子どもに、やる気を出させるのはとても難しいですよね。


言葉で「勉強やりなさい」と言っても、
「あとでやる」、「ゲームが終わってから」など、
素直に聞いてくれません。

 

子どもの気持ちを、親が無理やり変えるのではなく、
自分から、自然に気持ちが変わるようにします。

「変える」のではなく、
自ら「変わる」です。

 

つまり、習慣や環境を変えることで
その気に持ってゆきます。

環境の例ですと、
大人でも、机が散らかっていたら、
まず整理しないといけないので、
やる気が無くなってしまうときがありますよね。

習慣の例では、
歯を磨くことは、とても面倒ですが、
毎日続けられていると思います。
それは、習慣化されているからです。

 

大事なキーワードとして、

  「環境を整える」と「習慣化」を

意識して対応するとよいです。

 

 

例えば、
習慣化」では、
毎日、勉強する時間を決めます。

朝、学校に行く前に20分間。
学校から帰ったら、明日の準備を済ませる。
いろいろありますね。
面倒なことほど、習慣化が必要です。

 

環境を整える」では、
すぐに、勉強ができるように、テーブルの上をきれいにし、
計算ドリルや、筆記用具を用意しておきます。

 

「位置について、よーい、どん」の、
位置について、よーい」までやってあげます。
すると、勉強道具や筆記用具が目に入り、
自然に勉強モードになります。

勉強道具を並べておくことは、やる気を出すだけではなく、
これから、自分が何をやるべきかを一目で確認できますので、
とても有効な方法です。

小学校低学年の時は、
やることの優先度をつけたり、
計画を立てることは、とても難しいと思います。
そこは、親が補ってあげるようにします。

 

習慣化できるようになってきたら、
少しずつ自分で用意できるようにします。

いつまでも、王子様、お姫様では、
甘えてしまいますからね。

徐々に、大人が用意することを減らしていきます。

 

例えば、椅子の背もたれに袋をつけて、
勉強道具を入れておきます。

次からは、ここから自分で取り出して、
勉強に取り組むようにします。

近くに本棚があれば、すぐ取り出せるように
準備しておくのもいいですね。

 

 

まずは、「環境を整える」と「習慣化」を意識して
焦らずに子どもと向きあってみてはいかがでしょうか。

もちろん、大人でも、この方法は有効ですよ。

 

 

  ありがとうございました。

2012/01/02