたら、文章のプロは「文章が上手い」のではなく「手直しにじっくりと時間と手間をかけ、文章を読みやすく整えている」だけかもしれません


推敲とは読者への「思いやり」

  • 読み手に対する親切心をもって、どの表現がもっとも読者に伝わりやすいかを徹底的に考え、手を入れる
  • 書いている間は読者のことまでは考えられないが、書き終わったら読者になった気持ちで読み返す
  • 「思いやり」のない文章が、読み手に好印象を与えられるはずはない
  • 思いやりの心をもって文章を読みやすく整えることが重要



文章も、相手の立場に立つことが大切なんですね。



『文章を整える技術 書いたあとのひと手間でぜんぜん違う』 下良果林

思い込んでいませんか? 思い込みで制限するのはやめましょう。

サーカスなどにいる象は、くさりにつながれていて逃げないようになっているのですが、象が本気を出したら簡単に逃げることができてしまいます。

それでも象が逃げないのは、小さいときに何度も逃げようとしたができなかったという過去の思い込みがあるからです。 このお話は、結構有名なので知っている方は多いはずです。


子どものころの夢を思い出してみてください。

「パイロットになる」「サッカー選手になる」「作曲家になる」などの夢を持っていたと思います。私は本気で「ウルトラマンになる」という時期もありました。

でも、そのあこがれは薄れてしまったのではないでしょうか。大人になるにつれて現実がわかってくると「無理だよね」と決めつけてしまいます。

成功できる人は「本当は無限の可能性が広がっている」ということを信じています。


ノミはびっくりするくらいジャンプできますが、小さな容器に入れてジャンプの度にぶつかっていると、容器から出してもその高さまでしかジャンプしなくなります。


盆栽の松は海岸に生えている立派な松と同じです。盆栽という小さな容器に入れているから、あのサイズで成長が止まるのです。



思い込みで、自己制限をかけてしまうと、そこで止まってしまうのです。

無限の可能性を信じて、思い込みを捨て去りましょう



参考:

ToDoリストを書いてメリハリのある生活を

ToDoやることリストですが、優先順位、つまりプライオリティ順にこなしてゆくことが大切です。

プライオリティは毎日変化しているものです。なので毎日見直し、優先順に変化があったら入れ替えましょう。


どうしてもやりたくない事、やる気がでないToDoもあります。 やりたくないことを単独でやろうとするから、どうしてもやりたくなくなるんです。

その場合には、ちょっとアレンジして、快感につながるToDoにしてしまいます。 つまり、やりたくない事と快感になることをセットにしてToDoにするのです。

例えば、「ブログ記事を1つ書いたら、チョコを食べる」「運動したらビールを1杯」「7日分運動したら、ケーキ」など、ご褒美をセットにします。

どうしてもやらなければならない、やったほうがいいToDoで、いつも後回しにしているのであれば「ご褒美セット作戦」で乗り切りましょう。



生活にリズムがあると、メリハリがでて快活に過ごせます。ToDoリストはこのリズムなのです。 そして、その1つ1つのリズムを積み重ねていくと、目的というメロディができあがります。

このメロディを作り上げるために、「習慣」という日々無理のない流れを作り、習慣を作るために心地よいリズムである「ToDo」をこなしてゆくのです。


ただがむしゃらに突き進むのではなく「習慣」にすることで、毎日歯を磨くように、自然な流れに従って無理なくこなしていけます。 ただ自然の流れに従いながら、その一瞬一瞬に集中していくのです。

正しく必要なToDoさえあれば、良いメロディは、ToDoをリズムよくこなしてゆくだけで実現します。 リズムよくこなすということが「習慣」なのです。


目的を達成できないToDoならいりません。逆に、NotToDoを作り悪い習慣をなくし、トンネルを両側から掘るように同時にすすめると、早く目的に到達できます。

ただし、目的を合わせておかないと、別のトンネルが2本できてしまうので、ToDoとNotToDoはマッチするように気をつけてください。

新しい習慣を作り上げていくよりもむしろ、悪い習慣を捨てるほうが難しいので、徐々に少しずつで良いです。チョコを食べるのを我慢したければ、先程の「ご褒美セット作戦」と組み合わせれば一石二鳥です。



ToDoを考えて書くのはちょっと面倒ですが、目的のためであれば最短経路へのバス停のような道標があったほうが楽ですよね。 うまく、ToDoを生活に取り入れてみましょう。


私は、GoogleのToDoアプリを使っています。目的のため以外に、備忘録としても使っています。 GoogleのToDoアプリは、パソコンとスマホで連携できて、しかも簡単に入力できるし、期限も設定できるのでToDoツールとしておすすめします。



