下を向いて歩いていませんか?

ラッシュ時の駅を想像してみてください。

下を向いて歩いていては、なかなか進めないし、 人にぶつかってしまうかもしれません。

顔を上げ、背筋を伸ばし、 全体を見て、人の流れに注意しながら歩かないといけませんね。


足もとを見ず、携帯やスマホを見ず、先の方を見ます。
近くの障害物がぼけてしまいますが、 視野が拡がり、全体が良く見えるようになります。

近くの障害物は、無意識によけられるようになり、 目標に向かって、スムーズに歩いて行けるのです。



物事に、深くフォーカスするということはとても大事ですが、 常に、全体をうっすら把握していることも必要なのです。


格闘技の世界では、八方目という言葉があります。

八方目とは、相手の手や足だけを見るのでなく、 四方八方、全身を視野に入れて見るということです。

手だけ集中して見ていても、足で蹴りが飛んでくるかも知れません。 ぼーっと、相手の胸のあたりを見るようにし、 どんな攻撃でも、すぐに対応できるようにするのです。



一般的に、鳥の目、虫の目、魚の目というものがあります。

  • 虫の目:部分の把握、ミクロ、現場
  • 鳥の目:全体の把握、マクロ、俯瞰
  • 魚の目:流れの把握、トレンド、変化


どの視点も大事ですが、時代の流れをつかみ、 俯瞰が出来ていることが前提です。 つまり、鳥の目や魚の目を持つことです。


ちょっとおもしろい映像があります。 まさしく、パリを俯瞰した映像です。 ワシにウェラブルカメラを付けてパリの上空を飛ばしています。

Flying eagle point of view - YouTube



木を見て森を見ず」という言葉があるぐらい、 鳥の目は大切な視点です。

自分の現在の位置ゴールまでの道筋など、 最初に、全体像の把握をしっかりしましょう。

目標達成のために、物事にフォーカスしすぎて、 あらぬ方向に行ってしまわないように、 自分の目指しているものがブレないように、 時たま、時間の流れや変化を感じ取り、全体を見直します


鳥の目、魚の目の視点を片隅に置き、 やるべきことにフォーカスして進めていけるようにします。

特に難しいことではありません。 日常では、自然にできていると思います。

組み立て家具の四隅をネジを締めるときは、 少しずつ全体のバランスを見ながら交互に締めていきますよね。

それと同じです。

全体を意識しつつ、物事をすすめていきましょう。 そして、周りの変化を感じとって、 適宜修正し、最短でゴールへ向かって行きましょう。

2015/03/07