人に直接褒められるといい気分で、嬉しくなりますよね。

しかし、自分がいないところで、自分に対して褒めている話をたまたま聞いたとしたらどうでしょう。 より嬉しいのではないでしょうか。これが間接褒め効果です。


人は、直接言われたこと以上に小耳にはさんだことを信じる傾向があります。

誰かが自分のことを褒めているのを偶然耳にすると、褒め言葉の効果は何倍になるのです。逆に、批判的な言葉も何倍ものインパクトがあるので、くれぐれも注意をしてください。


間接褒めは、子どもに対しては、より絶大な効果を発揮します。

口調は、ささやくように、でも子どもにしっかり聞こえるように言います。 ただし、子どもに気づいていないふりをしましょう。たまたま話が聞こえたと子どもに信じさせることが肝心です。

  • 「今日、自分で食べたあと、ちゃんと洗ってたんだよ。びっくりだよ」
  • 「今日ね、あの子は私に言われなくても犬にエサをやったのよ!」
  • 「このまえ、食事に行ったとき、ちゃんとごちそうさまでしたって会計のとき言ったんだよ」


自分が良く言われているのを耳にすると、子どもの瞳と顔がぱっと輝きます。こっそり覗いてみてください。

子どもを褒める話をするときは、同じ内容の話を複数の人に話すと更に効果的です。 子どもは、何度も褒めているのを聞くと、本当に心からそう思っていると思い、とても嬉しくなるのです。

褒めることで、子どもは良いことを重ねてゆき、素晴らしい思いやりのある子どもに育つのです。


ぜひ、試してみてください。



以前ご紹介した記事も参考にしてみてください。

「間接褒めで、第三者を感謝させることで、好循環が生まれる」



2019/06/17