参考:『TIME HACKS! 劇的に生産性を上げる「時間管理」のコツと習慣』 小山龍介

相手の時間を考えてあげる

「忙しい、忙しい」「計画を立てよう」など、いつも自分の時間を考えることはしていますが、相手の時間を考えることはあまりしませんよね。


待ち合わせ場所に行くのに、10分遅れる場合、連絡する人と、10分ぐらいいいよねと連絡しない人がいます。時間の感覚は人それぞれですが、相手のことを考えると連絡してあげたほうが安心しますね。

その場合、「ちょっと遅れます」と連絡するよりも「あと10分で着きます」と言ってあげたほうが親切です。 「あ、10分あるならちょっとトイレ行っておこうかな」と相手の時間を無駄にしないようにできるからです。


机にメモを置く場合も同じですね。

食事中」というメモでは、いつ戻るのかわかりませんが、「13時30分に戻ります」と書いてあれば明確です。


お店も同じです。

準備中」という看板をよく見かけますが、定休日や開店時間も併記しておかないと、いつも準備中のときに来てしまうお客さんがいたら、来なくなってしまいます。


「そこまで言わなくてもいいじゃない」と思うものでも、相手の時間を大切に思っていれば必要なことかもしれません。



私の体験でも、よりよくなった例があります。

もうすぐご飯だから」と言っても、子どもはすぐに来ません。

そこで、「あと15分でご飯できるよ」と時間も添えて伝えたところ、何度も呼ばなくても、15分たったころ自分からくるようになりました。

これはいろいろ応用できます。休みの日など、朝ぐずぐずなかなか起きない場合は、「あと何分で起きるの?」と自分からリミットの時間を言わせるのです。すると、スイッチが入るのか、結構自分から起きるようになります。



自分にとっても良いことがあるので、相手の時間を有効に使える工夫をしてみましょう。


参考:『自分を変える 超時間術』 中谷彰宏

書評 『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』 ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド

『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』 ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド


『FACTFULNESS』は、おそらく歴史に残るベストセラーではないでしょうか。 世界では、200万部超えの大ベストセラーですので。

オリエンタルラジオの中田さんも「これは読んでおかなきゃいけない」と言っている通り、私も「読んでおかなければ」と思って、即買って読んでみました。


ビル・ゲイツ氏も、オバマ氏も大絶賛とのことですが、私の率直な感想としては「そんなに世界は悪くない」ということがわかりましたが、とくに本棚においておくべき本では無いなという印象です。


ファクトフルネスとは、「思い込みで世界を見ずに、正しいデータを元に世界を見ましょう」ということです。



ハンス・ロスリング氏

  • ウプサラ大学で統計学と医学を学ぶ
  • 聖ヨハネ医科大学で公衆衛生を学ぶ
  • 医師、グローバルヘルスの教授
  • 神経が麻痺する病気を発見(コンゾ)
  • 経済発展と農業と貧困と健康のつながりについての研究
  • 世界保健機構やユニセフのアドバイザー
  • スウェーデンで国境なき医師団を立ち上げ
  • ギャップマインダー財団を設立
  • フォーリン・ポリシー誌からグローバル思想家100人のひとりに選ばれた
  • ファスト・カンパニー誌から世界で最もクリエイティブな100人のひとりに選ばれた
  • タイム誌が選ぶ世界で最も影響力の大きな100人に選ばれた


オーラ・ロスリング氏、アンナ・ロスリング・ロンランド氏

  • オーラはハンスの息子
  • アンナはその妻
  • ギャップマインダー財団の共同創設者
  • アンナとオーラが開発した「トレンダライザー」というバブルチャートのツールをグーグルが買収
  • グーグルでオーラはパブリックデータチームのリーダー、アンナはシニア・ユーザビリティデザイナー
  • 無料教育ツールを開発



つかみ

  • 小さい頃の夢はサーカスの団員になること
  • 剣飲み芸人をめざしていた


という話から始まり、つかみは抜群です。いくつかの問題を提示し、その回答の統計がランダムで選んだ回答よりも低い、つまりチンパンジー以下であると主張します。



アップデートが必要

  • これは、アップデートの問題
  • 持っている知識は、数十年前からアップデートされていない
  • 彼らや彼女らの先生が、学校に通っていた時代の知識が、そっくりそのまま受け継がれている
  • あなたは世界について何も知らない、裸の王様
  • 人々は、悲観的な先入観を持っている
  • 世界のことについて考えるとき、無意識に自分の世界の見方を反映させてしまう
  • だから、世界の見方が間違っていたら、正しい推測もできない



