TEDで有名な、ダニエル・ピンク氏の

  「やる気に関する驚きの科学

について、ご紹介します。

 

 

より良いパフォーマンスを出すためには、

報酬や罰ではなく、
自分自身のためにやるという意欲や、
それが重要なことだからやるという
内的動機が重要であるというのです。

 

 

世の中の仕事は、成功報酬的な動機付けが一般となっており、
みんな、それがあたりまえだと思っています。

しかし、いろいろな実験を繰り返した結果、
なんと!
逆に、報酬を約束したほうが、パフォーマンスが落ちてしまったのです。

 

不思議ですね。
普通、お金を貰えるほうが、やる気がでて、はかどりますよね。

実は、作業の内容に左右されるようなのです。

単純なルールや明確な答えがある場合は、成功報酬的な動機付けが有効
複雑で、クリエイティビティが必要な場合は、内的動機付けが有効

 

複雑で、クリエイティビティな作業の場合、
成功報酬のような外的動機付けをすると、

思考は鈍く、クリエイティビティは阻害され、
時には害にすらなってしまいます。

報酬というのは視野を狭め、心を集中させ、
可能性を限定してしまうのです。

 

単純でルーチン的な作業は、パソコンにより自動化され、
今後将来的に、必要とされる仕事は、
もっと右脳的でクリエイティブな、考える能力が求められていきます。

つまり、外的動機付けではなく、内的動機付けが求められる
仕事が増えてきているということです。

 

 

仕事だけではなく、自分の幸せのためにする作業は、
内的な動機付けにもとづくアプローチが必要なのです。

重要だからやる、好きだからやる、面白いからやる、
自分で決めてやる、上達したいからやる、何かのためにやる

というように、自主性成長目的が必要なのです。

 

 

例えば、

Googleでは、「20%の時間」を採用しています。
仕事時間の20%を何でも好きなことに使うことができるんです。
自分の裁量で、なにをやってもいいのです。

GmailやGoogle Newsなどは、この20%の時間から生まれました。

 

Web上の百科事典であるWikipediaも、良い例ですね。
報酬がもらえるわけではないのに、爆発的な成長と成功をしました。

 

 

自主性、成長、目的をもった内的動機付けで、
高いパフォーマンスを得て、幸せをつかみましょう!。

 

 

ダニエル・ピンク (Daniel Pink)
「やる気に関する驚きの科学(TED)」 - YouTube

2014/05/27