ファクトフルネスを読めば

  • この本は、心を穏やかにしてくれる
  • 世界はあなたが思うほどドラマチックではない
  • 間違った思い込みをやめ、事実に基づく世界の見方ができるようになる
  • 世界が想像とはまったく違っていること、解決不可能に見えた世界の課題がすでに解決していることを伝える
  • この本を読み終えたら、心が軽くなり、前向きになり、世界に希望が持てるようになるはず



恐怖と危険は違う

  • めったに起きないことのほうが、頻繁に起きることよりもニュースになりやすい
  • 頭の中は、めったに起きないことの情報で埋めつくされていく
  • メディアや自身の関心フィルターのせいで、恐ろしい情報ばかりが届いている
  • 世界は、実際より恐ろしく見える
  • 恐怖本能を抑えるには、リスクを正しく計算する
  • リスク = 危険度 × 頻度(言い換えると「質」と「量」の掛け算)
  • つまり「恐ろしさ」はリスクとは関係ない
  • 「恐怖」と「危険」はまったく違う
  • 恐ろしいと思うことは、リスクがあるように「見える」だけ
  • 危険なことには確実にリスクがある



割り算

  • 割合を見ると、量を見た場合とはまったく違う結論にたどり着く
  • たいていの場合、割合のほうが役に立つ
  • 特に、違う大きさのグループを比べる場合
  • 国や地域を比較するときは「ひとりあたり」 に注目する



ひとつの視点だけでは世界を理解できない

  • 数字がなくては世界はわからないし、数字だけでも世界は理解できない
  • 政府がなければ国は運営できないけれど、政府がすべての問題を解決できるわけではない
  • どちらか一方が正しくて、もう一方がかならず間違っているわけではない
  • どちらもいいし、ケースバイケース



犯人ではなく、原因を探す

  • 物事がうまく行かないときに、責めるべき人やグループを捜してはいけない
  • 誰かがわざと仕掛けなくても、悪いことは起きる
  • その状況を生み出した、絡み合った複数の原因やシステムを理解することに力を注ぐべき



最後に、著者が述べている10の本能をあげておきます。


10の本能

  1. 分断本能 → 大半の人がどこにいるか探そう
  2. ネガティブ本能 → 悪いニュースのほうが広まりやすいと覚えておこう
  3. 直線本能 → 直線もいつかは山があることを知ろう
  4. 恐怖本能 → リスクを計算しよう
  5. 過大視本能 → 数字を比較しよう
  6. パターン化本能 → 分類を疑おう
  7. 宿命本能 → ゆっくりとした変化でも変化していることを心に留めよう
  8. 単純化本能 → ひとつの知識が全てに応用できないことを覚えておこう
  9. 犯人捜し本能 → 誰かを攻めても問題は解決しないと肝に銘じよう
  10. 焦り本能 → 小さな一歩を重ねよう


『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』

人それぞれ興味共感するものが異なるということを理解する

自己啓発本をよく読む方は、相手の気持ちを考えたり相手の気持ちを変えることが難しいということを知っています。だからこそ自分が変わろうと努力もします

しかし、変わってほしいと思っている人に限って自己啓発本は読んでくれません。 だからこそ人を変えることは難しいとも言えます。



だれでも一度は「相手の気持ちを考えて行動しましょう」と先生に言われてきましたよね。

「相手は今どうゆう気持ちなんだろうと」と思うことができる人は、普段から相手の気持ちを考えている人です。 この記事を読まれている方もそうですね。

相手の気持ちに鈍感の方は、興味もなければ、なぜそんなことを考えなければならないのかすらわからないので、いつまでたっても空気の読めない人のままなのです。


自分のことは興味がなくても、子どもに対しては興味をもつ場合があります。 以前書いた記事があるので参考にしてください。

自己啓発本を読まない人には、子育て本を読んでもらう


自分が興味がなければ、受け入れるのがとても難しいのです。 自己啓発だけでなく、世の中あらゆるものに対して、そう言えます。

「マスクを付けましょう」と言われても、「別にいいじゃない」と思う人にとっては愚問なんです。 逆に普段からマスクを付けている人にとっては、マスクを付けることが当たり前なのです。

「ゆとりを持ちましょう」と言われても、過労死してしまうほど働いている人はゆとりというものを知りません。


自己啓発本を読んでいるから偉いというわけではなく、人それぞれ興味共感するものが異なるということが大事なのです。

そのことを理解していれば、「あ、もうちょっと興味をもってみようかな」「この人はこの件については興味がないようなので別の線で攻めてみよう」などと、変化球を使えるようになります。いつも正論という直球だけではうまくゆかないのです。



当たり前のことなのですが、人は自分と違います

人それぞれ興味共感するものが異なるということをわかっていれば、いろいろなコミュニケーションの場で、ヤキモキすることはなくなるでしょう。